184 名前:
ももたろう(学生版) :2013/01/20(日) 22:17:20.86 ID:???
シン「あらすじ。ドズルさんのとこの幼稚園と交流の出し物で、ももたろうをやる事になった。以上」
キラ「すごい簡単だね」
シン「他に説明のしようが無いだろ!?」
シン(ナレーション)『昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました』
ルイス(おばあさん)「はあ、洗濯も大変ね……あれ?何か流れてくる?」
シン『大きな桃が、どんぶらこー、どんぶらこー。どんぶらこー、どんぶらこー』
ルイス「まあ、なんて大きくて、甘そうな桃なんでしょう」
ガロード(桃運びの黒子A)「はあ、桃の役なんてついてないぜ。ま、ティファと一緒だからいいけどな」
ティファ(桃運びの黒子B)「///」
ルイス「……」
シン『(ルイスどうした!?次は『持ち帰って食べましょう』だぞ!)』
ルイス「ここはスルーね」
シン「何でだよ!?拾えよ!桃行っちゃったぞ!」
ルイス「あんな桃重くて運べないし、運んでる間に痛んじゃうわ」
シン「童話だからいいんだよ!そこでリアルにするなよ!」
キラ(ナレーション?)『こうしておじいさんとおばあさんは、平和に暮らしましたとさ』
シン「終わらすな!しかもアンタ舞台効果担当だろ!」
<イツターイムナーーーウウォウシーーミナウ♪
シン「だから音響で終わらせるな!」
ティファ「(ガロード、戻るわ)」ゴロゴロ
ガロード「(分かったぜ、ティファ)」ゴロゴロ
ルイス「桃が戻ってきた!?不思議な桃ね、持ち帰ってみましょう」ゴロゴロ
シン「え……?」
キラ「(ほらシン、ナレーションをしないと)」
シン『こ、こうしておばあさんは不思議な桃を持ち帰ったのでした』
185 名前:ももたろう(学生版) :2013/01/20(日) 22:18:34.47 ID:???
沙慈(おじいさん)「なんて大きい桃だろう。さっそく割って食べようか」
ルイス「そうしましょうそうしましょう」ごそごそ
沙慈「って何左腕外してるの!?」
ルイス「(ドラえもん風に)隠し腕ビームサーベルぅ~☆」
園児「すげー!」「かっこいー!」ワイワイ
沙慈「違うよ!隠し腕は腕が隠れてるんだよ!腕に隠すんじゃないよ!
そもそもどこでいつの間にそんな物騒なもの作ったんだよ!?」
ルイス「この前バルトフェルドさんに病院紹介してもらったんだ。さ、それじゃ行くわよ」
沙慈「ダメだ!それで斬ったらももたろうが真っ二つだよ!ちゃんとこの包丁で切らないと!」
ルイス「細かい事は気にしちゃダメだよ、沙慈。えいっ!」
すぱっ
シーブック(ももたろう)「危うく
ミンチになるところだった……!」
シン『なんと桃の中から出てきたのは元気な元気な男の子』
沙慈「ももの中から男の子が!?」
ルイス「これは子どものいない私たちに、仏様が授けてくれたんだわ。私たちで育てましょう」
沙慈「そうだね、名前は……桃から生まれたからももたろうにしよう」
ルイス「えー」
沙慈「まだ何かあるの!?」
ルイス「もっとかっこいい名前がいいわ、ピーチマンとかフーミンとか……」
沙慈・シーブック「「ももたろうで良いよ!」」
シン『こうして男の子はももたろうと名付けられ、すくすく育っていきました』
ルイス「あっ!?まだ128通りくらい考えてたのに!」
186 名前:ももたろう(学生版) :2013/01/20(日) 22:19:29.10 ID:???
シン『すっかり大きくなったももたろう。ある日、村々のお宝を奪っては鬼が島に集めている、悪い鬼の噂を聞きます』
沙慈「お城のお姫様もさらわれた。鬼はさぞかし怖いんだろうなあ」
シーブック「おじいさん、おばあさん。悪い鬼を放っておけない。僕は悪い鬼を退治しに行きます」
沙慈「そうか、よし分かった。このよろいかぶとを着ていくといい」
シーブック「おじいさん、ありがとう」
ルイス「鬼が島は遠いから、このケーキを持っていくといいよ」
シーブック「おばあさん、それじゃ腐っちゃうよ……」
ルイス「……ジョークよジョーク。はい、きびだんご」
シーブック「おばあさん、ありがとう」
沙慈・ルイス「ももたろう、気を付けて」
シーブック「はい。必ず、鬼をやっつけて戻ってきます」
シン『こうして、ももたろうの旅が始まったのでした』
刹那(犬)「ももたろうさん、ももたろうさん、お腰に付けたきびだんご、1つ私に下さいな」
シーブック「鬼退治に鬼退治に行くけど、付いてくるならあげるよ」
刹那「ミッション了解、鬼が島への武力介入を開始する」
デュオ(猿)「ももたろうさん、ももたろうさん、お腰に付けたきびだんご、1つ私に下さいな」
シーブック「鬼退治に付いてくるならあげるよ」
デュオ「へへっ、交渉成立ってな」
ルナマリア(雉)「私は鷹の
ルナマリア・ホーク!腰に付けたきびだんごをちょうだい」
シン「いやキジだろ!」
ルナマリア「ルナマリア・ピーコックに改名しろっていうの!?いくらシンの頼みでもそれは……」
シン「変えるとこ逆だろ!しかも英語間違ってる!」
シーブック「キジさん、鬼退治に付いてくるならあげるよ」
キジマリア「分かったわ」
シン「アンタは一体何なんだー!?」
187 名前:ももたろう(学生版) :2013/01/20(日) 22:20:29.42 ID:???
シン『こうしてお供を連れたももたろうは、鬼が島に乗り込みました』
シーブック「悪い鬼め、出てこい!」
ネーナ(鬼A)「まったくなんであたしがこんな事……」
アセム(鬼B)「わはは、どこからでもかかってこい!」
バナージ(鬼C)「こんな役でも、出番があるなんて嬉
ドズル「ほう……やはり貴様は悪い鬼だったか」
バナージ「え……?」
ドズル「消えろおおおお!!」シュゴー
バナージ「なんで生身でメガ粒子砲が撃てるんですかああああ!?」
ちゅどーん
園児「「園長先生すごーい」」ワイワイ
シーブック「え、園長先生。これはあくまで劇ですから……」
ドズル「ム、そうだったな。すまん」
シン『気を取り直して……鬼達が、ももたろうに襲い掛かります』
ルナマリア「取り巻きは私達に任せなさいってね、えいっ!」バサバサ
ネーナ「痛い痛い!もっと優しくやりなさいよ!」
刹那「目標を駆逐する」ペシペシ
アセム「うわーやられたー!」
デュオ「なー、俺の相手既に消し炭なんだけど」ツンツン
バナージ「 」
188 名前:ももたろう(学生版) :2013/01/20(日) 22:22:19.95 ID:???
シン『お供達の活躍で、鬼達は逃げ出します』
セシリー(鬼のかしら)「情けないわね……」
シーブック「お前が鬼のかしらだな?皆のお宝を返してもらうぞ」
セシリー「なんて威勢のいいももたろう。捕まえてお宝にしましょう」
シーブック「(あ、こういうセシリーもいいかも……)」キュン
セシリー「今
10年の呪いが15年の呪いになった気がするわ」
シン「シーブック兄何考えたんだよ!?」
シーブック「行くぞ、なんとぉー!」ペチン!
セシリー「きゃーやられたー」グハァ
シン「シーブック兄の気迫が本気すぎる……本当に何考えたんだよ……」
セシリー「もう悪さはいたしません、お宝はお返しします」
シーブック「うんうん。これからは今まで悪さをした村のために働きなさい」
シン「(ちょっと原作と違うけど、俺達のはこれで合ってるんだよな)」
セシリー「ところで……
『鬼のかしらがなかまになりたそうにこちらをみている』」
シン「信じてたんだぞ!最後にアンタまでボケるなよ!!」
シーブック「>はい 分かりました、それでは一緒に帰りましょう」
シン「だから一緒に帰る人が違うだろ!お姫様はどうしたんだよ!?」
キラ『こうして鬼達は今まで悪さをした村のために一生懸命働き、
ももたろうは改心した鬼のかしらと仲睦まじく暮らしたのでした。
めでたしめでたし』
<イツターイムナーーーウウォウシーーミナウ♪オーアァアァアァーヤットーデアーエターンダーーァネーー♪
シン「間違ったまま終わらすなー!!」
メイリン(捕まってたお姫様)「ねえ、私の出番はー?おーい、出してくださいよー、ねえ?」
おわり
最終更新:2015年12月11日 17:26