シュウト 「……どう、キャプテン?」
キャプテン「……彼女の生体反応は確認できない。不在の可能性が100%であると思われる」
シュウト 「そっか……よかった。じゃあ、帰ってこない内に家に……」
セレーネ 「待ってたわよ、キャプテン!」
キャプテン「ヒッ……!?」
シュウト 「せ、セレーネ姉さん! そんな、キャプテンのセンサーには何の反応も……!」
セレーネ 「ふふふ……甘いわねシュウト。この超小型ミラージュコロイドの力を持ってすれば、
センサーを誤魔化すことなど
朝飯前なのよ!」
シュウト 「クッ……! 油断した……!」
セレーネ 「そういうわけで……さーキャプテーン、ちょーっと頭の中の回路をイジイジしましょうねー」
ドリルやスパナなどの工具が満載されたバックパックを背に、セレーネはじりじりとキャプテンににじり寄る。
キャプテン「ひ……ヒーッ! 危険危険危険危険理解不能理解不能理解不能……」
シュウト 「あ、あのキャプテンをこんな状態に陥らせるとは……! さすがAI
フェチのセレーネ姉さん!」
セレーネ 「大丈夫……痛いのは最初だけだから……」
シュウト 「に、逃げてキャプテン!」
セレーネ 「クッ……は、離しなさいシュウト! 今日こそ、今日こそキャプテンのAIを
私の
スターゲイザーちゃん好みの美少女に改造するのよーっ!」
シュウト 「そんなことしてる暇があったら自分の相手を見つけてよ!」
セレーネ 「わたしはAIと添い遂げるーっ!」
キャプテン「イヤァァァァァァァァァッ!」
ガロード 「……またやってるぜ、セレーネ姉ちゃん……」
ジュドー 「……濃いよな、セレーネ姉さん……」
ウッソ 「AIに悲鳴を上げさせられるのは、世界ひろしと言えどもセレーネ姉さんだけですよね……」
アムロ 「あんなだから嫁の貰い手がないんだ、ったく……」
マイ 「全くその通りですね。そもそもAIに必要以上の人間性を与えるということ自体が非論理的な」
アムロ 「そういう話をしてるんじゃない!」
最終更新:2019年05月27日 18:15