0698年長組inこたつ2017/02/21(火) 14:31:40.61 ID:FUUIfu8M0
ある寒い日に年長組がこたつでダベるだけの話

   セ
 ド 口 マ
   イ

セレーネ「そういえば最近気付いたんだけど」
イオ「なんだ?」
セレーネ「わたしたち年長組の中でシローだけないのよね、欠点」
ドモン「欠点?」
セレーネ「例えばアムロ兄さんなんかしっかりしてるようでメンタル糞ザコじゃない」
イオ「確かにw」
マイ「しょっちゅう凹んで白目体育座りになってますからね」
セレーネ「人は完璧よりも少しくらい欠点があった方が魅力的っていうし、兄さんの場合そういうところが」
ドモン「女心をくすぐるんだろうな」
セレーネ「で、兄弟を見ていくとみんなそれぞれいいところと悪いところがあるんだけど」
イオ「シローだけとくに欠点が見当たらないって言いたい訳か」
マイ「僕の場合、真面目すぎるというか、面白味がないところが欠点とよくいわれますね」
イオ「いや、どう考えてもお前は空中分解とフラグブレイカーが欠点だろ…」
ドモン「待て、姉さんが考える俺の欠点とはなんだ?明鏡止水の境地に至った俺にまだ欠点が」
セレーネ「いやいや、アンタの場合そのキャラ自体欠点みたいなもんでしょ」
ドモン「な?!」
イオ「うん。ガキ共はともかく、俺らはみんなわかってるからねお前がそれキャラ作ってるって」
ドモン「キャ、キャラじゃない!これが俺だ、キングオブハート、ドモン・カッシュだ!」
イオ「いや無理だから。たまに一人称僕になってる時あるし、素出ちゃってるから」
マイ「ドモンは昔から変わらず内気だけど優しい弟ですよ」ニコニコ
ドモン「そ、その優しい笑顔をやめろォ!」
セレーネ「あれよね、内気な子が応援団入ったみたいなもんよね。とりあえず大声だけは出せるようになりました的な」
イオ「ああなるほどw」
マイ「不器用なんですよ、ドモンは」
セレーネ「そういえば飲み会でレインちゃんに聞いたんだけど、ドモンって昼間はチャンピオンだけど夜はチャンはチャンでも赤ちゃn」
ドモン「わーーーーーーーーーーーー!!」
イオ「どうしたドモン、いきなり大声だして」
ドモン「お、お姉ちゃんたちのバカっ!僕トレーニング行ってくるから!!」脱走
セレーネ(かわいい…)
イオ(かわいい…)
マイ(かわいい…)

0699年長組inこたつ2017/02/21(火) 14:32:43.84 ID:FUUIfu8M0
クリス「こんにちわー」
セレーネ「あらいらっしゃいクリス」
クリス「何かあったんですか?なんか凄い勢いで走って行きましたけど、ドモン」
セレーネ「いや、ドモンがかわいいからついイジメたくなっちゃって」
クリス「?」
マイ「ところで今日はどうしたんですか」
クリス「あ、親戚からこれが沢山送られていたからおすそ分けに」
セレーネ「お~みかんじゃ~ん」
イオ「そりゃわざわざ悪かったな、ほらせっかくだからこたつ入ってけよ。隣空いてるぜ?」ポンポン
クリス「…セレーネさん、隣入っていいですか」
セレーネ「ええいいわよ」みかんモグモグ
マイ「姉さんもう食べてますし」

  ク・セ
   口 マ
   イ

イオ「おいおいなんだよバランス悪いな。隣に入ればいいじゃん空いてんだから」
クリス「あんたの隣なんてお断りよ」ツーン
マイ「相変わらずクリスはイオに厳しいですね」
セレーネ「幼馴染で家も隣だった分、イオの被害を一番受けてたからね~」
イオ「被害ってガキの頃の話だろ、かわいいイタズラじゃねえか」
クリス「イタズラじゃないからね、あれはもうセクハラだったからね!何回お風呂とか着替えを覗かれたことか…!」
イオ「フッ、あの頃は俺も若かったからな。今思えば毛も生えてねえようなガキの裸見て何が楽しかったのか」
クリス「なにいい思い出みたいに語ってんのよ!」
イオ「うるせえ!お前だって俺を見かける度にバット振り回して追っかけてきやがって!あれで何度ミンチにされたことか」
クリス「あんたが覗くのが悪いんでしょうェ悪いんでしょうが!」
セレーネ「そういえば、昔はイオをミンチにするのはクリスの役目だったわねー」
マイ「そのせいでクリスの家はバットを常備するようになったんですね」
セレーネ「イオのせいとはいえ、いきなりバットを喰らわせられたバーニィには気の毒したわ」

0700年長組inこたつ2017/02/21(火) 14:34:43.09 ID:FUUIfu8M0
クリス「…そういえばそもそも何の話をしてたんですか」
セレーネ「ああ、私たち兄弟のなかで、シローだけあんまり欠点らしい欠点ってないなってことを話してたのよ」
クリス「シローさんの欠点、ですか…。う~ん、確かに言われてみればあんまりないですね。イオは欠点だらけですけど」
イオ「俺扱い酷くね?」
マイ「あえて言えばアイナさん絡みですかね。暴走しやすいというか」
クリス「でもそれだけ一途とも言えるじゃないですか。好きな相手の為に頑張るのを欠点と呼べるのかな」
セレーネ「まあ確かにガロードとかヒイロの相手への想いを欠点て呼ぶようなものよね」
マイ「欠点と呼ぶには美徳が過ぎるということでしょうか」
イオ「いやなんだよこの流れ!変に持ち上げて気持ちわりーな。アイツだってあるからな欠点、しかも割と沢山!」
クリス「例えば?」
イオ「例えば命令違反だろ、あと上司に楯突くし考えが甘ちゃんで青臭いし…!」
セレーネ「でもシローってまだ二十三歳でしょ?だったら年齢からしたら妥当じゃない、考えが甘ちゃんで青臭いのは」
マイ「そうですか?」
セレーネ「逆にアンタはちょっと老成しすぎよ」
クリス「ていうか命令違反に上司に楯突くってイオが人に言えた義理じゃないでしょ。それでクビになった癖に」
イオ「うぐう!」
セレーネ「ダメよクリス、比較対象が間違ってるわ。イオと比べたら大抵の人間は聖人君子になっちゃうんだから」
イオ「ひでえよお姉ちゃん!」
マイ「となると実は我が家で一番しっかりしているのはシロー兄さんと言うことですかね」
セレーネ「そうかもね」
クリス「あら、ロランくんだってしっかりしてるじゃないですか」
イオ「夏以外はな」

夏のロラン
ロラン(全裸に金魚)「みんな~!全裸はとってもいいものだぞぉ……!!」

クリス「…ああ、なるほど」
シロー「ン、なんだみんな盛り上がってるな?」
セレーネ「あら、噂をすれば」
マイ「お帰りなさい、シロー兄さん」
クリス「ちょうど今シローさんの話をしてたんですよ」
シロー「俺の話って?」
イオ「ウチの兄弟の中で一番欠点がないのがお前だって、つまんねえ話だよ」
シロー「ハハ、なんだそんな話か。俺なんて欠点だらけさ」
イオ「だろ!?」
シロー「でも俺にはそれを支えてくれる仲間がいる。それに人間は成長し続ける生物だ、どんな欠点だろうといつかは克服できると信じてるよ」
セレーネ「やだ…ここに聖人がいる…!」
クリス「なんだかシローさんに後光が差して見えます…!」
イオ「ケッ」
マイ「そういえばセレーネ姉さんが考える自分の欠点ってなんですか?」
クリス「あ、それ私も聞きたいです」
セレーネ「そうねえ…溢れる知性と美しすぎるこの美貌かしら。つい人を遠ざけてしまうから」
イオ「お姉ちゃん…エイプリルフールは再来月だぜ」
セレーネ「」

      ク・セ<やっぱ冬はこたつにみかんね~
(合掌>シ 口 マ<(合掌)
        ノ /<へんじがない。ただのわぎりにされたしかばねのようだ

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最終更新:2017年04月28日 10:13