476通常の名無しさんの3倍2019/01/21(月) 19:43:49.66ID:b7Hqq2950>>484
 ある日、兄弟達が住んでいる家に
自称シロッコのライバルを名乗る天才が現れた。
Gのレコンギスタのクリムである。

クリム「やあ、こんにちは」
アムロ「クリム? ベルリにでも会いに来たのか?
    おーい、ベルリ。お客さんだぞ」
クリム「ベルリに会いに来た、それもある。
    しかしこのシロッコのライバルの天才が来たのは
    それだけではない!」

アムロ「ほう」

クリム「シロッコの趣味はコスプレの衣装を作ることらしい。
    というわけでこの天才も服を作ってきた」

 クリムが指を鳴らすと、
ミック=ジャックに付き添われたティファが現れた。

ガロード「ティファ!? どうしたんだ。その格好!?」
ティファ「FF7のティファ=ロックハートの服だそうです」

アムロ「ティファでティファ? またベタな……」

477通常の名無しさんの3倍2019/01/21(月) 19:46:19.79ID:b7Hqq2950
ティファ「どう? 似合いますか? ガロード」
ガロード「ティファならなにを着ても似合うよ」

アムロ「なるほど、ガロードにこれを見せに来たわけか」
クリム「それもある。
    そしてこの天才は他にも衣装を作ったぞ」

アムロ「ほう」

 クリムが指を鳴らすと、
今度はFF6のティナの格好をしたラライヤが現れた。

アムロ「何でラライヤがティナなんだ?」
ラライヤ「声ネタです」

アムロ「スーファミの時は声なんてFF6についてなかっただろうが!」
ラライヤ「まあまあ、色々と事情があるのですよ」
アムロ「これをベルリに見せに来たのか?」
クリム「それもある。
    だがこの大家族にはファンタジー世界に詳しい人がいるじゃないか。
    その人に見せに来たのが主な目的だ」

アムロ「ああ、シュウトのことか?
    おーい、シュウト、お客さんだぞ」
クリム「違う!
    この天才が製作した衣服を一番に見せたかったのはアムロさんだ!」

 アムロは大声で驚いた。

アムロ「俺!? ベルリでもガロードでもシュウトでもなくて俺!?」
クリム「勇者アムロ、ぜひこの衣服を批評してほしい」

478通常の名無しさんの3倍2019/01/21(月) 19:48:57.91ID:b7Hqq2950
アムロ「ああ、その、あの」
クリム「アムロさんは勇者アムロ。
    ならばファンタジー世界の話についても詳しいはず!」
アムロ「どんな理屈だ、それは!?」
クリム「実際FFの話に詳しかったじゃないか」
アムロ「いや、あれはゲームだし」

クリム「この天才の作ったコスプレ衣装がどうか感想を言ってほしい」
アムロ「ええと、いいんじゃないのか?」
クリム「それだけではダメだ! どこがどういいんだ!? 勇者アムロ!」

 と、そこへクリム達とは違う来客が家に現れた。

トビア「こんにちは。ブラックロー運送です。
    お届け物にきました」
アムロ「いやあ、いいところに来たな。助かった。
    クリム、話はまた後でな」
クリム「ええっ!?」

トビア「受取人のハンコかサインお願いします」
アムロ「いつも頑張っているな、トビア」
トビア「はい、シロッコさんのところには負けたくないですから。
    ウチのライバルですからね」
アムロ「ところで差出人は誰なんだ?」

 ハンコかサインするためのペンを探すアムロ。
その彼に向かってトビアはこう言った。

トビア「ナイトガンダムさんからです。
    配達した中身は食べ物なので早く食べてくださいとのことです」

アムロ「ナイトガンダム!?」
クリム「おお、勇者アムロ!」
アムロ「いや、その、あの」

 シロッコが与えている影響はこの街において非常に大きいのかもしれない。
クリムやトビアのようにライバルと思っている人間がいるのだから。
そしてアムロはクリム達にラクロアではどうのこうのと
適当なことを言ってごまかした。
勇者アムロ、その過去は謎に包まれている。


link_anchor plugin error : 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
アムロ・レイ ガンダム一家 ガンダム家 クリム・ニック ベルリ・ゼナム ラライヤ・マンディ

+ タグ編集
  • タグ:
  • クリム・ニック
  • ベルリ・ゼナム
  • ガンダム一家
  • ガンダム家
  • アムロ・レイ
  • ラライヤ・マンディ
最終更新:2019年07月01日 18:57