928 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/10/28(月) 23:52:28.72 ID:???
ウズミ「(略)…以上をもって、チリソース普及団体『レッドチリソース』の設立を
ここに宣言します。 ─赤き凄烈なる世界の為に─」
団体員「「「赤き凄烈なる世界の為に」」」
カガリ「お父様…ついに……(感涙)」
ギナ「(駄目だこいつら…早くなんとかしないと…)」
アズラエル「ええ…はい……全戦力をもってオーブを叩き潰して下さい。今すぐにです」
933 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/10/29(火) 21:45:58.20 ID:???
とある朝
アムロ「ロラン、醤油取ってくれ」
ロラン「はい、兄さん」
キラ「まるで熟年夫婦のやり取りだね」
アムロ「うるさいぞキラ。やはり玉子かけご飯には醤油だな・・・辛いっ!こ、これはチリソース!?」
ロラン「そんな馬鹿な!確かに醤油を取ったはずですよ」ペロッ
キラ「これは醤油を装ったチリソースだね」
ロラン「はっ!まさか・・・うわぁぁぁぁ」
アムロ「おいロランどうしたんだ!」
ロラン「やられました。全ての調味料がチリソースになってます。砂糖や塩にはチリペッパーが入ってました」
キラ「こんな物が台所にあったよ」⊃
オーブの獅子のエンブレム
アムロ「犯人はあいつらか。こうなったら徹底的にとっちめてやる!νガンダム出るぞ!」ズキューン
キラ「砲撃!?」
935 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/10/29(火) 21:53:46.23 ID:???
933
シン「アムロ兄さんといえどもチリソースの火は消させない!」
アムロ「シン!いったいどういうことなんだ?カガリさんとは仲が悪かったはずだが」
シン「赤は凄いんだ。偉いんだ。だから世界にチリソースを広めなきゃダメなんだ!」
キラ「チリソース→赤→赤服ってことで染まったみたいだね」
アムロ「くっ、俺は弟を撃たねばならんのか」
アスラン「キラ、チリソースを貶めるのはもう辞めるんだ!」
ルナマリア「舐めないでよ、私だってチリソースなのよ!」
ライデン「チリソースの稲妻ただいま推参!」
アムロ「待てよ。赤い奴らがチリソースにまみれになるということは・・・」
シャア「ふっ、当然だ。チリソースの彗星のシャア参上!」
一同「「「赤き凄烈なる世界のために!」」」
シャア「観念しろアムロ。世界の調味料はチリソースだけで良いのだ!」
アムロ「エゴだよそれは!」
936 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/10/29(火) 22:27:07.69 ID:???
ガロード「…」
ロラン「ガロード、咥え箸! …って、何やってるんですか」
ゴソゴソ …かぱっ!
アル「あ、床の間の床が…」
シュウト「外れた?」
ガロード「ん」
つ【醤油】ゴト
つ【塩】トサッ
つ【胡椒】コト
つ【砂糖】ドサ
つ【ラー油】コト
つ【ソース】トン
シュウト「うわ、いっぱいだー」
ウッソ「非常用の、収納庫?」
ロラン「お味噌に缶詰まで!」
ガロード「備えあれば憂い無しって言うからな」ガツガツ
ヒイロ「カ■リーメイトは無いのか?」
セレーネ「てーか、すぐそこでドンパチやってるのに
落ち着きすぎでしょ、あんたたち」モッシャモッシャ
937 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/10/29(火) 22:35:54.47 ID:???
シロー「騒ぎを聞きつけてきたはいいが、どうなっているんだ?」
コウ「チリソースな赤い方とそうでない方の争いみたいです。
俺はニンジンさえなければどっちでもいいんですけど」
シロー「あ、ロランがアムロ兄さん達の応援に来た…これ以上規模が大きくならなければいいんだが」
コウ「町中だし派手なことはやらないと思いたいですけど、相手がなぁ…」
ジュドー「赤い機体と白い機体…何だ、
ガンダム大運動会でもやってるのか?」
刹那「ガンダム大運動会だと!?」
シロー「お前らさっきの話聞いてなかったのか」
944 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/10/30(水) 01:38:12.40 ID:???
936
カミーユ「よし、これでしばらく籠城でk……グハァ!」
シュウト「カミーユ兄ちゃんが血を吐いて倒れたー!?」
シーブック「血じゃない、ペロ、これは……チリソースだ!」
アル「そんな! カミーユ兄ちゃんはここにある調味料しか口にしてないはずなのに!」
シーブック「ここにある……? まさか!?」
ガロード「くくく……」
ウッソ「あ、開かない! ドアが開かなくなってますよ!」
ガロード「ようやく気付いたのかよ、みんな」
ヒイロ「全てここに俺たちを閉じ込める罠だったというのか、ガロード」
アセム「何でだガロード! 何故俺たちを裏切った!」
バサッ(ジャケットを脱ぐ)
シーブック「あ、あれはガロードお気に入り『勇○印の赤いジャケット』! 赤い…まさか!」
ガロード「そういうこと! 俺はハナっからこっち側だったのさ! 全ては赤き凄烈なる世界のために!!」
ドモン「どけウッソ! 俺が扉を破壊する!」
ガロード「させないよドモン兄! ポチっとな」
シュウト「うわああ! 壁のダクトから大量のチリソースが流れ込んできたよ!」
ドモン「ぐうう! 顔がチリソースで濡れて力が出ない…」
ガロード「さあどうする?! 後十分もしない内にこの部屋はチリソースで一杯になるぞ!」
シーブック「なんとぉ! そんなことをすれば体中の色々なところがヒリヒリしてしまうぞ!」
アセム「やめるんだガロード! 衣服に付いたチリソースは洗濯しても中々落ちないんだぞ!」
アル「微妙にツッコミ所が間違ってるよ兄ちゃんたち!」
……ロ…ロ……ロ…ロ…シロ…
ウッソ「待った! …何か聞こえませんか」
……シロシロシロシロシロシロ
アセム「聞こえた! 確かに聞こえたぞ!」
シロシロシロシロシロシロシロシロシロシロシロシロシロシロシロシロシロシロ
ガロード「この声……まさか!」
「「白がいいんだよオォォォォォォォォォォォォ!!」」
シュウト「壁を壊して白いMSが二機も!」
アセム「デマーさん! ウルフ隊長!」
ウルフ「よおアセム無事か?」
デマー「てめぇらか……チリソースを使って世界を赤くしようって奴らは…!」
ガロード「やっぱり邪魔しに現れたか…! チーム白が好き!」
デマー「別に俺は調味料に興味はねえ……だがな、チリソースは…チリソースは、白いシャツに着くと洗濯しても中々落ちねえんだよぉぉぉぉ!」
アセム「デマーさん!」
アル「アセム兄ちゃんのアレ受け売りだったんだ…」
945 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/10/30(水) 02:38:17.38 ID:???
937
コウ「…ダメだこりゃ、全然治まる気がしない」
シロー「ああ、今警視正に連絡した。もう少しで来るだろう。
家も騒がしいみたいだから次男として様子を見に行ってくる」
ジュドー「運動会の規模じゃねぇってのはわかったけど、チリソースだけでこんなになるもんなのか?」
刹那「チリソースとガンダム…?ガンダムがチリソースが好きか嫌いかで争っているのか?」
コウ「さすがにそれはない。…いや、合ってるのか?」
刹那「わかっている、ガンダムならチリソース使う使わないに関係無くおいしい料理を作れるはずだ。
――エクシア、武力介入を開始する」
コウ「どんな
ガンダムだそれ…てか俺は
どうすればいいんだ…
チリソース関係無くニンジン無ければいい俺は…」
ジュドー「そこかよ!」
947 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/10/30(水) 03:08:19.62 ID:???
カガリ「お父さま! 各地で反チリソース派による抵抗が!」
ウズミ「心配ないカガリ。いざとなれば『アレ』を落とす」
カガリ「木星圏で発掘した『アレ』ですね」
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{r‐、― 、
__,r―、 \ ゙| | / | | |、
r'| | | |\ ゙>-|O|-<゙ | | l |
| | | | | |=l rl〔, --、〕l、 |__l .| l
`| ゙ー.`| |ニ| l,| ll_|_|_ll |,l | |'
|__,|_>ヘ'(,l`'-'>ヘ'-―>―‐|――‐'|
| / /l'∠< ∠,l'∠ニ7_,l゙ l゙| r、 |
| l゙ .l゙r―‐'''r--、" ̄ ̄ .| .|..| |::| | ←アレ
カガリ「既に全身の空洞のすみずみにまでチリソースを充填済みです!」
ウズミ「行け、伝説巨チリ、忌まわしき他の調味料と共に……!」
949 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/10/30(水) 03:26:35.47 ID:???
947
ミネバ「あーれー」
ハマーン「ああっ!ミネバ様がレッチリの連中にさらわれた!」
プル「(ピキーン)いけない!このままだと何故か全裸にされてジムっぽい発掘兵器に乗せられる気がするよ!」
ドズル「ミネバが全裸だとぉ~! やらせはせん、やらせはせんぞ長谷川~!!」
プルツー「(…長谷川って、誰…?)」
950 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/10/30(水) 03:47:23.96 ID:???
947
シャア「アレまで出すか・・・さすがにチリソースのせいで宇宙終了という愚かな結末は御免だ。お付き合いはここまでとさせてもらおう」
赤い彗星は変わり身の早さも通常の三倍だ!
951 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/10/30(水) 04:20:38.87 ID:???
950
むしろ……
クワトロ(グラサンオールバックにしながら)「私はエゥーゴのクワトロ・バシーナ大尉」
クワトロ「あの巨神、もとい巨チリを止める為に出来れば手を貸してほしい、アムロ・レイ、カミーユ・ビタン」
954 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/10/30(水) 14:57:16.50 ID:???
刹那Lv21「トランザム!」
チリソースで一時期なぐりあい宇宙に発展するも、
所詮「赤いからチリソース」だった人々は「本当にチリソースが好き」だったわけではなく、
寝返りが頻発してチリソース側の敗退で終わったのだった。
後の『レッドチリソース一日戦争』である…
アムロ「エクシアがいたのは見たんだが、いつの間にダブルオーライザーに…?」
ガロード「…………」
ロラン「帰ってきたら、この惨状はどうしたんですか!?」
アセム「えっと、>>944で家が半壊して」
シーブック「その後戻ってきたシロー兄さんがガロードをぶん殴って一応落ち着いたけど」
シロー「あいつは夕食と翌日の朝食抜きにしてくれ」
ロラン「…とりあえず、まず掃除から始めましょう…」
ジュドー「かき集めたチリソースが結構いい値段で売れたぜ!」
コウ「一番得したのはおまえか」
最終更新:2016年02月01日 04:55