148地球の魔女VS青い閃光
垢版 | 大砲
2023/06/06(火) 01:10:23.35ID:kinue6rF0
ライブハウス『フォルドの夜明け』

シロー「ここか。ハロ長官の言っていた、最近日登町に進出してきたライブハウスというのは」
アイン「ライブハウスに見せかけて、実態は違法な薬物を売買しているとか…許せませんね、すぐ突入しましょう!」
シロー「早まるなよアイン。それを確かめるのが今日の潜入調査の目的だろ?」
アイン「でも来てみたら、虚ろな表情でライブハウス周辺をうろつく奴らが本当にいるじゃないですか。アレ絶対薬物中毒者ですよ!」
ドルオタ「うう…」
ドルオタ「ああ…」
シロー「まあ確かに。あれはちょっと尋常な様子ではないな」
アイン「それに、薬物売買で得られた資金はテロ行為に回されているという噂もあります。ならばこの町の平和のためにも急がなければ!」
シロー「だからそう焦るなって」
ハリソン「いいや、逆に君はのんびりしすぎだシロー刑事。ことは違法薬物に留まらない、もっと重大な犯罪が行われているかもしれないんだぞ!」
シロー「ヒソヒソ(なあ、なんでここにハリソン刑事が来てるんだ? 潜入調査員は俺とお前だけの予定だったろ?)」
アイン「ヒソヒソ(知りませんよ! どっかでここのフライヤーを見たらしくて勝手についてきたんです!)」
ハリソン「見たまえこのチラシを! 今日のライブの香盤表だ!」
シロー「ええと、『当ライブハウスが誇るトップアイドル、“地球の魔女”ソフィ&ノレア出演』?」
アイン「『グッズを3000円以上購入で二人と握手、5000円以上購入でチェキ一枚、10万円以上で個室でのスペシャルサービス』…なんでしょうスペシャルサービスって」
シロー「さ、さあ?」
ハリソン「バカめ!こんなに愛らしい少女ふたりだぞ!?きっと卑猥なことをさせているに決まっている!おそらくは彼女たちの弱みにつけ込んで…!」
シロー「いやいや、さすがにそんなゴリゴリの違法行為、チラシに堂々と載せないでしょうよ」
アイン「無理ですよシロー刑事。この人もう我々の声聞こえてないみたいですから」
ハリソン「くうっ!?まさか、いや、そんなことまで!?刑事として、いや!一人の紳士としてこんな行為は見過ごせん!待っていろ少女たち!」
アイン「あ~行っちゃいました。妄想が昂り過ぎて、遂に助けを求める幻聴まで聞こえたようですね」
シロー「仕方がない、俺たちも行くぞ」

ソフィ「いえーい♪ 楽しんでるぅお兄ちゃんたち!?」
ドルオタ「うおおおおオオオオオ!」
ソフィ「今日もアタシたちのライブに来てくれてありがとー!」
ノレア「…ありがと」
ドルオタ「ソフィちゃん可愛いー!!」
ドルオタ「ノレアちゃん笑って~!」
ソフィ「じゃあ次の曲行っちゃうよ~!“地球の魔女”の新曲で『スペーシアンがなんぼのもんじゃい!』」
ハリソン「うおおおおおおお!!」

アイン「…すっかりハマってますねハリソン刑事。もう潜入調査って名目も忘れてるんじゃないですか?」
シロー「ハハ、まあいいさ。とにかく皆の注意がステージに向かってるうちに捜査するぞ。そっちは何か出たかアイン?」
アイン「ダメですね。倉庫を見てみましたが、物販のペンライトとかそんな当たり障りのないグッズばかりでした」
シロー「これはハロ長官の勘が外れたかな」
アイン「もしくはハリソン刑事の言う通り、売っているのではなく薬物ではなく違法なサービスの方だとか…」
シロー「あまり考えたくはないけどな。あんなウチの弟たちとそう変わらない年頃の子を見ると」
アイン「とか言ってる間に出番が終わったようですね」

149地球の魔女VS青い閃光
垢版 | 大砲
2023/06/06(火) 01:11:34.48ID:kinue6rF0
ソフィ「今日はありがとー! よかったらグッズも買ってね~お兄ちゃんたち♪」
ノレア「…よろしく」
オルコット「え~いつも通りグッズは3000円以上購入で二人と握手、5000円以上購入でチェキ一枚となります。
      スペシャルサービスを希望のお客様は一括でのご購入となりますので、ステージ裏までお越しください」

アイン「どうします?現行犯で抑えるなら我々も買うべきでしょうが」
シロー「いや、その必要はないだろう。ライブが終わると同時にハリソン刑事がスペシャルサービスの列に並んでいたからな。何かあれば知らせてくれるさ」
アイン「まったく、これだからロリコンは…!」

「う、うわああああアアアアアア!!?」
アイン「今の声は!?」
シロー「ハリソンさんだ!まずい、ひょっとして警察官であることがバレたか!?」
アイン「こうしちゃいられない。とにかく現場に踏み込みましょう!」

ステージ裏
オルコット「ちょっと困りますよお客さん。スペシャルサービスをご希望なら順番は守っていただかないと」
アイン「我々は警察だ!ここを通してもらうぞ!」
ハリソン「う、うわあああ! や、やめろぉ、やめてくれえ!!」
シロー「ハリソン刑事、無事ですか!?」バン!(シローが楽屋の扉を開ける音)

ハリソン(椅子に縛り付けられたまま目隠し)「ハア、ハア、ハア…」
ソフィ(ハリソンの耳元で)「きゃはは、あれれ~おじさんなんでそんなに息が荒いの~?」
ノレア(ハリソンの耳元で)「え、もしかして私たちみたいな子供に罵られて興奮してるんですか?」
ハリソン「ハアハア、そんなことは断じて…」
ソフィ「やだ、耳とか首とかすごく赤くなってるんですけど。ひょっとして図星~?」
ハリソン「ぐ、ぐうう!!」
ソフィ「そういえばライブも最前列だったしスペシャルサービスの列にも一番に並んでたし、もしかしておじさんロリコンってヤツ~?」
ノレア「え、おじさんロリコンなの?本気で気持ち悪いんですけど」
ハリソン「わ、わたしは紳士だ!決してロリコンなどと、そんな愚劣なものでは…」
ノレア「なんか難しいこと言ってるけど、結局ロリコンじゃん。キモッ!」
ハリソン「ぐ、ぐはああああ!」
ソフィ「じゃ~あ、そんなロリコンキモおじさんに、とびっきりキツイのあげちゃおっか。ね、ノレア?」
ハリソン「や、やめろ。やめてくれ!このままでは目覚めてしまう!私の中の目覚めてはいけない何かが目覚めてしまう!!」
ソフィ「だ~め。じゃ行くよ。せ~の」
ソフィ・ノレア「「ざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこw
         ざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwざぁこwwww」」

ハリソン「あ、あ、うぼああああああアアアアアアー!!」ビクン!ビクン!ビクン!ビクン!ビクン!ビクン!

シロー「( ゚д゚)」
アイン「( ゚д゚)」

150地球の魔女VS青い閃光
垢版 | 大砲
2023/06/06(火) 01:13:52.58ID:kinue6rF0
日登町警察署
ハロ長官「…ということはフォルドの夜明けはテロリストでも犯罪組織でもなんでもなく、ただの地下アイドル組織だったと」
シロー「そういうことです」
アイン「外にいた薬物中毒者と思しき奴らも、単にあのスペシャルサービスにハマったドルオタの成れの果てでしたからね」
ギャバン「しかし、大金を払ってでも少女に罵倒されたいなんて、世の中には変わった性癖の奴等が多いのですな」
シロー「しかし犯罪でない以上、警察には止める権限はありませんからね。まあ少女たちに人を罵倒させるなんて、道徳的にはどうかと思いますけど」
アイン「ただ、よくよく聞いてみると、本人たちは結構ノリノリでやってるらしいんですよ」

ソフィ「う~ん! やっぱ大人を思いっきり馬鹿にしたあとの甘いものは格別だね!これでお金も貰えるなんてアイドルってサイコー!」
ノレア「わたしはあんまり気分よくないけどね。大声出すのも性に合わないし」
ソフィ「え~いいじゃん向こうも喜んでるんだし。これもある意味人助けでしょ。それに、相手がスペーシアンだったら?」
ノレア「百万回罵ってもまだ足りないんだけど!!」
ソフィ「あはは、その意気その意気」

ハロ長官「うむ、まあフォルドの夜明けの地球の魔女たちについては、一線を超えないように今後も監視が必要だろうね」
シロー「ところで、ハリソン刑事は?あの潜入調査のあと、休職したって聞きましたけど」
ハロ長官「ああ、彼なら…」

ネオジオン社地下訓練場
ハリソン「くうっ!少女たちに罵倒されあんな醜態を晒すとはなんたる屈辱!」
マクギリス「ふっ、ならば君が紳士の誇りを取り戻すまで、いくらでも修練に付き合おう」
バナージ「あの、俺なんでここに連れてこられたんですかね?」
シャア「何を言うかバナージ君。同志が落ち込んでいるのだぞ?励まし合うのが仲間だろう」
バナージ「おれ、いつの間にか完全にこの人たちの仲間にされている…!?」
マクギリス「はっはっは、今更だなバナージくん」
ハリソン「待っていろ地球の魔女…!次に会った時こそ、紳士の誇りをわからせてくれる…!」

151通常の名無しさんの3倍
垢版 | 大砲
2023/06/06(火) 07:29:52.94ID:6CuR9eAH0
148
ダリル「地下アイドルだと侮って、あんな逸材を見逃していたとは…不覚!」
フィッシャー「(付き合わされるこっちの身にもなってほしい…)」
ラウダ「(ロアビィの奴に『そろそろ兄さん離れしたら?』と言われるまま来たが…意外と悪くないな)」
マクギリス「さすがはアイドルだな。よくバエる」
カルタ「(珍しく誘ってきたと思ったらイ○スタのためか…はぁ)」


ソフィ「編入手続き終わるまでもう少し! 楽しみだよね、ソフィ!」
ノレア「何がそんなに楽しみなのよ」
ソフィ「スレッタに会えるんだから、楽しみに決まってんじゃん。…それに、ノレアだってちょっと嬉しそうにしてない?」
ノレア「気のせいでしょ」
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最終更新:2025年04月09日 17:52