797 : 通常の名無しさんの3倍2016/09/27(火) 22:10:57.69 ID:nHg3GMC+0
シン「…なんつーか、セレ―ネ姉さんとキラ兄って似てるよな」
キラ「え?」
バナージ「確かに…興味あること以外、徹底的に無関心なところとか」
シン「二人とも基本スペックが無駄に高いしな」
カミ―ユ「(生まれ順的な意味で)年下のシンの飯を略奪するのも、姉さんの横暴さに通じるところがあるな」
キラ「みんなしてなんてこと言うのさ! 姉さんと似てるなんて不名誉な!」
セイ「不名誉って…」
キラ「そもそも僕も姉さんもコーディネイターなんだから、ちょっとした共通点があっても不思議じゃないでしょ!」
セカイ「でも同じコーディネイターでもシン兄ちゃんとはあんまり似てないよな」
シーブック「ああ。シンはどっちかっていうとシロー兄さんやカミ―ユに近い気がする。人格形成にコーディネイターは関係ないんじゃないか」
キラ「そ、そんなことぉぉぉぉ!」
シロー「…お前たち、なにをそんなに騒いでるんだ?」
カミ―ユ「実はかくかくしかじか」
シロー「まるまるうまうまってことか。なるほどな」

ウッソ「(これで通じるから、SSって便利だ)」
シロー「とはいえ…キラの面倒を一番よく見てたのは姉さんだし、似ててもおかしくないんじゃないか」
セイ「今明かされる衝撃の真実!?」
キラ「嘘だといってよシロー兄さん!」
シロー「本当の話だよ。父さんも母さんも宇宙中を飛び回ってて全然家に帰ってこなかったから、兄さんたちが面倒を見ざるを得なかったんだ」
セイ「それって育児放棄…今更か」
シロー「キラは積極的に外で遊ぶようなタイプじゃなかったから、家でセレーネ姉さんと一緒にプログラミングやってたな。
    誕生日に姉さんからプログラミング用の小型端末をもらって嬉しそうにしてたっけ…」


キラ「ナ、ナンノコトカナー?」
798 : 通常の名無しさんの3倍2016/09/27(火) 22:12:44.30 ID:nHg3GMC+0
シロー「まあ、昔の話だからな。覚えてなくても仕方ないか…ところで、今はどこにあるんだ?」
キラ「とっくに壊れて捨てt」
シン「その端末って、大事な宝物だとか言って壊れるたびに必死で直してたやつじゃないのか」
ウッソ「あの端末、やけに年季が入ってると思ったらそういう事情が…」
キラ「そそそ、それは違う奴だから! ラクス…いやアスラン…そう、あれはアスランからもらった友情の証的な何かなの!」
シロー「そうかそうか。姉さんたちが聞いたら喜ぶぞ」
キラ「話を聞いてよ兄さん!」
カミ―ユ「それにしても意外です。あの姉さんが弟の面倒見るなんて」
シロー「今はあれだけど、昔はかなり面倒見がよかったんだぞ。父さんも母さんも今と変わらず宇宙中を飛び回って全然家に帰ってこなかったしな」
マイ「アムロ兄さん達に育てられたといっても過言ではない…かもしれないね」
シン「…たしかにこの人数の面倒をまとめて見るなんて、すごい労力だよな」
シロー「ある程度自分のことができるようになってからは俺やマイ、イオも手伝ってたけど…それまでずっと二人でやってた兄さんと姉さんには感謝しないとな」
キラ「ぐぬぬ…」
シン「何がぐぬぬだ」
わいのわいの


物陰にて――

アムロ「どうした、行かないのか」
セレーネ「あんな話題で盛り上がってる中、入れないわよ」
アムロ「まあ、確かに少し照れくさいが…」
セレーネ「でしょ?」
アムロ「ところで、キラの奴お前が作った端末を今も使ってるんだってな」
セレーネ「そ、そーね。とっとと新しいのに変えればいいのに」
アムロ「顔、にやけてるぞ」
セレーネ「うっさい!」

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最終更新:2016年12月16日 21:07