805 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/05/12(月) 05:47:34.96 ID:???
カミーユ「はぁ……」
アセム「珍しいな、カミーユが溜息なんて」
カミーユ「俺だって悩みぐらいある」
アセム「ファにするかフォウにするか?」
カミーユ「そうじゃない!俺がいつも女のことで悩んでると思うなよ!!」
アセム「あはは…」
カミーユ「兄さんはこの前ロマリーの家で乗馬してきたって?」
アセム「そうなんだよ。ロマリーの家も結構な名家だからさ
     馬なんて乗ったことが無いから焦ったよ。ドモン兄さん修行に出てたし
     ウルフ隊長が教えてくれたから助かったものの……」
カミーユ「それだよ!」
アセム「は?」
カミーユ「アセム兄さんには模範となる大人がいる!!」
アセム「いや……結局隊長が馬に乗れるのかどうか怪しかったけど。
     隊長の"お前なりのやり方で馬と気持ちを合わせればいい"って言葉でさ
     乗馬の作法とか全部抜きにして我流で掴んだからさ。模範っていう言葉は……」
カミーユ「その言葉があれば充分なんだよ!!」
アセム「確かにそうだよな!」
カミーユ「俺にはいないんだよ!!」ドン!
アセム「は、はい?」
カミーユ「そんな、道を示してくれるような、立派な、頼りになる、大人が!!」
アセム「え……アムロ兄さんとか……」
カミーユ「兄さんは兄さんでしょ!!」
アセム「か、家族以外でってこと?」
ガロード「あ~またカミーユ兄キレてる。いい加減アセム兄の天然毒にも慣れなって
      声潰れちゃうよ?俺は元からこんな声だけどさ……ってやかましいわ!」
アセム「天然って……」
カミーユ「ガロード!!そこに座れ!!」
ガロード「あれ?藪蛇った?」
カミーユ「お前この前ティファとのデートで所持金が足りなくなったろ!!」
ガロード「なんで知ってるの!?」
カミーユ「そこを偶々通りかかったジャミルさんが相席して」
アセム(本当に偶々だったのか?)
カミーユ「そっとティファに見えないようにお金を貸してくれたよな!」
ガロード「後からジャミルにも叱られたってば。所持金ぐらい確認しとかないと……」
カミーユ「お前の不注意はどうでもいいんだよ!!」
ガロード「いいっ!?じゃ、なんで怒られてんの!?」
カミーユ「そっと助けてくれる大人がいるガロードが羨ましいんだよ!!」ドン!
ガロード「は…はぁ……」チラッ
アセム(喋らせてあげよう)
カミーユ「そんな気の利く大人……大人って!!」
ガロード「ジャミルは結構鈍いと思うけどなぁ……」
カミーユ「俺なんて……俺なんてなぁ!こっちから大尉を殴って発破かけなきゃならないんだぞ!!」
ガロード「っていっても、俺だってジャミルにGコン渡してルチルさんとこ行けとか言ったことあるし……」
カミーユ「発破かけて立ちあがってくれるだけいいだろ!!こっちは発破かけても
      サボテンの花がどうこういってヘタレたままなんだぞ!!わかれよ!!」ドン!
ガロード「スミマセンデシタ」
カミーユ「ヘンケン店長はいい歳して童貞くさいし。っていうか確実に童貞だし!!
      トーレスは頭ん中7割香港土産のことばっかりだし!サエグサはサエグサだし!!」
アセム「アポリーさんとかロベルトさんとか」
カミーユ「気がついたらミンチになってるんだよ!!」
ガロード「そりゃあんまりだぜカミーユ兄」
アセム「そうだよ。ロベルトさんは兎も角、アポリーさんは気さくで頼れる人じゃないか!
     カミーユだって慕ってたろ?」
ガロード「そりゃあんまりだぜアセム兄」
カミーユ「確かにアポリーさんは頼れるよ。赤い人と違って!俺だけじゃない、
      ファもアポリーさんを信頼しているし、ブライトさんも一目置いてる。
      でもな……リックディアスの腹部を撃たれるとミンチになるんだよ、あの人!
      リックディアスって頭にコクピットあるんだぞ!頭が無傷なのに自分からミンチになるんだよ!!
      他は完璧なのに……どこでアポリーさんはそんな性癖を……ううぅ……」

806 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/05/12(月) 05:50:58.75 ID:???
アル「カミーユ兄ちゃん、壁叩くのやめてくれないかな?飾ってるガンプラが……」
カミーユ「……アルか。いいよなぁ、お前は。バーニィっていう友達がいて」
アセム「ガロード、カミーユを外に連れて行くぞ」
ガロード「流石にアルに絡むのは見過ごせないもんね」
カミーユ「はぁぁ~…どうせ俺なんて……」
アセム「やさぐれてるなぁ」
カミーユ「ジェリド……」ボソッ
ガロード「え?」
カミーユ「ジェリドの目の前でライラを……」ユラ~
アセム「やめろ!」
ガロード「発想が通り魔だよ!!」
ガトー「む……そこの、歩き方がおかしいぞ?体調が悪いのではないか?
     なんだ、ウラキの弟ではないか」
カミーユ「ガトー!満足だろうな、お前は!!感情にまかせた行動をしそうになったときに
      諫めて進む道を示してくれたハゲがいたお前には!俺の気持ちが!!」
ガトー「何事だ!?」
カミーユ「アナベルって!アナベルって!俺と同じ女の名前なのに!
      どうしてお前はそんなに男臭い関係に恵まれてるんだよ!!」
ガロード「すごく誤解を招きそうな発言を……」
カミーユ「仕舞には志を託すとかなんですか!俺は託されてなんかいませんよ!
      ただ勝手に期待されただけです!ニュータイプって、俺が振る舞わなきゃならないもんですか!」
ガトー「お、おぉう……」
カミーユ「取り替えてくださいよ、こっちの禿と!僕だって…僕だって、ジオン臭いのは嫌ですよ。
      だけど!人を精神崩壊させるような禿よりマシじゃないですか!」
アセム「落ち着くんだカミーユ!お前には劇場版という救いがあるじゃないか!俺のように!!」
ガロード「アセム兄、教えてくれよ。俺の消えた1クールの行き先をさ……」ズーン…
ガトー「私とて監督交代などなければニナに振り回されることなど……」ズーン…

カミーユ「いいかガロード、俺達にはどうせ光なんて掴めやしないんだ……」
ガロード「ああ、そうだなカミーユ兄……」
アセム「どうしてこうなった」

ティエリア「君、今割り込みをしただろう」
レイジ「割り込み?」
ティエリア「順番を守らなかったという意味だ。
       君の前で自分のガンプラバトルの順番を待っていた人達の思いを
       その行動は踏みにじった。どんな理由であれ、それは許されるべきではない。
       他人を思いやれ。それが人間だ」
レイジ「つまりマナー違反だったってことか。それは悪かったな。
     アリアンの王子として、俺個人として非礼を詫びる」
カツ「今度から気をつけてくださいよ」
レイジ「じゃ、俺は一番後ろに並んでくるぜ」
ティエリア「ふっ……君は人間だ」
レイジ「何当たり前のこと言ってんだ?」
ティエリア「昔の私なら君を叱りはしなかっただろう。
       ……ロックオン、彼が教えてくれた。人の感情というものを」
レイジ「ああ。ガンプラバトルってのはすっきりした気持ちでやらねぇとな
     心からガンプラバトルを楽しむ為にはマイナスの感情なんてあっちゃいけねぇよ。
     フェリーニもガンプラバトルだけはいつもガチだしな」

カミーユ「あの二人……あの二人も師と呼べるような男を心に持っている……」
ガロード「……それは別にいいんじゃないかなぁ」
カミーユ「ティエリアは……劇場版……完全新規の……合計4クールに+劇場版……」
ガロード「ホールドアップさせなきゃ(迫真)」

807 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/05/12(月) 05:52:29.07 ID:???
カミーユ「まぁ興行収入じゃ俺の劇場版が二倍も上なんだけどな」ドヤッ
アセム「カミーユの劇場版って三部作でしょ……」
カミーユ「再編集とちょこっとの新規作画でそれだけ儲けられたらコスパ最強でしょうが!!錬金術なんですよ!」ダン!
アセム「そんなこと強いるからお禿様が鬱っちゃうんでしょ……」
ガロード「そうだそうだ。コスパが正義だ。作画班1班体制で3クール続けられるコスパ最強だ!」
アセム「確かにいつも福岡の社長と上井草のスタッフの間で打ち合わせとかパフォーマンスは悪かったと思うけれども……」
カミーユ「………」
ガロード「………」
アセム「………」
カミーユ「もう修正する気分にすらなれませんよ……」
ガロード「15年地べたを這いずり回っても小説版もでないこんな世の中じゃポイズン」
アセム「はいはいやめやめ。この話はおしまい」

ジャミル「ガロード!!」

ガロード「ジャ、ジャミル……」
ジャミル「ティファから頼まれて様子を見にきてみれば……」グイッ
ガロード「うっ……」
ジャミル「これは返して貰うぞ。貴様には必要ない」
ガロード「ああ、俺のGコン!バンダイから発売されたこともあるGコン!!」
ジャミル「縋るのか?Gコンに。ガンダムという力に。
      充分な予算、充分な時間、充分な人材、充分なメディアミックス、充分な続編……
      そんな特別な力がなければお前は立っていられないのか?」
ガロード「ジャミル……俺……俺……」
ジャミル「走れ。特別な力はいらん」
ガロード「ジャミルぅ~!俺、走るよ、走る!!」

アセム「ガロードどこへ行ったんだろう。ティファのところかな」
カミーユ「ガロードは恵まれてるよな。挫けた時に喝を入れてくれる大人がいて
      俺にいるのはカツだけですよ。コバヤシなんですよ」
アセム「カミーユ、お前まだ……」
カミーユ「ファだけだよ、もう。結局女の元に帰るしかないでしょ、これじゃ!!
      人のこと色情狂とか修羅場男とか言って!仕方がないじゃないですか!!
      他に!ろくな!人間が!周りに!いないんだから!!」
アセム「おちつけ、落ち着こうな、カミーユ。深呼吸して、はい!ヒッヒッフー」
カミーユ「その呼吸法で何が産まれるってんだ!」
アセム「え?ロマリーやユノアはよくこういう深呼吸してるんだけど……練習とかいって」
カミーユ「女ならね!だけど俺は男だよ!男で悪いか!!
      今の俺が産めるとしたら憎しみと嫉妬だけだ!!」
アセム「カミーユ、憎しみや嫉妬は自分を見失わせるだけだよ」
カミーユ「赤い人が自分を見失ってなければ、俺が自分を見失うことはなかったんだ……
      いい歳こいた赤い人が、ちゃんと師匠兄貴ポジションをしてくれたら……
      あんなノースリーブがのさばって、クレジットだって俺より上なんです。
      人間としては俺より下なのに!!」orz
アセム「流石に言い切るのはどうかと……確かに毎朝ロランの朝飯を狙いにやってくるけど……
     あれ?やっぱり言い切っていいのか?いや、でもネオジオン社の社長だし、社会的には
     でもネオジオン社ってシャア社長抜きでも回るって話も……う~ん…う~ん……」
カミーユ「くそぉぉっ!セックス!みんなセックスすればいいんだぁぁぁぁ!!」ダン!ダン!ダンッ!!

808 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/05/12(月) 05:56:38.00 ID:???
孫権「うわぁぁぁ!駄目だよ、そんな地面を拳で殴っちゃ!!
    やわらか人間さんは僕達と違って……ああ!ほら手から血が!!」
周瑜「若、こちらに消毒液と包帯があります。治療にお使い下さい」スッ
孫権「周瑜!助かったよ!!」
アセム「俺からもありがとう、周瑜。
     それにしても、救急箱でも持ち歩いてるのか?ユノアみたいに」
周瑜「いえ、若がカミーユ殿の元に駆け付けた時、こうなることを予測して一足早く薬局に駆けたまで」
孫権「常に二手、三手考えてるのか……すごいな周瑜は。
    俺なんて考えも無しに飛び出しただけで……」
周瑜「それは違いますよ、若。不足の事態に備えるのは我ら軍師の役目。
    しかし若は軍師ではなく、孫家の、轟の国の主なのです。
    傷ついてる者を放っておけず、真っ先に駆け付ける、貴方は人々を癒す月だ。
    皆、そんな若がそんな侠(おとこ)だから好きなのです。共に轟を盛り立てていきたいと思うのです」
アセム「孫権はそのまんまの孫権でいいってことだろ?」
周瑜「左様です」
孫権「周瑜……」
周瑜「ふふっ……しかし若も強くなられた。昔の若ならば声を掛けて良いのか躊躇っていたでしょう」
アセム(電車で老人に席を譲ったら返って怒られるんじゃないか的なことか。
     そういう話よく聞くけど、俺はわからないなぁ……怒られてもいいから譲ってみればいいじゃん)
周瑜「躊躇わず動く事……若の勇気は大きくなられました」
孫権「よしてくれよ、そんな大層なことしてないのに」
周瑜「大事の際、どのような行動を起こすのかは、普段を見ていれば分かるというものです」
孫権「周瑜……もし俺がそんな侠になれたとしたら、周瑜達のお陰だ。
    みんなが居たから……周瑜が俺を見守って、信じてくれたから、俺も強くなれたんだ。
    これからもよろしくたのむ!!ビシビシ鍛えてくれ!!」
周瑜「ははは!良いでしょう。ならば今日は若の中に眠るハイエロ粒s…」
カミーユ「どぶれぁぁぁぁぁぁ!!!!」スイカバー
周瑜「ファントグリーン!?」
アセム「周瑜ヒャクシキー!!」
カミーユ「なにやってんですか……なにやってんですか、貴方は!!」
孫権「周瑜!しっかりしろ周瑜!!ああ、吐血している!!」
カミーユ「百式なのに……大尉のMSなのに、なんで普通にいい大人しているんですか!!
      亡き親友の弟を見守り導く正統派の男の背中キャラなんて……
      そんなの大尉のMSには似合わないじゃないですか!!」
孫権「すっげー理不尽!?」
カミーユ「取り替えてくださいよ、ねえ!取り替えてくださいよ!!」
アセム(周瑜ヒャクシキがネオジオン社の社長とか業績上がりそうだなぁ……)
カミーユ「くそっ…なんて時代だ!頭身か!俺の頭身が高すぎるからか!!」つ☆
アセム「カミーユ、何をしようと……」
カミーユ「離せ!俺だって目に☆を入れればなれるんだよ、二頭身に!!
      そうすれば……そうすれば幸せな人間関係が……ッ!!」

ヒイロ「………」テクテクテク

ドスッ!!  

カミーユ「うっ!?」ポキッボキッ…

アセム「ヒ、ヒイロ……」
カミーユ「」チーン
ヒイロ「……俺に居るのは自爆スイッチを押せと指示してくる爺だけだ」
アセム(一応ヒイロの事考えてくれてたと思うよ、ドクターJさん。
     あとサリィさんとか比較的頑張ってたと思うよ。ヒイロより五飛に対しての行動が多かったけど……)
孫権(っていうか腹パンしたときに骨折れる音しなかった……?)
ヒイロ「大人、いるだけ、マシ。リーピート?」
アセム・孫権「「大人、いるだけ、マシ」」
ヒイロ「任務完了」テクテクテク

カミーユ「」チーン
アセム「……女の子達の元へ還るんだ、カミーユ」



834 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/05/14(水) 08:47:36.82 ID:???
シン「まともな指導者が居ない?それ、俺の前で同じこと言える?ねぇ?
エンディングで名前が2番目?それ、俺の前で同じこと言える?ねぇ?
劇場版?それ、俺の前で同じこと言える?ねぇ?」

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最終更新:2016年03月23日 07:29