229セレーネVSプロスペラ 女と女の真剣十番勝負!
垢版 | 大砲
2023/07/02(日) 02:42:39.46ID:OHDPJ4t+0
セレーネVSプロスペラの熱闘は
ラウダ「では、続いての対決は、熱々ローションぶっかけ対決~!」
セレーネ「熱づっ!? 熱づづづづっ!?」
アルレット「頑張れセレーネ!熱さに耐えるのよ!」
その後も
ラウダ「続いての対決は、誰が出るかな助っ人対決~!」
プロスペラ「あら、よろしくね」
サイ・サイシー「へへっ、オイラを引き当てるなんてラッキーだなおばちゃん!」
アルレット「で、セレーネの助っ人は?」
サイ・アーガイル「ど、どうも…」
セレーネ「いくらなんでも戦闘力に差がありすぎでしょこれ!」
アルレット「やめてよね、サイがサイ・サイシーに勝てるワケないでしょ」
サイ「久しぶりに呼ばれたと思ったらこの扱い……」
その後も
ラウダ「続いての対決は、プリ〇ュア決め台詞対決~!」
プロスペラ「想いよ届け!キュ〇エ〇ー!(高音)」
スレッタ「プロスペラさん…!?」
ミオリネ「すご…台詞にまるで迷いがない…!」
セレーネ「くっ! セー〇ー〇ーン決め台詞対決だったらイケるのに!!」
アルレット「じゃあ代わりに姉さんが相手になるわ!ふわふわサンドde心にスパイス! キュ〇ス…」
ラウダ「あ、セコンドの参加は禁止なので」
その後も続いた。
ラウダ「続いての対決は、フォークダンス対決!」
セレーネ「もはやどうやって決着つけんのコレ!?」
そして…
ラウダ「ただいまの勝負、胴体切断イリュージョン対決はセレーネ・マクグリフの勝利!」
セレーネ「あ、危なかった…あと2センチ横にずれてたらヒイロは真っ二つだったわ…」
ヒイロ「気にするな。命なんて安いものだ。特に俺のは」
シーブック「いや少しは気にしろよ…ここ
日登町じゃないんだから
ミンチになっても復活できないんだぞ」
ウッソ「まあヒイロ兄さんならギリギリイケそうな気もしますけどね」
ベルリ「ともかく、これでセレーネ姉さんの4勝4敗1引き分け…」
キオ「決着は次の勝負で決まるってことだね」
230セレーネVSプロスペラ 女と女の真剣十番勝負!
垢版 | 大砲
2023/07/02(日) 02:44:21.42ID:OHDPJ4t+0
プロスペラ「ふふ、意外だったわ。あなたみたいな小娘がここまで粘るなんて」
セレーネ「それはこっちの台詞だっての!もういいお年でしょうに随分頑張るわねオバさん?」
プロスペラ「母は強し、ということよ。我が子のためだったら母親はいくらでも戦えるのよ」
セレーネ「スレッタは、まだアンタの子供じゃないっつーの!」
シャディク「おおっと!リング上ではマイクでの激しい応酬が続いております!」
エラン「いやいや驚異的だねこの体力。いや精神力かな?」
グエル「ともかく、次で最後だ。ラウダ、あの勝負を!」
ラウダ「わかってるよ兄さん。最後の対決は、スレッタ綱引き対決~!」
プロスペラ「スレッタ…」
セレーネ「綱引き対決?」
グエル「この勝負は俺から説明しよう。
ルールは簡単だ。リング中央に立ったスレッタ・マーキュリー、その腕を左右から引っ張り合ってもらう」
セセリア「だからスレッタ綱引き対決ってワケね」
グエル「この勝負に勝った者がこの決闘の勝者だ」
ラウダ「では早速準備を始めよう。水星おん…スレッタ・マーキュリー、リングへ上がれ!」
スレッタ「は、ハイ!」
ラウダ「では対決を開始する。…両者、向顔!」
シャディク「さあ始まりました最終対決!両選手、左右からスレッタ・マーキュリーの腕をすごい勢いで引っ張りあっているぞ~!」
スレッタ「う、うう…!」
ニカ「スレッタ、苦しそう…」
ヌーノ「そりゃ苦しいに決まってんだろ」
オジェロ「ヘタすりゃ真ん中から千切れるんじゃね?」
ティル「さすがにそれは物理的にありえないけど」
リリッケ「でも、このままじゃスレッタ先輩が可哀そうです」
アリヤ「今からでも別の対決に変えてもらうよう抗議しようか?」
チュチュ「いや、あ~しらの出る幕はないんじゃね?だってとっくに花嫁がぶちキレにいってるし」
ミオリネ「ちょっとグエル!この勝負アンタの発案?こんな酷いこと、今すぐ止めさせなさい!」
グエル「ミオリネか…気持ちはわかるが黙って見ていろ」
ミオリネ「ハア!?あんた一体何様のつもりで…」
グエル「これはどちらが保護者に相応しいか決める決闘なんだろう?なら、この対決で全てがハッキリするはずだ」
ミオリネ「アンタ、何を考えて…?」
231セレーネVSプロスペラ 女と女の真剣十番勝負!
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2023/07/02(日) 02:46:29.35ID:OHDPJ4t+0
シャディク「花嫁の抗議をよそにリング上では未だ拮抗状態が続いております!いや、じりじりとだが動いている。これはプロスペラ選手が有利か!?」
スレッタ「くう、ううう…」
プロスペラ「苦しい?スレッタ?」
スレッタ「プ、プロスペラさん…」
プロスペラ「痛いわよね、苦しいわよね。手を振り払いたいわよね。わかるわ。でも、“逃げれば一つ”よ」
スレッタ「!!」
プロスペラ「私だって本当はこんなことしたくないの。こんな風にあなたを苦しめることなんて。
でも、ここで逃げて手を放せば、スレッタは楽になるけど決闘には負けてしまう」
セレーネ「………」
プロスペラ「だからこそ“進めば二つ”よ。私はこの決闘に勝って、あなたと、あなたの輝かしい将来を手に入れて見せる。
スレッタならわかってくれるわよね?」
スレッタ「うん…大丈夫、わかってる。わたし、我慢するね。だってプロスペラさんの言うことに、間違いはないんだもん」
セレーネ「…ハア、ほんとムカつくわ。アンタたち見てると」
スレッタ「え?」
シャディク「プロスペラ選手、スレッタ・マーキュリーの腕を引っ張り、どんどん自分の陣営のコーナーポストへと近づいていく!
これは決着が近いのか~!?」
エラン「いや、変だよ。セレーネ選手はさっきからほとんど力を入れてないみたいだ」
セセリア「ハア?」
セレーネ「そんなにスレッタを苦しめたいなら好きにすればいい。でも、それで手に入るものなんて一個もないけどね」
プロスペラ「…!?」
スレッタ「…え?」
シャディク「こ、これは…セレーネ選手、自分からスレッタ・マーキュリーの腕を離した~!?」
ラウダ「そこまで!この勝負、これにて終了だ!」
フリット「ちょっと!なにやってるのセレーネ姉さん!?」
キャプテン「セレーネは、スレッタのために自分から勝負を降りたのか?」
ドモン「いや違う。運営側の狙いは…」
グエル「結果を発表する! この勝負、セレーネ選手の勝利だ!」
ゴドイ「どういうことだ? 先に手を放したのは向こうだ。プロスペラは彼女を自分の陣営まで引き寄せたんだぞ?」
グエル「俺は引き寄せた方が勝ち、とは一言も言ってない。これはどちらが保護者に相応しいか決める決闘だ。
本当にスレッタのことを考えている保護者なら、彼女を苦しめる行為を続けられるはずがない!」
ゴドイ「なんだと!?」
フェルシー「さっすがグエルセンパイ!名裁きッス!」
ラウダ「ふっ、当然だろう。兄さんはそこらにいる凡百の奴らとは違うのだ!」
スレッタ「え?え?どういうこと?プロスペラさんが負けた?どうして?だって逃げなかったのに、進んだのに…?」
プロスペラ「…………」
232セレーネVSプロスペラ 女と女の真剣十番勝負!
垢版 | 大砲
2023/07/02(日) 02:51:35.38ID:OHDPJ4t+0
シャディク「これは意外な結果となりました!グエル越前守の裁定に会場も驚きを隠せません!」
グエル「それでは改めて発表しよう。この十番勝負、勝者はセレーネ・マクグリ…」
アルレット「あら? それで肝心のセレーネちゃんはどこ行っちゃったの?」
セレーネ「ハッハッハ、油断したわねプロスペラァ!!」
プロスペラ「!!?」
シャディク「こ、これは~!会場の注目がグエルに集まっている隙に姿を隠していたセレーネ選手、後ろからプロスペラ選手を襲撃した~!?」
エラン「なんて綺麗なジャーマンスープレックス…!」
セレーネ「スレッタ綱引きに気を取られたわね?私はずっと待ってたのよ、こうしてあんたが油断する機会を!」
シャディク「なんということでしょう!セレーネ選手、プロスペラ選手に馬乗りになったまま上段から殴り続ける~!」
スレッタ「や、やめてセレーネ姉さん!勝負はもう終わったんだよ!?」
セレーネ「うるせ~!はじめっから勝負なんてどうでもいいのよ!このムカつくオバさんのニヤケ面ボコボコにできればねえ!!」
シロー「まずい…!セレーネ姉さん完全に怒りで我を忘れてるぞ!」
アムロ「と、止めるぞ!俺たち全員でセレーネの暴走を止めるんだ!」
控室
セレーネ「も~どういうこと?決闘は私の勝ちだったんでしょ!?」
アムロ「何が私の勝ちだ!キレて勝手に暴走したくせに!」
ロラン「反則負けでもおかしくなかったんですよ?無効試合になっただけ良かったと思わないと」
ベルリ「というかてっきりスレッタを思いやって手を放したと思ったのに」
アセム「ただプロスペラさんを襲撃する機会を伺ってただけなんてガッカリだよ」
シン「スレッタの未来がかかった大事な決闘だったんだぞ!? もっと慎重に行動してくれよ!」
セレーネ「あ~うっさいうっさい!こっちは決闘終わりで疲れてんのよ?少しは労わりなさいよ!」
カミーユ「ダメだこの人全然反省してない」
ガロード「しょうがないよ。だってあのセレ姉だし」
ジュドー「ズボラでノーデリカシーで有名な、ね」
セレーネ「ふん!」
シュウト「拗ねちゃってるよセレーネ姉ちゃん」
アル「子供だなあ」
ヨナ「ともかく、俺たちこれからプロスペラさんに謝りに行ってくるよ」
セレーネ「私も行こっか?」
ロラン「どうせまた暴れるつもりでしょ。絶対
来ないでください!」
バタン!(ドアの閉まる音)
最終更新:2025年04月14日 17:03