77 :オードリー作戦!:2014/07/12(土) 11:27:34.90 ID:???
オードリー「ようやく開放されたと思ったら私の影が薄い……前より出番が減っているのではないか?」
オードリー「しかもバナージはロニと良い雰囲気になったりしているし……
このままでは残念ヒロインになってしまう」
マリーダ「キャラが崩壊するよりはまだましです。それに、職人が最高のストーリーを練っている。そう考えましょう」
??「甘いな」
オードリー「誰だ!?」
シャギア「オードリー、君はまだ事の重大さが分かっていない」
オルバ「認識が甘いよね、兄さん」
オードリー「な、何だと!?」
シャギア「君はさっき自分を何と評したかな?」
オードリー「……残念ヒロイン?」
シャギア「そう、君はまだ自分はヒロインだと思っている。その地位が安泰だと信じ込んでいるのだ」
オルバ「誰と付き合うかなんて職人のノリで簡単に決まってしまうものだよ。
そして、原作の地位が絶対だと思い込み何もしない女性と、原作の絡みを良い事に好意を寄せる女性、いずれ勝負は付くと思わないかい?」
オードリー「……そんな」
シャギア「オードリー・バーン。君は兄弟スレ初のヒロイン転落寝取られキャラになろうとしている!」
マリーダ「くっ……誰かを忘れている気もするが言い返せない!」
シャギア「そして良い身分でありながらホットドッグを食べ歩きするだけの女性版実写シャアに成り果てるのだ!」
オーソリー「嫌ああああああああ!!わ、私は
どうすれば……」
オルバ「君自身で考えるんだね。もっとも、自分の名前のタイプミスにすら気付けない様では危ういけれど」
オードリー「はっ!?」
シャギア「では、我々は去るとしよう」
オルバ「姫様が努力する姿、楽しみにしているよ」
オードリー「……マリーダ、私は打って出ます」
マリーダ「ご立派です」
オードリー「例えマリーダが同級生のよしみでロニの味方になろうと、ビグザムで薙ぎ倒す所存です」
マリーダ「それでこそ
ザビ家の女性、頼もしい限りです」
オードリー「否定はしないのですね」
マリーダ「( ;・3・)~♪」
オードリー「女子3日会わざれば刮目して見よ。
マリーダ、私は必ずや私がヒロインである事を証明し戻って参ります。では!」
78 :オードリー作戦!:2014/07/12(土) 11:28:32.15 ID:???
オードリー「以前ティファから最近の流行りは草食男子と肉食女子だと聞いた」
オードリー「……(妄想中)」
オードリー「やっぱり恥ずかしい。それに、破廉恥だと思われたらバナージに嫌われてしまう」
オードリー「まずはバナージの好みを探りましょう。そうと決まれば変装です」
オードリー「この前の野外学習旅行の時に買ったルームウェア姿。これにメガネと帽子で気付かれない筈。
では、尾行を……」
バナージ「オードリー、奇遇だね」
オードリー「(3秒で気付かれた!?)ば、バナージ……よく分かったわね……」
バナージ「オードリーの匂いがしたし、前に見せてもらった写真で同じ服を着ていたから。
普段のオードリーも良いけど、今の姿も似合ってるよ」
オードリー「(何という失態!そう言えば見せた記憶があるわ!)」
バナージ「今から球技大会の練習をしに行くんだけど、一緒に来る?」
オードリー「ち、ちょっと出かけてるだけだから、ごめんなさい。あんまり遅くなると、お父様が探しに来るわ。また、誘ってね」
バナージ「そっか、ごめんな」
オードリー「変装は諦めましょう。恐らく私には不向きだわ」
オードリー「バナージ……別れる時、『必要だって言ってくれ』って言ってくれなかった。もしかしたら本当に、心が離れていってしまっているのかも……」
オードリー「いや、私の考えすぎだ!フロンタルとかシャアを理由にすればそう言ってくれた筈!」
オードリー「とにかく、作戦は失敗だ。次の策を考えないと……」
シーマ「ジオンの姫様とあろうお方が難しい顔をしてどうしたんだい?あたしでよければ相談に乗ろうじゃないか」
オードリー「(シーマさん?シーマさんなら良いアドバイスがもらえるかも……
いや、シーマさんのアドバイスは恐らく正攻法なもの。ビームマグナム級の手を打ちたい私には弱すぎる)」
オードリー「いえ、一人で大丈夫ですから」
シーマ「あらそうかい。ま、気が変わったらいつでもおいで、歓迎するさね」
79 :通常の名無しさんの3倍:2014/07/12(土) 11:30:10.41 ID:???
オードリー「本人を尾行する手は使えない。そもそも、バナージの好みが分かる場面に出くわさなければ尾行しても意味は無い……
彼を良く知る人に聞いてみましょう。何か知っている筈」
ジンネマン「あいつの好み、ですか。よく旅行に連れて行きますが、どこに行っても文句を言いながら楽しんでるからな……」
マリーダ「多分、食べ歩き……ではないかと。服装や性格?さあ、そういう話は……」
シャア「そうだな、好き嫌いのある性格ではないが……
参考になるかは分からんが、ここに行こうかと誘って断る確率は低いな」
オードリー「何でも好き、という事なのでしょうか……それでも、その中で私を選んでくれている」
オードリー「……///」
オードリー「いや、照れていては何も始まらない。しかもフロスト兄弟はそう思う私を甘いと評しているのに」
オードリー「やはりここは最大公約数でバナージの気を引くべき。つまりセクシー。確か、以前キャラ達が……」
キャラ「なあ、イリアはセクシービーム出せないのか?」
イリア「出すわけ無いだろう、そんなもの」
エニル「あら、私にだって出せるんだから出るでしょ?」
イリア「ええい、エニルも乗るんじゃない!」
オードリー「セクシービーム……恐らくは男性を虜にするビーム兵器。私に出せるだろうか……いえ、やってみる!」
オードリー「バナージ!」
バナージ「オードリー……って、な、なんて格好してるんだよ!?」
オードリー「エニルの服装を参考にしてみたんだけど……」
バナージ「そんな目のやり場に困る格好をしては駄目だよ……!」アセアセ
オードリー「(セクシーな私に動揺している……今だ!)」
オードリー「セクシービーム!!」ズゴオオオオ
バナージ「メガ粒子砲!?」
ちゅどーん(核爆発AA略)
オードリー「出せた……!でも、何か違う様な」
オードリー「練習が必要という事ですね……」
80 :オードリー作戦!:2014/07/12(土) 11:31:59.87 ID:???
オードリー「セクシービームに練習が必要となると……駄目だわ、今の私に必要なのは即効性。でも、今日ももう終わってしまう……」
ゼナ「ミネバ、焦っては駄目だわ」
オードリー「お母様!?」
ゼナ「あなたもザビ家の女ならば堂々と対峙しなさい。全ての困難を踏み潰し、結婚へ向かい闊歩するのよ」
オードリー「はい……!」
ゼナ「それでも高い壁が立ち塞がった時は……これを」
オードリー「これは?」
ゼナ「銃は覚悟の象徴。男は心に、女はその手に握るもの」
オードリー「……お母様、私は行って参ります。放てば戻らぬ銃弾となり、バナージの心を貫いて参ります」
ゼナ「ふふ、行ってらっしゃい」
ダンッ!
アムロ「……このプレッシャーは!?」
オードリー「オードリー・バーンである。夜伽に参った。道をあけよ」
アムロ「バナージは眠ってるよ」
オードリー「構わない」
アムロ「……こっちだ」
オードリー「(バナージ……このスレが全年齢板から追放されるかもしれない。それでも、私はバナージと添い遂げる!)」
バナージ「むにゃ……いい匂い……オードリー……オードリー……?」
オードリー「バナージ!」
バナージ「え……!?」
バナージ「(オードリーが俺の上に座ってる!?夢か!?でも匂いも重さもある。
それになんで俺はオードリーに銃を突き付けられているんだ!?)」
オードリー「私は、バナージと……!」
バナージ「オードリー……このオーラは……」
オードリー「(今なら出せる気がする……本当の……)」
オードリー「セクシービィィィィィム!!!」
バナージ「メガ粒子砲っ!?」
ちゅどーん(AA略)
81 :オードリー作戦!:2014/07/12(土) 11:33:07.83 ID:???
オードリー「結局あの後何事も無く終わってしまった……
というより、
ガンダム家が全壊して何も出来なかった……」
オードリー「バナージ、怒ってるかな……」
バナージ「オードリー!」
オードリー「バナージ……昨日はごめんなs
ぎゅっ
オードリー「えっ……!?(抱きしめ……られてる……!?)」
バナージ「俺、
ミンチになってる時に色々考えたんだ。
なんでオードリーが普段と違う事してたのかって……俺の為に、色々やってくれたんだよな。
気付けなくて、ごめん」
オードリー「……」コクリ
バナージ「オードリーは変わる必要なんて無いよ。俺は今のオードリーが誰より好きだ。
自分を変えようとして、変わっていくオードリーも誰より好きだ。
だけど、無理に変えようとして自分も追い詰めては駄目だよ……!」
オードリー「……そう、だよね」
オードリー「バナージ……私も謝らないと……
バナージを疑って、一人で目的も分からず走っていた」
バナージ「いいんだ、それもオードリーなんだから」
オードリー「……」ギュッ
オルバ「ハッピーエンドの様だね、兄さん」
シャギア「的外れでどうなるかと思ったが、良い方向に転んでくれた様だ」
オルバ「これで、つまらないステージに進む事は無さそうだね」
シャギア「まだ分からんな、ロニは変わっていないし、意外な伏兵が現れるかもしれない」チラッ
マリーダ「何故私を見る」
シャギア「自分に聞いてみる事だ」
マリーダ「……行くぞ。ミネバ様の幸せな姿は見届けた」
シャギア「そうだな、我々は去るとしよう」
オルバ「砂糖がまだ出てないけれどいいのかい?」
シャギア「フッ、たまには純粋に応援をしようではないか。そうすれば姫様の印象も上がる」
オルバ「そうだね、兄さん」
おわり
最終更新:2016年04月09日 20:03