803オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2020/07/26(日) 21:34:29.82ID:1YZIX6Jd0
前回までのあらすじ
一昼夜シーマ様に絞られ続けたコウはなんか某野菜王子っぽくキャラ変していた。

AM 05:32
日登町:中央区と西区の境
コウ「……フン、事情は大体わかった」
シーマ「昨晩からやたらガンダムヘッドが増えてきたと思ったのはそういう訳かい」
アセム「それでコウ兄さんたちは」
コウ「超(スーパー)コウ様だ!! そう呼ばなければ返事はせんぞクソッタレ!」
ガロード「うわめんどくせ」
アセム「……超コウ兄さんたちは今まで何を?」
シーマ「コウとアムロ(一年戦争)の戦いが終わった後、アタシらはコクピットでしばらく休憩してたんだけどね」
ティファ「休憩、ですか?」
ガロード「うん、ティファは聞かなくていいからね、この人たちの話は」
シーマ「日付が変わったあたりから辺りが物騒になってきてね。リリーマルレーンを呼んで避難してたってわけサ」
コウ「フン! 俺の試作3号機はアムロ兄貴との戦いでボロボロだったからな! シーマの船に試作1号機があって命拾いしたぜ!」
シーマ「いつか乗ってた試作1号機ごとコウをデートに誘ったからね。残しててよかったよ」
アセム「それデートじゃなくて拉致っていうんじゃ……」
ガロード「もうツッコムのも今更ってカンジだけどね」
アセム「それで、俺たちこれからネオジオン社にセレーネ姉さんを救出に行くんだけど」
ガロード「ついでにフル・フロンタルとの決着もね」
アセム「超コウ兄さんも手を貸してくれないかな」
コウ「フン! いいだろう、俺もフロンタルの野郎にはムカついていたからな!」
ガロード「やった!」
アセム「心強いよコウ兄さん」
シーマ「話はまとまったようだね」
ティファ「シーマさんは、これからどうするんですか?」
シーマ「まだ逃げ遅れた連中がいるかもしれないからね。そいつらを拾った後、アタシらも学校に向かうよ」
コウ「フン! 気を付けていけよシーマ」
シーマ「アンタもね。アタシらの分までフロンタルに一発かましておくれよ」
コウ「フン! 任せておけ!」
アセム「う~ん、いいシーンなんだけど」
ガロード「今のコウ兄さんって、頭にフン!て付けなきゃ喋れないのかな?」

 アセムたち一行はリリーマルレーンでネオジオン社近くまで移動したあと、
 シーマとはそこで別れた

アセム「……遂に来たな」
ガロード「どうだいティファ。フル・フロンタルはいるかい?」
ティファ「わかりません……でも、中から強い念を感じます。怒りや、憎しみに近い……」
コウ「フン! ここでグダグダ言っても始まらん! 行くぞアセム! ガガロッド!!」
ガロード「いや俺そんな寸詰まりの名前じゃないからね?」
アセム「やっぱ絡みづらいなあ……今のコウ兄さん」

804オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2020/07/26(日) 21:36:09.32ID:1YZIX6Jd0
 AM 05:40 ネオジオン社:ロビー
アセム「誰もいないな」
ガロード「さすがに社員みんな避難したんじゃない?」
アセム「とりあえず敵の本拠地だ。ここは慎重に……」
コウ「おい! 来てやったぞフル・フロンタル!! さっさと姿を現しやがれ!!」

 アセムらの思惑をよそに大声で叫ぶコウ。
 すると、MS搬出用のエレベーターが音もなく開く。

アセム「慎重に行こう……って言おうとしたんだけどな」
ガロード「だから無理だって今のコウ兄さん相手じゃ」
コウ「おまえら何をチンタラやってやがる! さっさとフロンタルをぶっ飛ばしに行くぞ!」

 長い長いエレベーターに揺られてアセムたちが着いた先。
 そこはネオジオン社地下にあるMS実験施設だった。
 白い壁に囲まれた広大な地下空間には、二機のMSが待っていた。

シャギア「やあ、来たなガンダム兄弟」
オルバ「やっぱりガロードもいるね。僕らの思った通りだよ」
ガロード「フロスト兄弟……!」
コウ「フン! 貴様らみたいな三下に用はない! さっさとフル・フロンタルを出しやがれ!!」
オルバ「あれはコウ・ウラキかい? なんだかいつもと随分キャラが違うみたいだけど」
アセム「まあそれは色々あったというか、気にしないでくれ」
シャギア「残念だがここにフル・フロンタルはいない。あれは君たちをここに誘い出すための陽動だったからね」
ガロード「くそっ! やっぱ罠かよ!」
アセム「ならもうここに用はないな。さっさと脱出を……」

??「オイオイ、そりゃねえだろ。ずっとここでお前らが来るのを楽しみに待ってたんだからよ」
コウ「! 誰だ!?」
ティファ「気を付けてください。来ます……!」

 次の瞬間、周囲の白い壁が開き、中から十数機のMSが現れる!

ガロード「!? なんだこいつら、モビルドールか?」
ティファ「中に人は乗っていない……でも、確かに人の意思を感じる……これは」
ゾルタン「これがネオジオングのサイコジャックというものだ、諸君!」
アセム「白いシナンジュ……!」
ガロード「てことは、お前がウチの家を燃やしたゾルタン・アッカネンか!」
ゾルタン「いかにも。ついでにお前らの姉ちゃんを攫ったのもな」
アセム「お前が……! セレーネ姉さんはどこだ!」
ゾルタン「心配しなくてもあのうるせえ女ならここにいるよ」
コウ「フン! ならさっさと姉さんを返すんだな、ザコめ!」
ゾルタン「……なんだと?」
コウ「お前のようなフロンタルのに構っている暇はない! 俺様にやられない内にさっさと失せろと言ってるんだ。この戦闘力5のゴミめ!!」
アセム「ちょ、ちょっとコウ兄さん! いくらなんでもゴミは言い過ぎ……!」
ゾルタン「は、ハハハハハ……」

 キャラ変したコウの罵倒を受け、突如笑い出すゾルタン。

ゾルタン「俺が雑魚? シャアの偽物であるフロンタルのさらに出来損ないのゴミだって?」
シャギア「オルバ、これは……」
オルバ「うん、非常にまずいね兄さん」
ゾルタン「誰が失敗作だ! 誰が出来損ないのゴミだ!! 誰が……!!」

 激昂したゾルタンは、あまりの激情に涙を流しながらハル・ユニットを呼び出す。
 床を突き破ってきたハル・ユニットと合体するシナンジュ・スタイン。
 白い巨体のMA、IIネオ・ジオングがその姿を現した。
アセム・アスノ【ガンダムAGE-2】&ガロード・ラン【ガンダムDX】&超コウ【ガンダム試作1号機】
VS
ゾルタン・アッカネン【IIネオ・ジオング】+フロスト兄弟【ガンダムヴァサーゴCB・ガンダムアシュタロンHC】開戦――!


link_anchor plugin error : 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2023年04月13日 10:03