853 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/02/17(月) 15:32:43.59 ID:???
 アストナージの元に兄弟家の者が一人たずねてきた。

刹那「ドラえもんの秘密道具を作ってほしい」
アストナージ「タケコプターやどこでもドアでも手に入れたいのか?」
刹那「地球破壊爆弾」
アストナージ「げっ!? そんなもの何に使うんだ!?」
刹那「冗談だ。ほしいのはバイバインだ。作ってもらえるか?」

 バイバインとは使うとものが5分間で2倍になるという道具である。

アストナージ「そんなの作れるはずないだろう。さっさと帰れ」

 こうしてアストナージに追い出されてしまった。
その夜、刹那はバイバインがほしいと何度も思いながら寝てしまった。
あくる日起きるとアストナージが家に来ていた。

アストナージ「刹那、バイバインができたぞ」
刹那「本当か!? これは夢か!?」
アストナージ「ああ、夢の中だからな。なんならこれを使うか?」

 アストナージが取り出したのはドラえもんの秘密道具の一つ、夢確かめ機だった。
夢確かめ機というのは機械に手がついた道具で、
その手の部分が相手のほおをつねり、
痛さでこれが夢かどうか判断するというものである。
刹那はさっそくその夢確かめ機を使った。

刹那「おお、痛くない。これは夢か」
アストナージ「そうだ。夢だ」
刹那「夢でもかまわない。すぐにバイバインを使用しよう」

 刹那は初代ガンダムの機体にバイバインを使った。

854 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/02/17(月) 15:35:45.40 ID:???
 バイバインとは使うとものが5分間で2倍になるという道具である。
つまり5分でガンダムが2機に増殖し、
10分でガンダムが4機、15分で8機、20分で16機となる。

 最初アムロ達は気にもとめていなかったが、
気づいた時には街はガンダムであふれていた。

ジュドー「いっけー、ハイメガキャノン!」
ヒイロ「ターゲット確認、排除開始」

アムロ「困ったな、倒しても倒してもガンダムが減らない」
ロラン「こうなっては仕方ありません。月光蝶を使いましょう」
アムロ「ガンダムだけでなくこの街の文明も滅ぼすつもりなのか!?」
ロラン「でもこのままだとガンダムだらけですよ!」

 ロランはターンエーに乗った。
しかしその目の前にエクシアが立ちふさがった。

ロラン「そこをどきなさい!」
刹那「F先生が考えたバイバインでこんなにすばらしい世界になったんだ。
   邪魔させはしない。エクシア、出る!」

 ところかわって現実。あくる日の朝。

ロラン「刹那、苦しそうですね。何か悪い夢でも見てるんでしょうか?」
アムロ「さあな。そのままにしておけ」

 今日も兄弟スレは平和だ。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2016年03月06日 21:00