297 名前:通常の名無しさんの3倍 投稿日:2015/12/03(木) 00:29:36.02 ID:BYn+v/Ew0
295 感謝
放課後
アレンビー「……な、な、何これ…!?この人ホントにドモンなの……!?」
ルナマリア「正真正銘ドモンさんよ。……どう?生写真三枚セットに、今ならメガネなしバージョンも付けて……三千円!」
アレンビー「…くぅぅ…今月ピンチだけど……!あーもう!買う!買います!!」
ルナマリア「まいど!」
ネーナ「あーあー、ルナってばがっめつーい」
ルナマリア「なんとでも言えば?私は需要があるから供給してるだけの話だしっ」
ファ「だからって売り付けなくたって……」
ルナマリア「もー、考えてみなよ。世界中にファンがいるようなガンダムファイターの生写真、しかもコスプレのだよ?ネットオークションにだしたほうがよっぽど高く売れるところをアレンビーに売ったんだよ?これでも私をがめついって思う?」
ネーナ「…うわあ腹立つ…!……まぁ、アレンビーがよけりゃ良いんだけどね…」
セシリー「今にも昇天しそうなくらい嬉しそうね……」
アレンビー「……はぁ…」ウットリ
ギリ「ん?あーそれ、お前が買ったのか」
アレンビー「うん!」
ギリ「お前、自分がガンダムファイターのくせして敵のファンなのかよ。変な奴だな」
アレンビー「あたしは…ファンっていうか…好きなんだよね…ドモンのこと」
ギリ「…は?」
ルナマリア「ひゅう、若いねぇ!」
セシリー「アレンビーって結構ストレートよね」
アレンビー「ドモンの雰囲気も、ファイトで見せてくれる熱い心も…あの人が持ってる輝きも大好き。……みんなまとめてあたし、ドモンに恋してるみたいなんだよね」
ギリ「………ふぅん。すげぇな、お前」
アレンビー「へ?」
ギリ「よくそんな…不毛な横恋慕ができると思ってさ。望みのない恋愛なんて無意味だろ」
アレンビー「…!!」
ネーナ「ちょっとギリ!!あんたねぇ!!!」
セシリー「そんな言い方無いじゃないの!」
ファ「見損なったわ!!」
ルナマリア「さすがに引くわ…」
ギリ「え?!いや、違くて…!」
カテジナ「なんの騒ぎ?…あ、アレンビー?泣いてるの…?誰よ泣かせたのは!?アレンビーが泣くなんてよっぽどひどい事したのね…」
ネーナ「ギリがアレンビーの恋心を無意味だって踏みにじったのよ」
カテジナ「最低ね」
ギリ「話を聞いてくれよ!」
シーブック(こういう時の女子の団結力って凄いよな…)
アレンビー「…いいよ。いくら好きだって言ってもさ、ドモンがいつも見てるのはレインさんだけだって…わかってるよ。…現に振られてる身だしさ。意味なんてないんだよね……」
ギリ「っ、俺は……お前は明るいし可愛いのに、不毛だとわかってても一途に恋できるのがすげえって、言いたかったんだよ!!」
アレンビー「…ギリ…あ、えと…ありがとう…」
ネーナ「………ふぅん…可愛い、か」
ギリ「…ああ。……な、なに怒ってんだよ…」
ネーナ「うっさい!先に帰る!!」
ギリ「ま、待てよ!」
アレンビー「……ネーナってば、あたしぐらい直球じゃないと鈍感には伝わらないのに…」
ルナマリア「経験者は語る、ね」
アレンビー「えへ…私は玉砕だったけどね…」
セシリー「元気だして。これからクレープでもどう?おごるわよ」
アレンビー「やった!」
ファ「立ち直りが早いのはアレンビーのいいとこよね」
298 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2015/12/03(木) 03:50:18.40 ID:7IE8b2GX0
\パンッパンッパンッ!/
ドモン「なんだアイツは!?虚空に拳を打ち込んでいるのに奇妙な破裂音がするぞ!」
東方不敗「えぇい!よく見るのだ奴の拳の止まる瞬間を!」
ドモン「拳からリング状の衝撃波!これは!」
東方不敗「間違いない!彼奴は空気の壁、音速の壁に拳を打ち込んでおる!」
最終更新:2016年05月15日 18:43