793 名前:ドモンが弟子入りした理由(1/4) :2015/10/12(月) 11:22:34.31 ID:iDUyWJdx0
テレビ中継
ドモン『ヒィィィィト!エンドッ!!!』
ストーカー『決まったーっ!!今年のGF優勝もやはりこの男!
ドモン・カッシュ・ガンダムだーーーっ!!』
シュウト「やったー!」
アル「ドモン兄ちゃんてほんと強いよねー」
シロー「本当にな。ここまで強くなるとは思わなかったよ」
マイ「ドモンは大人しくて泣き虫でしたからね」
セレーネ「そうそう。そのせいでいじめの標的にされたりしてね。よくキョウジやレインと助けに行ったもんよ」
アムロ「ああ、確かにドモンはひ弱だった」
シュウト「え!?あのドモン兄ちゃんが!?」
アル「ど、どういうこと?」
アムロ「ちょうどいい。話してあげよう…そう、ドモンがシュウトと同い年の時の話だ…」
10年前***
河原にて
キョウジ(18)「……!いた!こら!!君たちドモンに何をするんだ!!」
セレーネ(18)「まったく……私の弟をなんだと思ってやがるのかしら。ほらドモン、泣かないの」
ドモン(10)「ひっく……うえぇ…」
レイン(10)「よしよし、もう大丈夫よ」
アムロ(19)「大丈夫かドモン!?ケガは無いか?」
ドモン「うん…お姉ちゃんもキョウジお兄ちゃんも…レインも来てくれたから」
アムロ「そうか…良かった…キョウジ君、レインちゃん、いつもドモンのこと気に掛けてくれてありがとう」
レイン「いいの!私がドモンの一番の友達だもん」
キョウジ「もうドモンは俺の弟分ですし。それに…ドモンのために奔走してるセレーネ見てるとクラスメイトとしてほっとけないですから」
セレーネ「いつも助かるわ。明日購買でなんかおごるわね」
キョウジ「はは、セレーネにしちゃ気前が良いな。…それじゃ、もう遅いし帰ります。行こう、レインちゃん」
レイン「うん!ね、ドモン、困った時は言わなきゃダメよ?でなきゃ絶交しちゃうから!」
ドモン「うん…いつもありがとレイン」
アムロ「二人とも気を付けてね。あ、博士たちによろしく」
ドモン「…お兄ちゃん……」
アムロ「ん?どうした?」
ドモン「…ボク……強くなりたい」
アムロ「……ドモン……」
794 名前:ドモンが弟子入りした理由(2/4) :2015/10/12(月) 11:43:11.53 ID:iDUyWJdx0
数日後
セレーネ「うーん……アンタのせいで今月ピンチになったじゃない。今度はアンタがなんかおごりなさいよね」
キョウジ「おいおい、おごるって言ったのはお前だろ」
セレーネ「ちぇー…ん?あれ……ドモン?」
キョウジ「本当だ。なんかよその家に入って行ったぞ」
セレーネ「ちょっと…やだ!あそこ東方不敗のオッサンの家じゃない!私、昔盆栽壊してシバき倒されたことあんのよ!ドモーン!!よしなさい!殺されちゃうわー!!」
キョウジ「ちょ……落ち着けセレーネ!なんか中で話してるぞ」
東方不敗(39)「ふむ、来たか小僧。では始めるか」
ドモン「はい!し、師匠っ!」
東方不敗「答えよ!流派!東方不敗は!!」
ドモン「お、おうじゃの…」
東方不敗「たわけが!声が小さいわ!」
ドモン「王者の風よ!!」
東方不敗「よし!全新!!」
ドモン「けーれつ!!」
東方不敗&ドモン「天破侠乱!見よ、東方は赤く燃えているぅぅ!!」
セレーネ「ええええええ!?!し、師匠!?」
キョウジ「まさか…あのドモンが…」
カトック(35)「東方不敗が弟子をとるなんて珍しい…死んだ女房の口癖だ」
セルゲイ(33)「なんと、幼い少年ではないか。しかし、男の覚悟に水は差さん」
バニング(29)「あのヒヨッコをどう育てるか…東方不敗の腕の見せどころだな」
セレーネ「なんなのこのオッサンたち!?」
アムロ「おーい!セレーネ、キョウジ君!」
セレーネ「兄さん!ドモンが…」
アムロ「ああ、ちょっとこれを見てくれ。帰ったらちゃぶ台の上に置いてあったんだ」
"お兄ちゃん、お姉ちゃん ごめんね。"
キョウジ「ドモンの字だ…!」
アムロ「驚いて探しに来てみれば…案の定だったな。とにかく連れて帰らないと…おーい!ドモン!!」
795 名前:ドモンが弟子入りした理由(3/4) :2015/10/12(月) 12:03:10.48 ID:iDUyWJdx0
東方不敗「むっ?」
ドモン「お兄ちゃん!」
アムロ「ドモン……そんなに焦って強くなろうとしなくていいんだ。いや、強くなくたっていいんだよ!お前はお前の道を歩めれば…それでいいんだ。…だから、帰ってこい、ドモン」
ドモン「お兄ちゃん……でも、ボクもう決めたんだ。ボクは…誰にも負けないぐらい強くなりたい。いつか…ボクを守ってくれたお姉ちゃんやレインを守れるように、強くなりたいんだ!だから…帰らない。強くなるまで、絶対に」
アムロ「ド、ドモン……」
東方不敗「この小僧の兄貴か。……こやつ、へなちょこだが真っ直ぐだ。お前も…自分の道を歩めと言うなら、こやつの言うことを聞いてやったらどうだ」
アムロ「くっ…しかし!」
セレーネ「ドモンはまだ10歳なのよ!?」
ドモン「…お兄ちゃん」
キョウジ「…アムロさん…」
アムロ「………わかった。東方先生、弟を…ドモンのこと、よろしくお願いします」
セレーネ「兄さん!?何言って…」
アムロ「…俺は、ドモンの意志を尊重する。こいつの決めたことだ…俺たちは…応援するべきだろう」
ドモン「ありがとう、お兄ちゃん」
東方不敗「案ずるな。この小僧は儂が責任を持って一人前の武闘家に鍛え上げてみせようぞ。よしドモン、明日からギアナ高地で修業じゃ!!」
ドモン「はいっ!!師匠!!」
」
796 名前:ドモンが弟子入りした理由(4/4) :2015/10/12(月) 12:14:50.00 ID:iDUyWJdx0
アムロ「……ということがあったんだ」
セレーネ「あのときはさすがの私もテンパっちゃったわね」
シロー「ドモンが家を出た後、レインやコウが大泣きして大変だったよな」
アル「そ、そうだったんだ……あのドモン兄ちゃんが…」
シュウト「僕も今のうちに弟子入りしようかな……」
ジュドー「にしても、ドモン兄ってずいぶん変わったんだなあ」
コウ「あんな人が師匠じゃそりゃ人も変わるよ」
キラ「ま、結果オーライだし良かったんじゃない」
刹那「ドモン兄さんはそうやってガンダムになったのか…………!!」
ガロード「ジュドー、後でドモン兄のことおもいっきりからかってやろうぜ」
ジュドー「楽しそうだなww」
シーブック「やめとけって。お前らまとめてヒートエンドされるぞ」
ロラン「ほらほら、そのドモン兄さんももうすぐ帰って来ますよ。暇なら夕飯の支度手伝って」
キャプテン「ドモンが今どこかでくしゃみをしている確率は87.13%だ」
ドモン「へっくし!!」
レイン「あらあら、風邪?はいティッシュ」
ドモン「む、スマン」
終わり
このスレではドモンの家出についてどうなってるのかなと思って
既出でしたら
パラレルってことでたのんます
最終更新:2016年05月14日 08:19