687通常の名無しさんの3倍2020/05/11(月) 16:09:29.91ID:yGEpvmhS0
 今日はTVでのど自慢の番組が開かれている。
司会はガンダムファイト決勝大会で実況していたアナウンサーだ。

アナウンサー「次に歌う方はマーメイドガンダムのガンダムファイター、
       ハンスさんです!」

ハンス「妖精達が夏を刺激する、生足魅惑のマーメイドー」

 その番組をいつもの兄弟達が自宅で見ていた。

ドモン「おおっ、ハンスじゃないか。
    妹のセシルやその彼氏のサイ=サイシーあたりが
    番組に出たことを喜びそうだな」
セレーネ「TMレボリューションね。いい曲だわ。
     ところで……」
アムロ「うん?」

 ちょうど歌が終わったところだ。
番組の中ではハンスの曲はなかなか高評価のようだ。

セレーネ「これって別に歌うのが人間じゃなくてもいいわけ?」
アムロ「どういうことだ?」
セレーネ「例えばAIが出場してもいいの?」
アムロ「それは可能だと思うが……」

 セレーネは自分の野望を兄のアムロに語った。

688通常の名無しさんの3倍2020/05/11(月) 16:11:47.11ID:yGEpvmhS0
アナウンサー「次に歌う方は……、なんとロボットです!
       素晴らしいデザイン! 神々しいまでの歩き方!
       これはいったい!?」

セレーネ「これはウチにあるハロを改造したものです」
アナウンサー「ハロ!? 原型をとどめてませんが……、しかし素敵です!
       では歌っていただきましょう!

セレーネ「ドラえもんの替え歌です。さあ、やるのよ」

ハロ「……未来の世界のハロ型ロボット、どんなもんだい僕ハロえもん」

 こうして一曲見事に歌い終わると……。

アナウンサー「奇妙奇天烈ですが、心にクルものがあります!
       観客席もみんな立って拍手しています!
       この天才的なロボットに改造したのは……、
       そう、セレーネさんです!
       みなさんさらに盛大な拍手を!」
セレーネ「いやあ、照れちゃうわね。
     もちろんこの私だけではなくこのロボットにも称賛よろしく」

 セレーネの妄想、終わり。

セレーネ「ということを考えたのよ」
アムロ「ハロの改造を許可しない」
セレーネ「残念ねー。
     ウチのハロなら他の家のと違って賢そうだし
     私が改造すればこういうことができそうだけど」
アムロ「できる可能性があるが許可はしない」

セレーネ「本当に残念。
     あっ、この鳥型ロボットを改造して番組に出場させれば……」
アムロ「それもやめとけ」


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最終更新:2023年04月04日 09:41