346 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/01/10(金) 13:00:24.43 ID:???
 夜、仕事帰りのアムロは焼鳥屋によった。シャアから連絡があってここに来たのだ。

アムロ(焼鳥か。うまそうだな)

 そう思いながら店ののれんをくぐった。
お店のテーブルに座っていたのはシャアとそれからゲーツ=キャパである。

アムロ(ゲーツ?)

シャア「やあアムロ。実はこのゲーツ君には悩みがあるというんだ」
アムロ「それで?」
シャア「私は用事があるのでこれで失礼する。後はよろしく頼む」

 シャアはそう言い残してすぐにお店を出ていった。

アムロ(逃げられた!)

 アムロはそんなことを思ったが相談事をそのままにしておけないところが
悪いところでもあり同時に美点でもある。
いったい何があったか聞くことにした。
席についてお店の人に焼鳥とお酒を注文するとさっそく口を開く。

アムロ「やあ、こんばんは。それで悩みとは?」
ゲーツ「実は……」
アムロ「実は?」
ゲーツ「妹が美人すぎるんです」

347 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/01/10(金) 13:02:48.85 ID:???
 ゲーツによれば妹のロザミアがかわいすぎて悪い虫がつかないか困るということだった。

ゲーツ「本当に美人なんですよ。それに性格もいいし。この間も……」
アムロ「そうかそうか」

 1時間経過。

ゲーツ「いかにロザミアがいいか。わかるでしょう? この間も……」
アムロ「そうかそうか」

 2時間経過。

ゲーツ「ロザミアがこの間も……」
アムロ「そうかそうか」

 そしてまたいくらか時間がたち……、会話の主導権は完全に逆転していた。

アムロ「セレーネは本当に美人で性格もいいんだ! わかるだろう!」
ゲーツ「は、はいぃ!」

348 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/01/10(金) 13:05:30.22 ID:???
 アムロはお酒に弱いほうではない。
しかし会社のストレスやゲーツの話をずっと聞いているうちに悪酔いしだしたのだ。

アムロ「セレーネをスウェンと結婚させることが俺の仕事なんだ!
    ゲーツ君ならわかるだろう!?
    セレーネはAI技術者としてかなりの腕を持っている!
    それは同じ技術者の俺から見ても明らかだ。
    宇宙のことが大好きで宇宙探索に命を懸けてる。
    仕事をちゃんとしてるし将来の自分の夢も持ってる。
    それにそれにセレーネはあれでなかなかの美人だ。
    スウェンも俺が見たところなかなかの人物だ。
    著名な妹キャラ、例えばリィナとかリィズ――このスレでは妹ではないけど――
    とにかくそういうキャラにも負けないくらいに俺は育ててきた。
    セイラさんやキシリアのような妹キャラにもだ。
    セレーネの成長記録を写真に撮って保管してある。かわいいぞ。
    大将! 焼鳥を追加だ! 何? 頼む種類を言ってくれ?
    一番安いやつでいいぞ! それから酒だ。お酒を頼む。
    ええと、妹の話に戻るぞ。
    まだまだセレーネの話はたくさんあるんだ」

ゲーツ「は、はいぃ!」

 夜が過ぎ、次の日の朝にはアムロは自分の家の寝室に寝ていた。

アムロ(いかんな。昨日は飲みすぎた。帰り道の途中までの記憶はある。だがそれから後がない。
    どうやって家に帰ってきたんだろう。まあ、いいか。
    色々話してすっきりしたし)

ロラン「おはようございます」
アムロ「ああ、おはよう。朝食前に散歩に行ってくる」

349 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/01/10(金) 13:08:51.86 ID:???
 そう言うとアムロは家の外に出た。
しばらく歩いているとゲーツに出会った。

アムロ「やあゲーツ、昨日はどうも」
ゲーツ「は、はいぃ!」

 挨拶をするとすぐにその場を去っていくゲーツ。

アムロ(いかんなー。本格的に避けられてる。昨日はしゃべりすぎたし無理もないか)

 それからアムロはしばらくの期間、ゲーツに会ってもそれとなく避けられていたという。





350 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/01/10(金) 17:32:37.99 ID:???
乙! ゲーツ久々に出てきたなw アムロも妹馬鹿だったか…

ミハエル「俺たちの」
スティング「同志か?」

351 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/01/10(金) 21:49:32.66 ID:???
ガロード「妹キャラ?あのセレーネ姉が?」ヒソヒソ
キラ「正直妹らしいところを見たこと無いような気が…」ヒソヒソ
カミーユ「セレーネ姉さんを妹と呼べるのはアムロ兄さんだけだから仕方ないのかも…」ヒソヒソ
ウッソ「でも、セレーネ姉さんがアムロ兄さんのことを『お兄ちゃん!』とか呼んでいる様子って想像できます?」
「「「できない」」」キッパリ


セレーネ「あなたたち、妹を何だと思っているのかしら?」

352 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/01/10(金) 22:48:51.13 ID:???
351
アセム「もちろんユノアみたいな(以下略」
シーブック「もちろんリィズみたいな(以下略」
ジュドー「もちろんリィナみたいな(以下略」
アムロ「もちろんクリスみたいな(以下略」

353 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/01/10(金) 22:53:15.82 ID:???
アル「だってセレーネ姉ちゃんはセレーネ姉ちゃんだよ。妹になったところなんて想像できないよ」

354 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/01/10(金) 23:21:15.68 ID:???
353
キラ「本来妹属性ってのはね、『お兄ちゃん!』と一途に兄を慕ってくれたり、
   反抗的だとしてもいわゆるツンデレだったり…」
アル「?」
セレーネ「そこ、変なこと教えない!!」


355 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/01/10(金) 23:33:42.82 ID:???
ウッソ「その点においてシン兄さんの妹属性を惹きつける才能はカミーユ兄さんを超えてるとも」
キラ「なんだろうね、アレ。ハーレムはハーレムでも12人の妹を引き寄せてるんじゃね?」
ウッソ「なんですか、そのエ○ゲ体質」
キラ「すごいよね」


356 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/01/10(金) 23:50:44.08 ID:???
そうか、ルナマリアは姉属性だから・・・

357 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/01/10(金) 23:56:11.15 ID:???
ルナマリア「うそだと言ってよシン」


359 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/01/11(土) 00:02:53.45 ID:???
シン「大丈夫、セレーネ姉さんよりはずっと女の子らしいよ」
ルナマリア「本当!?」

セレーネ「なんで私がさっきからツッコミ役なんでしょうね…!?」

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最終更新:2016年02月27日 07:12