504 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/10/25(土) 20:06:20.34 ID:hgPEyd9W0
メイリン「……(回想中)」
始業時刻は8:30、登校8:00として
7:30
メイリン「お姉ちゃん、もう起きないと!ご飯出来てるよ!」
ルナマリア「後5分……」
7:40
ルナマリア「ってもう10分経ってるじゃないメイリン!起こしてよ!」
メイリン「起こしても起きなかったじゃない!」
身仕度を整えメイリンの用意した朝食を食べ、滑り込みセーフで登校するルナマリア
メイリン「お弁当作る時間なんて……ない……」
505 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/10/25(土) 22:38:44.19 ID:v6b2cwaI0
< コトコトコト……
ルナ「んにゃむにゃ……う~ん……なんかいい匂い?」
フトンバサー
ルナ「ふぁぁぁ……メイリン、今日は朝御飯気合入ってるの…ね……?」
シン「あ、おはようルナマリア」
ルナ「………」ギュー
シン「いきなり頬を抓ってどうしたんだ!?」
ルナ「え?なんで?なんでウチにシンが!?」
シン「なんでって……次の休みは家でイチャダラ(イチャイチャダラダラの略)しようって言ったのはルナの方だろ?!」
ルナ「ふぁっ!?私とシンがイチャダラ……!?」
シン「やっぱ普通のデートが良かったか?今からどこか行くとなると……」ウーン
ルナ「デート!?デートって言った、今!!」
シン「どうしたんだルナ?今日は変だぞ?」
ルナ「シン、あの……私たちの関係なんだけど、さ……」
シン「へ?あー……いや、ルナ、俺達まだ未成年だしさ、流石に結婚はできないよ」
ルナ「オブレァッ!?!」
シン「ルナぁ!?!」
ルナ「け、結婚って……いや、つまり将来的にはってことで、現時点で私たちって……その、つ、付き合ってるの?」
シン「熱でもあるのか、ルナ?」
ルナ「いいから答えて!!」
シン「わ、わかったって。……いや、答えるも何も……恋人同士だろ、俺達。当たり前じゃないか。もう付き合って何年になると思ってるんだよ」
ルナ「ね、年季入ってるのね……」
シン「そりゃマユなんかルナのことお姉ちゃんって呼ぶぐらいだしな。そうだ、聞いてくれよ、この前レイがルナの名前を俺の苗字で書いてさ。
"うっかりしていた。まだ籍をいれてなかったんだな。だが気にするな、俺は気にしない"いやそういうことじゃないだろっての」
ルナ「完全勝利!?完全勝利なのね!?」
シン「ご飯できたから食べよーぜ」
ルナ「あ、うん……」
トテトテ
ストン
ルナ「……ちょっと待って」
シン「ん?」
ルナ「座る位置おかしくない!?」
シン「え?いつもこうだろ」
ルナ「いやいやいやいや!!!なんで私の後ろ!!?対面でも横でもなく後ろ!?!」
シン「だってこうしてるとルナを抱きしめられるだろ」ギュー
ルナ「そうね!いつもこんな感じだったわ!てへぺろ」
シン「はい、あ~~ん…」
ルナ「(もう据え膳食らわぬはなんとやらよ、ルナマリア!!)あ、あ~ん……」ドキドキ
506 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/10/25(土) 22:39:49.21 ID:v6b2cwaI0
ルナ「えへ…ぇへ……うへへへ……ぁへ……」
セイ「僕はずっと考えていた……
ガンプラバトルで自分の作ったガンプラが壊れるのは悲しいって!!
だから作った!!相手のガンプラを壊さずに勝利するガンプラを!!!!」
ヒイロ「そうか、それがセイの新しいガンプラか」
セイ「そう、その名も……トラウマッガイさん!!」
ウッソ「見た目はアッガイですけど……」
セイ「中はジェネラルジオングとエンジェルハイロゥの改造さ。必殺技は右手のトラウマッシュ(+)と左手のトラウマッシュ(-)!!
このトラウマッガイさんに殴られた相手は+なら幸せな、-なら不幸な幻覚に囚われてしまうんだ!!」
ヒイロ「悪の親玉の使う兵器だな」
ウッソ「セイの
主人公パワーが絶賛底値を記録してますよ」
セイ「みて兄さんたち!制御を失ったルナマリアさんのガンプラはリングアウト寸前だよ!!」
ウッソ「エグいですね」
ヒイロ「攻略法はないのか?」
セイ「まぁそこは改造元と一緒で本人の精神力の強さで幻覚から脱出できるようになってるよ?」
ウッソ「つまりルナマリアさんでは抜け出せないんですねわかります」
ヒイロ「たとえ何度生まれ変わっても、必ず同じ道を選ぶ……」
セイ「ほら!ルナマリアさんのガンプラが落ちるよ!落ちろ、落ちろぉぉぉぉ!!!」
ウッソ「荒んだ心にガンプラは危険なんだなぁ……」
ヒイロ「何度あの子とあの犬を
ミンチにしても同じ道を……」ブツブツ
シン「……どうした?ルナ」
ルナ「ん……なんでかな?自分がここにいるのが不思議で……」
シン「変なルナだな。お前はここにいるだろ?」ギュ
ルナ「うん、そうよね……きっと幸せすぎて不安になっちゃったのね」
シン「大丈夫だよ、なにも不安になることはない。ずっとここにいればいいんだ」ナデナデ
ルナ「うん……私、シンとずっとこうして……」
ルナ「え……?シン、私のこと呼んだ?」
シン「ん?いや……でもルナの名前なら何度でも呼んであげるよ。愛してるよ、ルナ」
ルナ「もう、シンったら……」
ゼハ●ト「思い出せ、思い出すんだ……」
●オ「取り戻すんです、取り戻すんや……」
ルナ「何?なんなのよこの居心地の悪さは!!」
シン「ルナ?」
ルナ「何よ!何なの!私が幸せなのに誰か文句でもあるの!!」
ゼハート「当然だ。お前が幸せであるものか」
マオ「そんな幸せなルナマリアはんなんてルナマリアはんじゃあらへんやん」
ルナ「あ…あ……あ゛あ゛ぁ゛あぁ……!!」
507 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/10/25(土) 22:42:02.31 ID:v6b2cwaI0
孔明「今です!」
メイリン「お姉ちゃん、目を覚まして!!覚まさないと、このお姉ちゃんのポエム読んじゃうから!!
"あたりまえように生きて、あたりまえように死ぬのね。ああ、それは――― なんて、孤独――"」
孔明「ペンネーム:「光速」の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女性詩人」
ルナ「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」
パリーン
セイ「そんな!?幻覚を脱したなんて!!」
孔明「セイ殿、あなたは見落としていた……」
セイ「何を見通していたっていうんだ、教えてください解説の孔明さん!!」
孔明「今の
ガンプラバトルは3vs3……あなたがヒイロ殿やウッソ殿と供に参加しているように
ルナマリア殿もゼハート殿とマオ殿とチームを組んで戦っている!!!」
セイ「そうか……絆っ!!絆の力で幻覚を脱したんだね!!」
ウッソ「連帯感とかお前ひとりが幸せになるのは許さない的な?」
ヒイロ「教えてくれゼロ……俺はあと何度……」ブツブツ
ルナ「うああぁぁぁああぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!!!!」ガチャガチャ
メイリン「あれはレバガチャ状態ですね」
孔明「解説のメイリン殿がいうように、無心でレバーを出鱈目に動かす……一種のバーサーカー状態ですね」
メイリン「さぁ、セイ君はどう戦うのか」
ルナ「おぼろべふふうふあああぁぁあぁあぁ!!!!」ドドドドドドド!!
セイ「幸せな幻覚が駄目なら不幸だ!くらえ!トラウマッシュ(-)」
ボコボコボコボコ
メイリン「ラッシュ!ラッシュ!ラッシュだぁぁぁぁ!!!しかし拳の連打を浴びてもお姉ちゃんは止まらない!まるでブルドーザー!!」
孔明「女性らしさの欠片もない、それでこそルナマリア殿です!!」
セイ「そんな!?どうして!!プラフスキー粒子が直接脳に働きかけて幻覚を見せているはずなのに!!」
ルナ「不幸なんて、慣れすぎて今更見せられたところで私が止まるもんかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ドッカーーン!!
セイ「やーらーれーたー」
ヒイロ「む?セイがやられたか」
ウッソ「今回の
ルールではリーダーがやられるとチームは敗北ですので、僕たちも負けですね」
ルナ「はぁ…はぁ……」
ゼハート「やったな、ルナマリア」
マオ「信じてましたよ、ルナマリアはん!」
ルナ「アンタたちさえ……アンタたちさえいなければ……ガンプラバトルなんてぇ……」ザシュ!ザシュ!ザシュッ!!
シン「ん?ルナ、おまえセイに勝ったのか?すごいな」
ルナ「シン゛ン゛ン゛……」
シン「おい、何も泣くことないだろ……まったく」フキフキ
ルナ「…うう……シンが優じい゛よぉ゛……まだ幻覚が見えてるのね……チーン…」
シン「げぇ!?鼻水!?!」
パーラ「ルナ、アホ毛で壊したガンプラバトルの箱体、弁償な?」
ザコ「ザコ~…今日もサテリコンは平和ザコ~…」
最終更新:2016年04月27日 14:09