614通常の名無しさんの3倍2019/03/26(火) 16:23:32.65ID:gFgoWhdP0
 今日の兄弟家。
なんだか家の前が騒がしいなとアムロが外に出るとそこでは恐ろしい殺気が満ちていた。
兄弟家の前にいたのはシャクティ、レイン、ティファ、アイナの4人である。

アムロ「えーっと、いったいこの雰囲気は何だ?」
ティファ「カンがいいですね。何だと思います?」
アムロ「ウチの兄弟達が何か4人に失礼なことをしたとか……?
    例えばウッソやドモンあたりが」
ティファ「全然違います」

 そう言うとティファは予想もしないことを言いだした。

ティファ「プロ野球の開幕を記念して……」
アムロ「ああ、野球の話か」
ティファ「野球拳を始めます。
     これに勝った者はガンダムファイトのガンダムザガンダムならぬヒロインザヒロイン!
     私は白いイルカと泳いでいる時にガロードに裸を見られましたがもう負けません」

アイナ「お風呂に入って裸を見られた私ですが同じく負けませんよ」
レイン「DGレインになっていた時は裸でしたがもう負けません」
シャクティ「私は裸を……」

アムロ「ちょっと待て。ストップストップ。いきなり野球拳とはどういうことだ?
    ヒロインザヒロインって……?」
ティファ「単純なことです。この野球拳トーナメントに勝てばヒロインザヒロインの名誉が与えられます。
     発案者は私です」
アムロ「ティファ……。悪いものでも食べたんじゃないのか?」
ティファ「私は本気です。すべてはヒロインザヒロインのため。ガロードのためです。
     それではいきます」

 ティファ達は2組に分かれて野球拳をし始めた。
あっけにとられるアムロ。

アムロ「これは夢か? ヒロインザヒロインの称号ってわけがわからないんだが」
4人「よよいのよい!」

615通常の名無しさんの3倍2019/03/26(火) 16:26:20.90ID:gFgoWhdP0
シャクティ「負けました……。一枚脱ぎます。見てください」
レイン「やった、勝ったわ!」
アイナ「くっ。負けた……」
ティファ「勝ちました」

 負けたのはシャクティとアイナ。勝ったのはレインとティファである。
そのまま2人は服を脱ぎだした。

アムロ「あのー、本当に野球拳をしなくてもいいと思うんだが。
    実際問題、よく俺には事情がのみこめてないし」
ティファ「兄弟家の人だからこそ私達の戦いを見ていただければ。
     ヒロインザヒロインのために」
アムロ「待て。とにかく脱ぐのは待つんだ」

 そうアムロが言った後、別の女性達が現れた。

ルナマリア「そうよ。待つのよ」
ディアナ「野球拳をするのは待ってください」
アムロ「おお。そうだよな。いきなり家の前で野球拳される身にもなってみてくれ。
    いったいどういうことなんだ?」

ルナマリア「全裸には負けないわ。私も野球拳に参加します」
ディアナ「祭りの日にロランと一緒に全裸でいたソシエ=ハイムとはまた違いますが……、
     私も野球拳に参加します」

アムロ「野球拳を止めてくれるんじゃないのか!?」
ティファ「いいでしょう。トーナメントに2人の参加を認めます」
アムロ「これは……、なぜ野球拳してるのか事情を教えてもらえずそのままやる流れか?」

ティファ「いきますよ。やーきゅうー」

 その時、再び別の女性達が現れた。

616通常の名無しさんの3倍2019/03/26(火) 16:28:42.32ID:gFgoWhdP0
ルチル「ティファ、待って」
ティファ「ルチル=リリアント!」
ナスターシャ「兄弟家の彼女達には悪いがガンダムザガンダムならぬ
       ヒロインザヒロインとなると負けてやるわけにはいかん」

キエル「そう、兄弟家の彼女では別になくても
    この街のヒロインザヒロインになる資格はある!」
タリア「私達の他にも何人も参加希望の方はいますよ」

アムロ「えーと、今日はいったいどうしたんだ?」
ナスターシャ「私はサイ=サイシーに裸をのぞかれたこともある女だが、負けるわけにはいかん」
ルチル「Lシステムの時は全裸でしたが今回は負けません」
キエル「全裸で水浴びしていたこともありましたね……。勝ちます」
タリア「ギルとヤッていた時には全裸でしたが……、
    彼のためにヒロインザヒロインの称号を持ち帰ります」

 そう言ってみんなで2人1組になって野球拳をし始めた。
負けて叫ぶ声。勝って叫ぶ声。
そして負けた者は一枚服を脱ぎだした。

アムロ「やっぱり事情がよくわからないんだが……。
    だいたいこれのどこがプロ野球の開幕を記念してなんだ?」
ティファ「あれ? 知らないんですか?
     オリックスは野球拳の歌を応援歌にしていたこともあるんですよ。
     全然関係ないわけではないんです。
     まあ、球場で一枚ずつ脱ぐわけではないですが」

617通常の名無しさんの3倍2019/03/26(火) 16:31:41.10ID:gFgoWhdP0
アムロ「ティファ、野球に詳しいな」
ティファ「この時代、ネットで検索すれば一発です。私も野球ファンですから。
     それに……」
アムロ「それに?」

ティファ「(小声で)私がニュータイプの力を使えば誰が何をじゃんけんで出すかすぐに分かります」
アムロ「あ……」
ティファ「(また小声で)つまり発案者は私でヒロインザヒロインの名誉も私です。
     まあ、同じ力を使えるルチル=リリアントが来たのは誤算でしたが
     勝率50%で私も勝てるでしょう」
アムロ「あー! そういうことか!」

 ようやく事情がのみこめだしたアムロ、
そして野球拳を再び開始しようとするティファに対して1人の女が近づいてきた。
そしてぼそっとつぶやいた。

エニル「それってさあ、勝ってヒロインザヒロインになるよりも
    負けて全裸になってガロードになぐさめてもらう方が逆にいいんじゃないの?」
ティファ「……あー。あー!?」

 この後、この街の警察によって野球拳の関係者はみんな怒られた。
当然兄弟達の家の前での野球拳は途中で解散となったという……。
そして後日。

シーブック「ヒロインザヒロインってミスコンの称号みたいな名前だよな。
      そこにいたらセシリー参加した?」
セシリー「しない。だいたい一回ミスコンに出たことあるけどもうこりごりよ……」


link_anchor plugin error : 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
アイナ・サハリン アムロ・レイ シャクティ・カリン ティファ・アディール レイン・ミカムラ 野球

+ タグ編集
  • タグ:
  • ティファ・アディール
  • 野球
  • アムロ・レイ
  • シャクティ・カリン
  • レイン・ミカムラ
  • アイナ・サハリン
最終更新:2019年07月23日 22:07