353通常の名無しさんの3倍2017/05/05(金) 18:35:55.01ID:mLZgDcbK0
ルナマリア「第一回ルーにもそろそろ春を!チキチキ!ルーとジュドーの仲を取り持ってあげようの会~!!」
ネーナ「いえ~!」
ルイス「いえ~!」
カテジナ「話があるって呼び出すからなにかと思えば…」
セシリー「でもどうして急にルー?」
ネーナ「ほら、私たちのなかで長らく課題だったルナの件が、最近ようやくひと段落ついたじゃない?」
ルナマリア「いや~その節はみなさん大変お世話になりました
ルイス「だから今度はルーの恋愛をわたしたちで面倒みてあげようと思って」
ネーナ「ルーって今まで全然そういう浮いた話なかったからね」
ファ「まあそうだけど」
クーデリア「すばらしいわ、みなさんて友達想いなんですね!」
カテジナ「騙されないでクーデリアさん。こいつらルーをダシに、単に他人の色恋をオモチャにしてあれこれ口挟みたいだけだから」
ルイス「ギクリ」
ネーナ「な、なんでわかったの!?」
ルナマリア「カテジナ、あんたひょっとしてニュータイプに目覚めて……」
ファ「ニュータイプじゃなくても誰でもわかるわよ」
セシリー「ルナの件が片付いてから、あなたたちずっとヒマそうにしてたものね」
ルイス「そーですよー悪いですかー」
ネーナ「だ~って他人の恋バナって最高に見てて面白いじゃない」
ルナマリア「私なんてずっとあんたたちに弄られっぱなしだったんだから!たまには弄る側に回りたいわ!」
ファ「本音がでたわね」
カテジナ「見た、クーデリアさん。これがこいつらの本性なのよ」
クーデリア「は、はあ」
ネーナ「そんなこといって、カテジナも本当はキライじゃないくせに」
カテジナ「……まあね」
ファ「確かにルーは私たちのまとめ役だけど、面倒見がよすぎて自分は後回しになってるとこあるからね」
セシリー「それでルーが幸せになれるのだったら、私たちもいくらでも手を貸すわ」
ルイス「そう!そういうこと言いたかったの私たち!」
ネーナ「そうそう」
カテジナ「まったく……」
ファ「調子いいんだから」
クーデリア「(なんだかんだで、やっぱり皆さん友達想いですよね……)」

354通常の名無しさんの3倍2017/05/05(金) 18:36:35.33ID:mLZgDcbK0
ファ「でもどうしてお相手がジュドーなの?」
カテジナ「そうね。なんどか話してるの見たことあるけど、別に特別意識しあってるわけでもなさそうだし」
ネーナ「それはわたしも思った!」
クーデリア「だれか別の方ではダメなのですか?例えばクリスマスにデートなさっていたグレミーさんとか」
ルナマリア「ああ……」
ファ「それなんだけどね」
セシリー「次の日ルーにデートどうだったって聞いてみたら真顔で一言、『ないわ……』って」
ルイス「あっ……(察し」
カテジナ「うん、そうね。ならグレミーは除外していきましょ。時間のムダだから」
クーデリア「い、いったいどんなデートだったんでしょうか……?」
ネーナ「で、話を戻すけどどうしてジュドー?」
ファ「確かに元気で明るくて、いい子ではあるけど」
ルナマリア「それについては身内から推薦があったのよ」
ファ「推薦?」
ガラッ
バナージ「俺です!」
カテジナ「あんた確か、カミーユたちの弟の」
バナージ「バナージ・リンクスです。俺がルーさんの彼氏候補にジュドーを推薦しました!」
ファ「いや、なんで?」
ルナマリア「そういえば理由聞いてなかったわ」
バナージ「だって最近ジュドーの奴、やたらとオードリーと仲がいいんですよ!?オードリーもジュドーをお兄ちゃんって慕ってるし」
クーデリア「そのオードリーさんというのは?」
ネーナ「それ偽名じゃなかった?確か本名はミネバ・ザビっていう……」
バナージ「俺にとってオードリーはオードリーですよ!心配なんです俺は。いつかジュドーがオードリーに手を出しやしないかって!」
セシリー「……ヒソヒソ(ねえ、今思い出したんだけどミネバちゃんってハマーン先生が面倒見てるっていう)」
ファ「……ヒソヒソ(ええ。確か小学生よね、まだ)」
バナージ「この前なんて一緒に木星に行こうなんて話を聞いちゃうし、もし何か間違いが起こったら俺は、俺は……!」
クーデリア「わかります。大切な人に何かあったらと思うと心配ですよね」
バナージ「なのでジュドーには早く彼女を作ってもらいたいんですよ。できれば年上の!そしたら俺も安心できますから!」
ネーナ「あ、ヤバイ。こいつガチだわ」
ルナマリア「兄弟家にもシャアさんと同類がいたのね」
ルイス「顔はイケメンなのにねえ……」

355通常の名無しさんの3倍2017/05/05(金) 18:36:59.84ID:mLZgDcbK0
セシリー「とりあえず事情はわかったわ」
バナージ「わかってくれましたか!」
カテジナ「率直にいってドン引きだけどな」
ルイス「激しく同意」
クーデリア「え?え?なにか引くような要素ありました?」
セシリー「わからないならそれにこしたことはないと思うわ」
ルナマリア「どうかその純粋なクーデリアさんのままでいてね」
クーデリア「?」
ネーナ「まあ問題は果たしてそいつがルーに相応しいかどうかよね」
ルナマリア「やっぱ友達だから変な男には引っかかってほしくないし」
カテジナ「その辺どうなの、ファ?彼とは仲いいんでしょ」
ファ「仲がいいってほどでもないけど……でもいい子よ。さっきも言ったけど快活だし仲間思いだし」
セシリー「そうね。たまにウチにも買い物にくるけど、ガンダム兄弟には珍しくさっぱりしたタイプよ」
カテジナ「カミーユを筆頭に、捻くれてたりウジウジしてるのが多いものねあの兄弟」
バナージ「正直反論の余地もないです」
ファ「年相応なとこもあるけど考え方なんかは大人びてるし、意外とルーとは気が合うんじゃないかしら」
ネーナ「あれ?てことは問題なし?」
ファ「ただ14歳でちょっと年下なのよねジュドー。それに背だってルーより低いし」
ルイス「あ~そういうの気にするタイプいるよね~」
カテジナ「男の癖に器の小さい……!」
バナージ「あのそれ、できればヒイロの前では言わないであげてください」
ネーナ「でも14ならこれからまだ伸びるでしょ」
セシリー「そうね、成長期だし」
クーデリア「それに身長が低くても素敵な男性はいますよ。小さい身体で自分よりもずっと大きい人と互角以上に戦って」
ネーナ「あ~確かに三日月は頼りになるボディーガードよね」
クーデリア「え!あ、その別に三日月のことを名指しでいったつもりじゃ……!」
ルナマリア「年の差だって14歳と17歳だったらたいした違いじゃないでしょ。わたしだってシンより年上だし」
ルイス「でもシンの場合妹萌えだったからなかなか恋愛対象にならなくて大変だったけどね」
ルナマリア「うぐう」
セシリー「結局本人同士がどう思うかよね。ルーはそういうのあんまり気にするタイプじゃないからいいけど」
バナージ「ジュドーだってそんなこと気にするタイプじゃありませんよ!あいつは器の大きい男だって兄さん達も太鼓判ですし」
カテジナ「逆にアンタはその器の大きい男の爪の垢でも、煎じて飲んだ方がよさそうだけどね」
バナージ「ぐはっ!(吐血」
セシリー「ごめんね、この娘ちょっと口が悪いの。悪気は多分ないから許してあげて」

356通常の名無しさんの3倍2017/05/05(金) 18:37:51.12ID:mLZgDcbK0
ルイス「じゃあ、結論としてはこれからそのジュドーくんをルーの彼氏候補として推していくカンジ?」
カテジナ「そうね」
ネーナ「異議なーし」
セシリー「あんまり押し付けがましくない範囲でね。大きなお世話かもしれないから」
バナージ「そうしてくれると助かります」
ルナマリア「となると次はどうやって二人をくっつけるかね!」
ファ「それが一番問題なのよねえ……」
クーデリア「どうしてですか?」
ファ「だってあの二人、全然生活圏が被ってないんだもの」
セシリー「中学生と高校生だものねえ」
ルイス「そうなると学校で顔を合わす機会はまずないか」
ネーナ「じゃあ学校の外だったら?放課後は?」
バナージ「ジュドーはもっぱらジャンク屋ですね」
カテジナ「被らないわね……」
クーデリア「ルーさんは今どきの女子高生らしく、ファッションとかショッピングの方が興味ありますからね」
セシリー「…………」
ファ「…………」
ルイス「万策尽きた~!!」
ネーナ「いや諦めるの早すぎでしょ!」
ルナマリア「でもいくらなんでも接点なさすぎよ!実はバイト先が一緒だとか実は幼馴染だとかあればよかったのに!」
ファ「せめて何か一つ、共通の趣味とか目標とかあればいいんだけどね」
一同「「う~~~ん」」


シーブック「あれ?今日セシリーたちは?」
カミーユ「なんか作戦会議だってさ。バナージも交えて」
シーブック「なんだそれ」

一方その頃物陰では
ジュドー(物陰)「はあ……カミーユ兄精神崩壊しねえかな。そしたらTV版ZとZZが正史になるのに」
ルー(物陰)「はあ……カミーユのヤツ精神崩壊しないかしら。そしたらゼータはあたしがもらえるのに」
ジュドー「あ」
ルー「え」

意外なところで共通の目的を見つけた二人であったとさ


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ジュドー・アーシタ ルー・ルカ 17歳組

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最終更新:2017年10月21日 22:13