709 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/12/04(水) 14:14:14.92 ID:???
アムロ「んー」
ロラン「どうしたんですか?
アムロ「このところ寝てる間、誰かがいる気配がするんだ。
そのせいでよく睡眠がとれなくて」
ガンダム主人公兄弟の家には実に様々な者が出入りしてくる。
一応家の鍵はかけてあるはずなのだが……。
その夜、アムロは眠るふりをして薄目を開けていた。
さて、本当に誰かいるのか……。
アムロの目には兄弟達の家の庭をこっそり歩いてくる五飛とサリィが見えた。
アムロ(五飛にサリィだと!? ウチに泥棒するような奴らじゃないはずなのにな。
もう少し様子を見よう)
アムロはタヌキ寝入りを続けることにした。
そうこうしている間に二人はアムロの枕元に近寄ってくる。
710 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/12/04(水) 14:16:58.03 ID:???
五飛とサリィはアムロに何事かつぶやき始めた。
五飛「巨人の星より中日の星だ」
サリィ「中日ファンになれ中日ファンになれ中日ファンになれ……」
アムロは飛び起きた。
アムロ「そういうことか! ウチに来たのは!」
五飛「中日ファンになれ、それが正義だ」
サリィ「五飛がドラゴンズファンではないスレがあるというの?」
アムロ「うるさーい!」
アムロはなぜか部屋にあったバットを持つとめちゃくちゃに振り回した。
アムロ「竜退治にはこれだ。竜破斬(ドラグスレイブ)!」
サリィ「スレイヤーズ!?」
五飛「なんだそのスレなんとかというのは。ん? ぐおお!」
アムロのバットが五飛にクリーンヒットした。
そのまま五飛は夜空に吹き飛ばされ……。続いてサリィも夜空の星になった。
サリィ「きゃああ!」
アムロ「ふう、二人とも中日の星になったか。球場まで飛んでいったかな?」
711 名前:通常の名無しさんの3倍 :2013/12/04(水) 14:20:01.32 ID:???
次の日、朝の病院にて。なぜかシンとルナマリアがいる。
二人がいるのは産婦人科の前、ではなく別の科である。
シン「こんなに包帯だらけで……。ゴメン、俺のせいで」
ルナマリア「いいの、大丈夫だから」
シン「大丈夫じゃないだろ。このスレで包帯してるなんて大変なことなんだぞ!」
ルナマリア「シン……。嬉しい」
そんな会話をしている横を五飛とサリィが通り過ぎた。
五飛「医者に診てもらわねばな」
サリィ「そうね」
五飛「昨日はふっ飛ばされすぎた。ところでそのスレなんとかとはなんだ」
サリィ「スレイヤーズ。林原めぐみってわかる?」
五飛「知らん」
サリィ「林原閣下よ」
五飛「閣下だと!? トレーズの仲間なのか!? トレーズの同類なのか!?」
サリィ「あー、はいはい。そうかもね」
順番が来たので五飛もサリィも診察室に入る。
テクス「この程度ならたいしたことはないよ。
このスレならたいていの病気やケガは
コーヒー一杯飲んでいるうちに問題が解決する」
五飛「はあ」
サリィ「そうですか……」
最終更新:2016年02月13日 20:53