598 名前:ルナマリアのラブレター大作戦 1/4投稿日:2007/01/24(水) 11:06:21 ID:???
ルナ「ううっ、二回目の作戦も失敗しちゃったわ・・・。」
メイリン「そ、そうだね・・・・(この前の自棄食いに付き合って3キロ太った)」
ルナ「一体私の何がいけないのよ。」
メイリン「うーん・・・多分今のシンはお姉ちゃんの事を同級生位にしか見てないからじゃないかな?」
ルナ「じゃあ一体どうすれば良いのよ!!!!」
メイリン「や、やっぱり一番の手は直接告白かな?(こ、怖い・・・)」
ルナ「告白?」
メイリン「うん、流石のシンでも「好き。」って言われれば気付くと思うんだ。」
ルナ「そうね・・・じゃあそうしましょうか。じゃあ電話して・・・。」
メイリン「ちょっと待って、直接呼び出すより間接的に呼び出した方が効果があると思うよ。」
ルナ「え、どういう事?」
メイリン「まず、「放課後、体育館の裏で待ってます。」って書いた紙をシンの靴箱の中に入れるの、勿論名前は書かないでね。」
ルナ「ふんふん・・・。」
メイリン「それで、シンは「一体誰が待ってるかな?」って思いながら体育館裏にやって来て、そこで初めてお姉ちゃんが相手だと解かるの。」
ルナ「そしてシンに好きだって事を伝えると・・・なんか回りくどいわね。」
メイリン「この方が効果的だって・・・今度こそ成功するよ。」
ルナ「そうね・・・じゃあ早速やってみるわ。」
メイリン「頑張ってね、お姉ちゃん。」


599 名前:ルナマリアのラブレター大作戦 2/4投稿日:2007/01/24(水) 11:08:48 ID:???
翌日の早朝、学校の玄関・・・


ルナ「えーと・・・誰もいないわね、じゃあこれを。(シンの靴箱の中にラブレターを入れる)」
メイリン「後はシンが登校してきたらこれを見つけて、後は放課後のお楽しみって事だね。(付き添い)」
ルナ「そうね、じゃあ早く教室に行きましょ。」
メイリン「うん。」

それから5分後・・・・・・

ヨウラン「今日は珍しく早く学校に来たな。」
ヴィーノ「うん、早起きは三文の得って言うしね。(シンの靴箱を開ける)」
ヨウラン「おいヴィーノ、そっちはシンの靴箱だぜ。」
ヴィーノ「あ、うっかり間違えた・・・ってなんだろこれ?(ルナマリアのラブレターを取り出す)」
ヨウラン「ん、どうした・・・ってそれはまさか、ラブレター!!!!!」
ヴィーノ「そうみたい・・・シンの靴箱に入ってた。」
ヨウラン「あのラッキースケベ・・・一人だけ良い思いしようとしやがって。(ヴィーノからラブレターを取る。)」
ヴィーノ「あ、ヨウラン、それ戻した方が良いんじゃない?」
ヨウラン「それよりさ、これを此処に入れたら面白いんじゃないか?(近くの靴箱に入れる)」
ヴィーノ「よ、ヨウラン、それ不味いって・・・。」
ヨウラン「構うもんか、俺達には浮いた話の一つもないのにシンばっかり良い思いするってのも尺だろ?」
ヴィーノ「ま、まあ・・・そりゃそうだけどさ・・・。」
ヨウラン「ま、そういう事でさっさと教室に行こうぜ。」
ヴィーノ「う、うん・・・・・・。」


600 名前:ルナマリアのラブレター大作戦 3/4投稿日:2007/01/24(水) 11:10:37 ID:???
放課後、体育館裏・・・


ルナ「ふう・・・本当にやっちゃったけど、シン来てくれるかしら。(木の後ろで待っている)」

ザッ、ザッ、ザッ・・・・・・。(誰かの足音)

ルナ「(き、キターーーーーーーー、お、落ち着きなさい私、ここは深呼吸して・・・)あ、あの、私、貴方の事が好きなの!!!!」

飛び出して告白するルナマリア・・・だが・・・

????「え、俺なんかで良いの?」
ルナ「うん、そう・・・・よ?」

ルナは初めて相手を見たが、それはシンではなくビーチャだった。

ルナ「な、何でシンじゃないのよ・・・ってかあんた誰!!?」
ビーチャ「でも困るなぁ・・・俺エルが好きだし・・・。」

どうやらヨウランが入れた靴箱はビーチャのであったようだ。

ルナ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(手が震えている)」
ビーチャ「けど、あんたも結構可愛いしなぁ・・・ってげぼふぁ!!!!!!!」
ルナ「あんたなんかお呼びじゃないわよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」

怒ったルナマリアはビーチャに向って見事なスクリューアッパーを喰らわした。
哀れなビーチャはそのまま空高く舞い上がっていった・・・彼は悪くないのに。


601 名前:ルナマリアのラブレター大作戦 4/4投稿日:2007/01/24(水) 11:17:57 ID:???
夕方、ガンダム一家の食卓・・・


ジュドー「そう言えばさ、今日ビーチャの奴にラブレターが来てたんだぜ。」
ガロード「マジ!?あんな顔でもててたのか?」
ロラン「こら、そんな事言うもんじゃないですよ、盾食う虫も好き好きって言いますからね。」
シーブック「ロランの言い方も結構酷いような・・・。」
アル「ねえ、それってどういう意味?」
キラ「えーっとねー・・・まあ、どんな物にもそれを好きだと思う物好きがいるって意味かな?」
ジュドー「けどさ、あいつ何時まで経っても帰ってこないからルーと探しに行ったら何故か木にぶら下ってたんだ。」
ガロード「木にぶら下ってた?」
ジュドー「ああ、しかも何にも覚えてないんだよ・・・結局相手が誰か分からなかったけど、モンドとの賭けで勝ったから良いんだけど。」
キラ「え、もしかしてふられるかどうか賭けしてたの?」
ジュドー「ああ、エルと俺がふられる方で、モンドが大穴でOKの方に回ってさ、少し小遣いが増えたぜ。」
ロラン「こら、賭け事はしてはいけませんよ。」
コウ「はぁ・・・俺にもラブレター来ないかなぁ・・・。」
カミーユ「あ、コウ兄さんいたんだ。」
コウ「シクシク・・・何でここじゃ俺ってニナと仲が悪いんだ、そして何でシーマと・・・OVAじゃ零距離で吹っ飛ばしたのに・・・。」
シン「あーー・・・コウ兄が何だか壊れたっぽい・・・。」
ヒイロ「運命は時に厳しい・・・か。」


こうして、ルナマリアのラブレター作戦は失敗した。
バレンタインの日まで後三週間。


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最終更新:2019年04月06日 22:59