415 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/07/30(木) 07:42:00.69 ID:QOoIrW+M0
ゼクス「アンケートでは、性能面で少し物足りないという声が上がっているようだが」
トレーズ「機体の快適性を追及するという従来の方針を変えるつもりはない
インターフェースやパイロットの居住性を損なわない範囲での強化ならばいいが」
OZカンパニーの技術力・資本力では現状、性能面で連邦やネオジオンといった大手と競うのは難しい。
ならばこちらは快適性でアピールすることで差別化を図る。これがOZカンパニーの、そしてトレーズの方針だった。
曰く
トレーズ「人が乗るものであるからこそコクピットは快適でなければならない
不快なコクピットは乗る人間の心も絡めとり、やがては人間性を奪い取る
快適なコクピットとはそう、自由なのだ…心が」
…ということである。
レディ「そうなると、コストも高まりますね」
トレーズ「すべてはエレガントに。市場調査のほうを頼むよ、レディ」
レディ「はっ。」
レディ「さて…次はOZプライムカンパニーに関する事項です」
OZプライム。OZカンパニーの子会社だ。以前、ある事件を引き起こして親会社ともども大打撃を受けたために欠かさず近況の報告をさせている。
ちなみに社長は
ヴァルダー・ファーキル。事件に加担していたので普通はクビになってもおかしくないのだが
代わりがいなかったので続投している。レディは代わりが見つかり次第即引きずりおろすとつもりなのだが
それはトレーズの知らぬところである。
レディ「こちらが復刻の未開空軍ジェンダー・フォッシル氏の近況となります」
416 名前:通常の名無しさんの3倍 :2015/07/30(木) 07:44:31.50 ID:QOoIrW+M0
そんな名前だっただろうかとゼクスは疑問に思ったが、ゼクス自身も名前を忘れていた。
肩書き含めて妙に長かったことだけは覚えているのだが。
トレーズ「ふむ。凡骨の誤配週刊モルダー・ポーキルも最近は大人しいか」
ヴァルダー「トレェェェェェズ!」
トレーズ「品のない登場だな、ポンコツの愉快トークンメッチャー・クーネル
押し掛けるにしても、もっとエレガントな登場はできないものか」
レディ「アポイントメントもなしにいきなり会議室まで押し掛けるとは。
バンコクの破傷風の名が泣くぞスケダー・ファーサイト」
ヴァルダー「誰がポンコツだ誰が破傷風だ! 私は
暗黒の破壊将軍ヴァルダー・ファーキルだ!
貴様はいつもいつも涼しい顔で人を馬鹿にして!
OZプライムの経営状況について聞きたいというからわざわざ来てやったというのに…」
トレーズ「快適なコクピットにはやはり防音も必要だな。レディ」
レディ「それに加え、不快な通信をカットできる機能も必要ですね」
トレーズ「そうだな。その旨、関係部署へ連絡してくれたまえ」
レディ「承知いたしました」
ヴァルダー「人の話を聞けえええええ!」
レディ「ところでヘンダー・ボーキサイト」
ヴァルダー「だから違うというのに。なんだ?」
レディ「何故ここにいる? 用がないなら帰れ」
ヴァルダー「き・さ・ま・ら・はぁぁぁぁぁ!」
トレーズ「たまの喧騒も悪くない…そうは思わないか、ミリアルド」
ゼクス(そんなことより私は会議を進めたいのだが…)
落ちはない
閣下の話題になったのでたまらず投下した。
急いで完成させたので粗があるかもしれないが投下できればなんでも良かった。指摘されたら反省する
最終更新:2021年09月29日 21:28