204 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/07/03(金) 23:40:07.61 ID:gRzyJUDg0
パトリック「武者ガンダムは頑玉にあれこれして出産する。頑玉は玉の名前の通り球体だ。
つまり頑玉=無精卵なのではないだろうか」
デュランダル「なるほど。その学説に矛盾はないですね」
アスラン「いきなりナニを話だしてるんですか父上!!」
パトリック「アスラン、私の本業を忘れたのか」
デュランダル「プラントの首脳陣はみな学者なのだよ」
アスラン(運営を研究者に任せるから無茶苦茶な事になるんだよ……)
レイ「気にするなアスラン。俺は気にしない」
パトリック「続けるぞ。烈火武者頑駄無とその息子の烈丸くんの胸には頑玉が確認されているが、妻である光凰姫には存在しない」
デュランダル「しかしこの歳の差は犯罪だな」
パトリック「つまりタツノオトシゴと同じく、武者ガンダムは雄が卵を産む生物だと考えられる」
デュランダル「つまり頑玉は精嚢であり、女性はその頑玉に棒をぶっ刺して卵子を注入するとと……!!」
パトリック「そう、我々は自分たちの常識にあわせて考え、武者ガンダムも男が女にズッコンバッコンすると想像していたが
実際は男が女にズッコンバッコンされていたんだよ!!」
デュランダル「な、なんだってーーー!!」
アスラン「学者がズッコンバッコンとか使いませんよね!?それ学会で発表できませんよね!!」
レイ「気にするな、俺は気にしない」
カタギリ「それはどうかな?」
パトリック「ビリー=カタギリ!?君は別の意見を持つというのかね」
デュランダル「馬鹿な、君の専門はMS工学な筈……!」
アスラン「貴方達の専門はなんなんですか」
カタギリ「ふっ……伊達に30半ばまで童貞を拗らせたわけじゃないよ。性の話題には一家言持ってる」
レイ「実践を経験しないのに一家言持っているのか」
カタギリ「それに僕の親友が
ガンダムマニアだからね。ガンダムの生態に関しても専門家に負けるつもりはないよ」
パトリック「面白い、君の意見を聞こう」
カタギリ「まず確定した学説を思い出して欲しい。三璃紗のガンダムは男が女にズッコンバッコンする」
アスラン「またズッコンバッコンかよ!!」
カタギリ「これは
呂布トールギスが貂蝉キュベレイを強姦したという史料があるので間違いない。ちなみに強姦は犯罪だよ」
デュランダル「待て。それはあくまで三璃紗のガンダムの話だろう」
カタギリ「
残念だけど劉備ガンダム君の子孫は白龍大帝。彼が治めていた国は影舞乱夢といい、武者ガンダムの生きていた天宮の隣国、つまり同一世界だ!!」
パトリック「し、しかし影舞乱夢と天宮では生態が異なるガンダムが生息していたと考えられはしないだろうか」
カタギリ「二つの国は古来から行き来があってね。天宮の初代頑駄無大将軍を助けた武神頑駄無は影舞乱夢からやってきたとされている。
そして彼は天宮に土着して子供を産んでいる。二代目将頑駄無、精太だ。つまり天宮のガンダムと影舞乱夢のガンダムは交配が可能だったという証明だよ」
デュランダル「なんということだ……では武者ガンダムはズッコンバッコンするのか」
カタギリ「するだろうね。そもそもこの時代の武者ガンダムに頑玉はない」
アスラン「どうしてそこまでズッコンバッコンに拘るんだ!!」
205 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/07/03(金) 23:41:05.97 ID:gRzyJUDg0
ライゾウ「ふっ……若いな、カタギリ君」
カタギリ「ライゾウ=カッシュ博士!?まさかこんなところに!!」
ライゾウ「もっと柔軟に考えるんだ。ズッコンバッコンする時も身体が硬くては話にならんだろう?それと一緒だ」
アスラン「アンタもかよ!何!?ズッコンバッコンって実は専門用語だったの!?」
ライゾウ「ザラ君の武者ガンダム卵生説は面白い。だがカタギリ君は過去の文献から矛盾があるという。だがそれは本当に矛盾だろうか?」
カタギリ「そ、それは……」
ライゾウ「ずばり"進化"だ。そう、進化だよ、カタギリ君」
カタギリ「進化!!」
ライゾウ「過去、武者ガンダムはアワビに竿をぶっ刺していた。だが進化の果てに玉に竿でブッかけるようになった。これで矛盾はない」
アスラン「ズッコンバッコンより最低な発言が出てきた!!」
レイ「気にするな、俺は気にしない」
パトリック「成程……進化……そう、進化したのだ。環境に適応し、より確実に子孫を残す為に胎生から卵生へと進化した」
デュランダル「胎生の果てに卵生があるというのは違和感を覚える……だがそれは哺乳類が誕生するまでの過程に縛られすぎているせいだ」
カタギリ「なんて柔軟な発想……さすがは自己修復、自己増殖、自己進化の三大理論を達成したライゾウ博士!!」
ライゾウ「カタギリ君、君が例に上げた二代目将頑駄無の時代、マキの玉だのマーの玉だのセーラーム○ンみたいな玉を持った武者の存在が確認されているね」
デュランダル「新生武者五人衆か!」
パトリック「この玉はもしや頑玉への進化の兆候……!?」
ライゾウ「その通りだ。この玉は元々二代目頑駄無大将軍と闇皇帝が相打ちしたさい、ほうぼうに散った光だという」
カタギリ「つまり二代目大将軍の精子っ!!」
アスラン「あやまれ!というか撤回しろその発言!!」
レイ「外交問題に発展しかねないな。だが俺は気にしない」
ライゾウ「時系列をまとめると、まず刀覇大将軍までの時代は男が女のアワビにズッコンバッコンしていた。
だがダークアクシズ侵攻のころには男の玉に向かって女性がズッコンバッコンする時代がやってきたのだ」
パトリック「問題は三国伝の時代がいつなのかだ。三国伝はアワビ世代なのは確定している」
アスラン「最低の世代ですよ。最低の名称ですよ!!」
デュランダル「ではダークアクシズ侵攻より前の年代なのでは?」
カタギリ「いや……胎生から卵生を経て、再び胎生へと進化した可能性もある!!」
ライゾウ「その通りだ、カタギリ君!伊達に童貞を拗らせていないな!」
カタギリ「当然です。僕はA-styleのロゴをオカズにできる男ですよ」
アスラン「もうやだ!」
レイ「投げないでください、アスラン。シンならもっとツッコミを粘ります」
206 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/07/03(金) 23:41:48.35 ID:gRzyJUDg0
ライゾウ「しかしこの武者ガンダムの生態を考えた時に思うことがある……」
デュランダル「それは?」
ライゾウ「騎士ガンダムの事だよ。騎士ガンダムはラクロアの精霊の木から生まれ、死ぬとマナに還る」
パトリック「そしてマナが精霊の木を育て、再び騎士ガンダムが生まれる」
デュランダル「つまり騎士ガンダムは遺伝情報的に常に同一個体の単細胞生物の可能性があるということか」
レイ「流石ギルは遺伝子の専門家だな」
アスラン「レイ、戻ってこい!」
カタギリ「つまり騎士ガンダムはアメーバだったんだよ!!」
アスラン「また喧嘩売った!次はラクロアに喧嘩売った!!」
ライゾウ「重要なのはそこではない。そこではないぞ」
パトリック「博士、博士は一体何に気づいたのです?!」
ライゾウ「ナイトガンダム……彼は元は天宮の武者真悪参が落雷に打たれてスダドアカにやってきた人物だ」
カタギリ「正確にいえば善と悪の二つに分かれた武者真悪参の善の部分がナイトガンダムですね」
ライゾウ「そう、その善と悪の部分だ」
パトリック「ふむ?」
ライゾウ「武者真悪参には天宮に子孫がいる。新世大将軍の治世下で将頑駄無を務めた頑駄無真駆参だ」
デュランダル「その者が何か?」
ライゾウ「いや、彼は関係ない。大事なのは子孫がいる。つまりズッコンバッコンした。イコール性欲があったということだ」
カタギリ「それはあるでしょう。男なんだから」
ライゾウ「だがラクロアのMS族はズッコンバッコンの必要がない」
パト・デュラ・カタ「「「はっ!!?!」」」
ライゾウ「必要ないのだ、アメーバだから!」
アスラン「アメーバ違うし。分裂しないし」
ライゾウ「つまり武者ガンダムと違って騎士ガンダムには性器がない。必要ないのだからあっても退化している筈……っ!!」
カタギリ「そ……そんな……だとすれば1人スダドアカに来てしまった武者真悪参はどうやって性欲は発散すればいいんだ……!!」
アスラン「しごけよ」
パトリック「そうか……そういうことか」
デュランダル「私もわかったぞ。つまり武者真悪参はズッコンバッコンできないストレスで分裂したのだ!!」
ライゾウ「うむ……おそらく間違いあるまい」
カタギリ「なんてことだ……なんて壮大な研究になってしまったんだ……」
パトリック「こうはしてられん。はやくこの研究をまとめて発表しなくては!!」
アスラン「やめてください父上」
デュランダル「よし、では湯上がりにコーヒー牛乳を飲んでから研究室に戻ろう」
カタギリ「僕はフルーツ牛乳がいいな」
ライゾウ「ミルメークだ」
シン「アンタら銭湯でなに話してんだぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!」
アスラン「シン、お前遅いんだよぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーー!!!」
ザコ「いやもうウチの銭湯で政治家や財閥同士が会話するのが普通で見過ごしてたザコ」
207 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/07/04(土) 00:03:30.64 ID:ZzW6Qr/a0
204-206
フランクリン・ビダン「先生、どう思われます?」
テム・レイ「まあ簡単に言えば『ガンダム万歳!』といったところだね」
フランクリン「流石は先生、あの問題をあっさり片づけられるとは」
テム「何、私が凄いんじゃないよ。凄いのは『ガンダムは伊達じゃない』という事実だけだ」
最終更新:2016年05月13日 07:16