392オールアムロVSシャア軍団VS
ガンダム兄弟2019/11/10(日) 21:31:34.77ID:k9vlZL3G0
日登町武道館
ZZZブラザーズの鮮烈な逆転勝利に、武道館は未だ歓声が止まらない。
イーノ「いやったああああああああああ!! やっぱりZザクがナンバーワンだあああ!!」
ガロード「よっしゃ! さっすがジュドー! カミーユ兄!」
ロザミア「やったあ! お兄ちゃんかっこいい!!」
フォウ「よかったねカミーユ……ちゃんと自分のことを好きになれて」
ルチル@ティファ「(ふう……一時はどうなることかと思ったけどね)」
ティファ「(はい……ルチルもお疲れさまでした)」
ガロード「ん? なんか言ったかいティファ?」
ティファ「ううん、なにも」
ラクス「すごかったですわ。わたくし、ロボットプロレスを見るのは初めてですけど、こんな楽しいものなんですね」
ミーア「やっぱり何があっても諦めない心が大事なんですね。……あ!」
バルトフェルド「お、今の試合を見て、曲のインスピレーションでも降りて来たかい?」
ミーア「はい! わたし、ちょっと楽屋に手帳取りに行ってきます!」
クリス「ふう……コンサートが台無しになった時はどうなることかと思ったけど、お客さんも大満足みたいで助かったわ」
バーニィ「お疲れ様、クリス」
シャクティ「ふっふっふ、実にいい試合でした。後はこれを円盤にして、限定グッズはアレとコレをつけて……ブツブツ」
バナージ「すごく悪い顔してるな、シャクティ」
フリット「フィクサーなんてどこもそんなもんじゃない?」
ウッソ「他人のフリ他人のフリ……」
グラハム「だが名試合だったのは確かだ。こんな歴史に残る名試合に立ち会えるとは、センチメンタルなおとめ座の私ですら想像しえなかったぞ!」
フェリーニ「まったくだぜ。なりゆきで引き受けた実況で、まさかこんな試合が見られるとはな。……おっと?」
その時、破壊されたディジェと百式のコクピットハッチが開き、中からアムロとクワトロが姿を現れた。
だがそれは、戦っていたカミーユとジュドーですら思いもよらない姿だった。
クワトロ「ふっ……よくぞ私たちを倒したなカミーユ。いや、ZZZブラザーズ」
アムロ「特に最後のツープラトンは効いた。まだ全身が痛いよ」
ジュドー「アムロ兄、クワトロさん……!」
カミーユ「そ、その格好は……」
二人が驚くのも無理はない。
コクピットから出てきたアムロとクワトロ。
彼らが身に着けているのはビキニパンツ一丁という殆ど全裸に近い姿だったからだ。
393オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2019/11/10(日) 21:37:49.24ID:k9vlZL3G0
ジュドー「あ、あんたたち! 一体いつからそんな恰好で!?」
クワトロ「いつから? そうだな、幹線道路で君たちと出会う少し前、くらいか」
カミーユ「なんだって!? じゃあ、まさか!」
アムロ「ああ、俺たちはとっくに『ヅダエール』による暴走状態から抜け出している」
その意外な告白に二人は耳を疑った。
フル・フロンタルによってパイロットスーツに仕込まれた『ヅダエール』。
他と同様、クワトロたちもその薬品の作用によって暴走しているものだと思い込んでいたのだ。
アムロ「確かに初めは俺たちも『ヅダエール』によって周りの状況も見えず戦っていた」
クワトロ「だが、ある男によって救出され、その呪縛から解き放たれたのだ」
ジュドー「『ある男』……?」
カミーユ「じゃあなんでですか! どうしてあなたたちは暴走したフリをして俺たちと戦ったんだ!」
アムロ「俺たちを助けてくれたそいつが教えてくれたんだ。この騒動の黒幕がフル・フロンタルであること」
クワトロ「そして、ヤツが企む『IMD計画』のこともな」
カミーユ「『IMD計画』……?」
ジュドー「いったい何なのさそれ」
アムロ「残念だが、今のところ判明しているのは計画の名前だけなんだ」
クワトロ「だが状況を鑑みれば推測はできる。『IMD』、それはおそらく計画の鍵となる機体の名前だ」
カミーユ「機体の名前?」
ジュドー「あ、そっか! 『M』はモビルアーマー、『D』は
デビルガンダム」
クワトロ「そして『I』はミネバが乗っていたイd……」
アムロ「(ギロリ)」
クワトロ「……そして『I』はサイコジムの頭文字ではないだろうか」
バナージ「『IMD計画』……か」
フリット「そんな名前をつける辺り、フル・フロンタルは相当前から計画を準備していたんだろうね」
ミネバ「む? でもおかしくないか? サイコジムだったら、かしら文字は『I』じゃなくて『S』だろ」
マリーメイア「いや、サイコは『psycho』だから頭文字は『S』じゃなくて『P』でしょ」
プル「あれ? でもどっちにしろ『I』じゃないよね」
プルツー「いったい『I』はどこから来たんだ?」
ウッソ「うん、まあ、それは色々察してもらいたいというかなんというか」
ジュドー「じゃあ、やっぱり町を襲っているシドも
ELSも、みんなフロンタルが糸を引いて操ってんのね」
アムロ「おそらくはそうだろう」
カミーユ「歯がゆいな。奴が何を企んでいるか判らない内は、対応も後手後手に回り続けなきゃいけないのか」
クワトロ「ふっ、同感だ。だからこそ私とアムロはサイコジムを襲撃し、なおかつお前たちとも戦ったのだ」
ジュドー「サイコジムはわかるけど、俺たちもってどういうこと?」
アムロ「実は『IMD計画』、その最後の鍵となっているのはお前たちの機体なんだ」
カミーユ「なんだと!?」
394オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2019/11/10(日) 21:42:34.84ID:k9vlZL3G0
クワトロ「奴は言った。“『IMD計画』はZガンダム、そしてZZガンダムを器とすることで最終段階に入る”と」
カミーユ「俺たちの機体が……フロンタルの計画の鍵……?」
アムロ「目的は不明だが、ここまで大事になった以上、決して穏健な計画でないことは確かだ」
クワトロ「『IMD計画』は必ず阻止しなければならない。だからこそ我々は君たちに試合を申し込んだのだ」
カミーユ「つまり……フロンタルに奪われる前に俺たちの機体を破壊しようってことですか?」
クワトロ「そうだ」
アムロ「だがお前たちの性格上、口で言っても絶対に納得はしないだろう? なので少々強引だがこんな手段を取らせてもらった」
ジュドー「いやいや、強引すぎるでしょ。カミーユ兄なんか一回死んでんのよ?」
クワトロ「それについては本当に申し訳なかったと思っている」
アムロ「だから試合に勝ち、お前たちの機体を破壊した後は、責任をもって俺たちがカミーユの魂を連れ戻すつもりだったんだが」
カミーユ「まさか自力で戻ってくるなんて、でしょ?」
アムロ「ああ。素直に驚いた」
カミーユ「自力じゃありませんよ。俺が戻ってこれたのはフォウやロザミィ、それにジュドーのおかげです」
カミーユは少し照れくさそうに言った。
カミーユ「ジュドーが俺を信じて一人で戦っていたからこそ、俺はこうしてリングに戻ってこれたんです」
ジュドー「おろ? どったのカミーユ兄。今日は随分素直じゃん。あの世で何かあった?」
カミーユ「うるさいな!」
クワトロ「ふっ、やはり我々はその力に負けたのだろうな。君たちガンダム兄弟の、その兄弟パワーに」
ジュドー「兄弟パワー……」
アムロ「そうだ。俺ももっとその力を信じるべきだった。お前たちの兄弟パワーさえあれば、きっとフロンタルにも負けはしないだろう」
カミーユ「アムロ兄さん、クワトロ大尉……!」
ジュドー「改めて言われると、なんか照れるな」
カミーユとジュドーは顔を見合わせ、少しだけはにかんだ。
アムロ「勿論、これから先は俺たちも一緒に戦うぞ。兄弟で力を合わせて、フロンタルの計画を阻止するんだ」
クワトロ「それに『彼』からも、いずれ連絡が来るだろうしな」
カミーユ「『彼』?」
アムロ「俺たちを『ヅダエール』から助けてくれた男だよ。今は単独でフロンタルの動向を探っているらしい」
ジュドー「さっきから気になってたんだけど、その兄貴たちを助けてくれたのって誰なのさ。俺たちが知ってる人?」
クワトロ「ああ、それは……」
クワトロが名前を口にしようとした、その時だった。
突然の爆発音と共に、巨大な影が武道館に舞い降りる!
アムロ・クワトロ「「ぬわああああああああ!!」」
カミーユ「アムロ兄さん! クワトロ大尉!」
ミネバ「ああっ! 今のでシャアとアムロが
ミンチに!」
ウッソ「なんですかあの影は、モビルスーツ?」
バナージ「巨大な翼に尻尾……まるで悪魔だ!」
ガロード「おい、見ろ! あれは三日月兄のバルバトスじゃねえか!」
ガロードの指さす先、悪魔を思わせる巨大な翼の中にいるのは
紛れもなく三日月のガンダムバルバトスだった。
フリット「間違いない、あれはシドだ。三日月兄さんのバルバトスを乗っ取った、バルバトスルプスレクス・シドだ!!」
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最終更新:2023年03月01日 11:04