864 名前:もしもアムロの代わりにシャアが兄弟だったら 1/3投稿日:2006/04/17(月) 21:02:27 ID:???
朝、8:13 廊下
ロラン「今日は日曜日…。なのに、どうしてみんな朝早いのかなぁ。まあ、朝ごはんを皆で食べられて良いけど」
ピンポーン
ロラン「はーい」
ガチャ
ロラン「あ、おはようございます。近所に住んでる赤の他人のアムロさん」
アムロ「やあ、ロラン君。早くからすまないね。シャアは 生 き て る かい?」
ロラン「えっと…、あ、とりあえず、あがってください」
アムロ「ああ、お邪魔するよ」

同時刻、台所
ヒイロ「…そうか。やはり、ロラン兄さんの部屋に盗撮カメラを仕込んでいたのか」
シロー「またか!? シャア兄さん! いい加減にしてくれよ!」
クワトロ「今の私はクワトロ・バジー…」
カミーユ「そんな兄弟修正してやる!」
シン「あんたって人はああぁぁぁ!!」
ドモン「俺のこの手が(以下略」

殴打音撲殺音爆発音悲鳴悲鳴悲鳴―――。

8:15 居間
コウ「あ、アムロさん。おはようございます」
アムロ「おはよう、コウ。今日も君の兄弟は元気だね」
コウ「アハハハハ…(乾いた笑い)」
アムロ「それで、今日はあいつは何をしたんだ?」
コウ「…説明するまでもないと思います…」
アムロ「まさか、手を出したりはしないと思うけど…」
ジュドー「あ! アムロさんだ!」
ウッソ「本当だ! お久しぶりです!」
キラ「え!? アムロさん!?」
シュウト「じゃあキャプテンも!?」
アムロ「やあ、4人とも、久しぶりだね。それと、キャプテンは今日は連れてきてないんだ」
シュウト「えぇー」
アムロ「すまないね。今度来たときはつれてくるよ」
ジュドー「そうだ! その時νガンダム見せてくださいよ! あの新型の!!」
ウッソ「あ! 僕だってハロの新しい機能を…」
キラ「あ、あの、僕も…」
アムロ「はは。良いけど、順番に頼むぞ」

865 名前:もしもアムロの代わりにシャアが兄弟だったら 2/3投稿日:2006/04/17(月) 21:03:12 ID:???
同時刻 台所
ロラン「えーっと、とりあえず、どうなりました?」
シロー「…カミーユが殴って、シンが傍の椅子で殴打して、ドモンがとどめをさした」
ロラン「と、とどめって…(汗」
シロー「いや、『ひいとえんどお』って叫んでたし」
ロラン「って、ミンチより酷いですよ! コマンダーも見てないで助けてあげてくださいよ!」
コマンダー「悪いが、自ら死地に入るような趣味はない」
アル「なーにー? 見えないよー、コマンダー」
ロラン「アル! 見ちゃいけません! コマンダーはそのままアルを連れて台所の外に! それに、3人とも、少しやりすぎです!」
ドモン「何言ってるんだ! このくらいはやらないと、シャア兄さんは黙らないだろう!?」
カミーユ「実の弟を盗撮するなんて間違ってる!」
シン「俺たちは間違ってない!」
ロラン「でも!」
シロー「まあ、とりあえず、皆落ち着けよ。あと、いい加減復活してるだろ? クワトロ兄さん」
クワトロ「フッ。流石だな」
ロラン「分かりましたから、シャ…クワトロ兄さんは居間に行ってください。アムロさんが待ってますよ」
クワトロ「ム!? もう、そんな時間か!」
カミーユ「アムロさんが来てる!?」
ドモン「今日は何か用事でもあったのか?」
クワトロ「ああ。ラー・カイラム社と一時提携を組むかもしれんからな。その簡単な話し合いだ」
シン「何でそんな大事なこと言わないんだよ!」
カミーユ「そうだ! だったら、ミンチになんてしなかったのに!」
クワトロ「…シロー、どうして、弟たちは私よりアムロに懐いているのだろうか」
シロー「兄さんの日ごろの行いのせいだろ。それに、ザク好きは兄さんとアルだけだし」
クワトロ「…」
ロラン「それに、あまり家の中では仮面をかぶったり名前を変えたりしないでくださいね。アルやシュウトが真似しますから」
クワトロ「…」
ドモン「あと、手当たり次第にMSを赤く染めるのもやめてくれ。間違っても3倍の速さで動かないからな」
クワトロ「…」
シン「そうだよ! 俺のディスティニーも羽根だけならともかく全身赤く染めるし!」
クワトロ「…」
カミーユ「Zだって、3倍速で変形なんかできるはずないだろ!」
クワトロ「…」


8:25 玄関
ロラン「あ、お出かけですか?」
クワトロ「夕飯までには戻る」
アムロ「すまないけど、これは借りてくよ」
クワトロ「アムロ…、せめて物資代名詞はやめてくれ…」
アムロ「少しはしっかりしろ、全く。何で真っ白になって燃え尽きてるんだ?」
ロラン「あ、あの、あんまり深くは聞かないでくださいね」
アムロ「…君も大変だな。こんな馬鹿兄をもって」
ロラン「いえ。もう、慣れましたから。いろいろと…(涙」
アムロ「見損なったぞシャア! 日ごろから泣かせるようなことをしてるのか!?」
クワトロ「うぐぐっ。ご、誤解だ。アムロ。頼むからそう揺さぶるな! 刻が見える!」
アムロ「お前なんぞに見えてたまるか!!」
ロラン「二人とも、やめてくださいーっ!」


868 名前:もしもアムロの代わりにシャアが兄弟だったら 3/3投稿日:2006/04/17(月) 21:08:25 ID:???
5:15 ロランとカミーユの部屋
ロラン「やめて…って、あれ? 夢? うう。最近こんな夢ばっかりだ…」


8:10 台所
キャプテン「8時の方向に熱源反応、数2。これより…」
アムロ「待ってくれ、キャプテン。たまには俺がするよ。ヒイロ、ちょっとどいてくれるか?」
ヒイロ「任務了解」
アムロ「よいしょ。せーの、ガンダムハンマー×2!!」
シャア&グエン「「(すさまじい悲鳴×2)」」
 鎖を片手に1本ずつ持ちながら、二人の居る庭に下りるアムロ。
アムロ「…毎日毎日、よくもまあ飽きもせずに来るものだな。シャアにグエン」
シャア「ふっ。当たり前だ! それに今日は夢見も良かったからな!」
アムロ「そうか。こっちは物凄く後味の悪い夢だったよ。ヒトノオトウトヲナンダトオモッテル…」
シャア「な、何!? まさか、またなのか!?」
グエン「ま、待て! 話せば…」
アムロ「分かってたまるかあああああっ!!」

撲殺音破裂音殴打音ビーム音悲鳴悲鳴ハンマー音断末魔断末魔―――

ドモン「今日のアムロ兄さん、何だかやけに怒り狂ってるな」
シロー「確かに」
ギンガナム「ふはははは!! 絶好調である!!(アムロが)」
カミーユ「しかも、やけにシャアを念入りにミンチにしてるし…」
コウ「何かあったのかな?」
シーブック「なんとー! ファンネルまで!!」
ロラン「…」
アル「? ロランお兄ちゃん、どうしたの?」
ロラン「え? あ、いいえ。なんでもないですよ」

 夢のことは忘れようと心に誓ったロランであった。

869 名前:もしもアムロの代わりにシャアが兄弟だったら あとがき投稿日:2006/04/17(月) 21:10:03 ID:???
激しく今更ですが「もし~の代わりに~が兄弟たったら」シリーズに便乗させていただきました。
短くて、お眼汚しですが読み流していただければ幸いです。
では、失礼します。



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最終更新:2019年02月21日 14:18