344行け!魔法のJK〇〇〇〇フェルシー!
垢版 | 大砲
2023/07/25(火) 01:52:04.62ID:Ezuw8FKx0
ジェターク寮
ペトラ「じゃ、私ラウダ先輩のディランザメンテがあるから。また後でね」
フェルシー「うん、わかった…」
フェルシー「はあ、ペトラはいいな。メカニックの仕事があって。私ももっとグエルセンパイたちの役に立ちたいッス」
赤い彗星のひと「悩んでいるようだな、少女よ」
フェルシー「わあ!変態!?」
赤い彗星のひと「変態ではない。私は人呼んで“赤い彗星のひと”。悩める少女の味方だ」
フェルシー「いや、どっちかと言えば女の子の敵っぽい見た目ッスけど」
赤い彗星のひと「ふむ、昔は仮面の敵役といえば女子の歓声の的だったのだがな。これも時代ということか」
フェルシー「嘆いているとこ申し訳ないッスけど、私に何の用っスか?」
赤い彗星のひと「率直に言おう。フェルシー・ロロ、私と契約して魔法少女になってほしい」
フェルシー「魔法…少女!?」
赤い彗星のひと「そうだ。私はこれまで多くの魔法少女をスカウトしてきた。そして今、この学園で見つけたのが君だ」
フェルシー「な、なんで私なんスか!?ほかにもっと似合いそうなヤツいるでしょ!グラスレーのぶりっ子レネとか!」
赤い彗星のひと「魔法少女は世界平和のために活動する存在。よって悪事を働いたり、性格が悪い子は単純にアウトだ」
フェルシー「性格が悪い…うん、まあそれは確かに」
赤い彗星のひと「もっとも、性格の悪さで言えば君も似たようなものだが」
フェルシー「ぐふっ!?」
赤い彗星のひと「むしろ大した考えもなく決闘の邪魔して喜んでいる辺り、君の方が小物感は強いな」
フェルシー「ぐほおっ!」
赤い彗星のひと「おまけに出番と言えば学園の有力者の後ろで囃し立てたりする程度で、扱いとしては名前のついたモブといったところか」
フェルシー「何だよぉ!けなしたいだけならどっか行けよぉ!」
赤い彗星のひと「話は最後まで聞きたまえ。君は確かに考え無しの小物だ。だがそれは同時に美点でもある」
フェルシー「どこが!?」
赤い彗星のひと「君は以前、ジェターク兄弟の決闘に割って入ったことがあっただろう?」
フェルシー「そうだっけ?」
赤い彗星のひと「そうだ。そしてラウダ・ニールのシュバルゼッテによってディランザが撃墜されそうなところに消火弾を打ち込んだのだ」
フェルシー「あ~…そう言われるとそんなこともあったような気が」
赤い彗星のひと「ふっ、君はどうやら、自分がしでかしたことの重さを知らないようだな」
フェルシー「へ?」
赤い彗星のひと「これまで、こういった兄弟や家族同士の争いの場合、途中でわかり合えたとしてもどちらかが亡くなってしまうのが常だった。
だが、君の考え無しの行動がグエル・ジェタークを死の危機から救い、結果的にラウダ・ジェタークをも救ったのだ。
これは実際、
ガンダム世界では初の快挙といっても過言ではない」
フェルシー「え、えへへ、よくわかんないッスけど褒められると悪い気はしないッスね」
赤い彗星のひと「そこでだ!君にはこれから、世界の争いに介入し、悲劇を未然に食い止める新時代の魔法少女として活躍してほしい!」
フェルシー「私が…新時代の魔法少女に!?」
赤い彗星のひと「そうだ。君なら…おや?」
カミル「大変だ!ラウダがブラコンを拗らせてまたガンダムで大暴れを!」
ペトラ「グエル先輩がそれを止めるためにMSで出撃を…誰か二人を止めて!」
345行け!魔法のJK〇〇〇〇フェルシー!
垢版 | 大砲
2023/07/25(火) 01:52:44.25ID:Ezuw8FKx0
フェルシー「た、た、大変ッス!」
赤い彗星のひと「いい機会だ。今こそ君の出番だフェルシー・ロロ。破~っ!」
フェルシー「う、うわああ!謎の光で、私の制服がいかにも魔法少女って感じのフリフリドレスになっていくッス!!」
赤い彗星のひと「その姿こそ新時代の魔法少女。魔法のJKブラスターフェルシーだ!」
フェルシー「ブラスターフェルシー…!」
赤い彗星のひと「さあ行くがいい。行って君の力で無益な争いを止めるのだ!」
フェルシー「はいッス!!」
ラウダ「兄さん!どうしてあの女に肩入れするんだ兄さん!!」
グエル「落ち着けラウダ!そもそもあの女って誰のことだ!」
ラウダ「そうやっていつもとぼけて!どうして僕の気持ちをわかってくれないんだ兄さん!!」
グエル「ええい、とにかくそのシュバルゼッテから降りろって…あれは!?」
フェルシー「二人とも!ケンカはそこまでっス!」
グエル「フェルシー!?なんだそのフリフリの服は…ってそれよりすぐにここから離れろ!危ねえぞ!」
フェルシー「問題ないっス!今の私は魔法のJKブラスターフェルシーっスから!」
グエル「いや、ワケわかんねえこと言ってないでさっさと逃げて…ぐはっ!?」
ラウダ「兄さん!どうして僕だけを見てくれないんだ兄さん!!」
フェルシー「あわわ、やばいッス!グエル先輩のディランザが串刺しにされたっス!
どうすれば…」
赤い彗星のひと「問題ない!今の君には全てを止める力がある!さあ呼べ、君の武器を!」
フェルシー「こ、来い!魔法のとりもちバズーカ!」
赤い彗星のひと「いいぞ!そのまま二人に照準を合わせて…発射!」
フェルシー「は、発射!」
グエル「うわっ!なんだこれ!?白くてドロドロしたものが機体に粘りついて…」
ラウダ「う、動けないだと!?」
カミル「やった!ラウダのガンダムが止まった!」
フェルシー「もう!何やってんスか二人とも!たった二人の兄弟なんスから、仲良くしてくださいよ!」
ラウダ「うう…すまない、兄さん。僕、なんだか気が動転して…」
グエル「いや、俺の方こそお前を放っておいて悪かった」
フェルシー「ふう、これで一件落着ッスね」
ペトラ「ありがとうフェルシー。ううん、ブラスターフェルシー!」
フェルシー「ペトラ…へへっ!」
赤い彗星のひと「初勝利に浸っている暇はないぞブラスターフェルシー。世界中の人々が、君が争いを止めてくれるのを待っているのだ!」
フェルシー「はいッス!私に任せておくっス!」
346行け!魔法のJK〇〇〇〇フェルシー!
垢版 | 大砲
2023/07/25(火) 01:53:26.97ID:Ezuw8FKx0
こうして鮮烈なデビューを飾ったフェルシー・ロロこと魔法のJKブラスターフェルシーは
アムロ「シャア!なんでこんなものを地球に落とす!?」
シャア「地球がもたんときが来ているのだ、アムロ!」
フェルシー「はいはい、迷惑だからCCAごっこはそこまでッスよ。魔法のとりもちバズーカ!」
シャア「パワーダウンだと!?」
アムロ「動けνガンダム!なぜ動かん!」
チェーン「凄い、今度の魔法少女…」
ベルトーチカ「あの二人のいつものケンカを一瞬で止めた…」
イオ「死ねええええええええええええええ!!」
ダリル「お前が死ねえええええええええええ!!」
フェルシー「うるせええええええええええええッス!!魔法のとりもちバズーカ!」
ダリル「捕まった!?」
イオ「おい放せコラ!」
シロー「協力感謝するよ魔法少女」
フェルシー「当然のことをしたまでッスよ、ふふん!」
様々な争いを止めていった。そんなある日
アレンビー「みんなファイトしようよォォォォ!!」
フェルシー「街中でガンダムファイターが暴れてる!?これは魔法少女の出番ッスね!」
ティエリア「DG細胞に汚染されたノーベルガンダムの戦闘行動を確認。ティエリア・アーデ、介入を開始する!」
リタ(フェネクス)「通りすがりだけどこれは見過ごせないね」
エリクト(エアリアル)「ここでアレンビー止めて、ミオリネに恩を売っておこうっと!」
フェルシー「な、なんスか?後からガンダム3機も出てきたっス!」
アレンビー「もっと、もっとファイトだよォォォォ!!」
ティエリア「ちっ、この機動性にはヴァーチェでは分が悪いか。ならば…ナドレ!」
フェルシー「もう!何なんスか!戦闘を止めるのはフェルシーちゃんの仕事っスよ!こうなったら…」
リタ「ちょっとエリクト、ここ市街地なんだからビットは少し制動抑えてよ」
エリクト「うるさいなあ、僕にお説教しないでよね」
フェルシー「魔力を…溜めに溜めて…今だ!魔法のとりもちバズーカ!!」
ド、ピュウウゥゥゥゥ……!!
アレンビー「ギャアアア!?」
ティエリア「外部から謎の拘束物体だと?ナドレが動けない!」
リタ「うう、しまったあ」
エリクト「僕としたことが油断したあ…」
フェルシー「へっへ~! どうッスか? 全員まとめてとりもちで捕まえてやったッスよ!」
刹那「エクシア、戦闘領域に到達。…これは!?」
グラハム「こちら
グラハム・エーカー、事件現場に到達。ムムッ!」
ヨナ「リタ!戦闘に巻き込まれたって聞いたけど大丈夫か!?」
フェルシー「あ~警察とソレスタルなんとかッスか。悪いんだけどもう事件は終わって…」
刹那「ガンダムっ!!?(鼻血)」
グラハム「これは…なんと破廉恥な姿だ、ガンダム!」
ヨナ「そんな…リタ…なんて格好に」
フェルシー「…へ?」
347行け!魔法のJK〇〇〇〇フェルシー!
垢版 | 大砲
2023/07/25(火) 01:54:02.22ID:Ezuw8FKx0
刹那たちの意外な反応に振り返ったフェルシー。そこには
アレンビー(白濁)「うっわ…なにコレ?ノーベルガンダムの全身に、熱くて白いのがかかってベタベタする…」
エリクト(白濁)「ペッペッ!白いのが口に入ったぁ、苦いし臭ぁい!」
リタ(白濁)「うえええ…装甲が白いので汚されちゃったよぉ。これ落ちるのかな…」
全力のとりもちバズーカにより、全身をなんか白くてネバネバして臭いヤツで汚されたガンダムたちの姿があった!
ロアビィ「うわあ、こりゃある意味マニアにはたまんない光景だね」
ヨナ「うわあああ!やめろみんな!俺の彼女のこんな姿を見るんじゃない!」
ミネバ「お?なんだあれは?ガンダムが全身に白くてドロドロしたなんかを浴びて倒れてるぞ?」
マリーダ「しっ!姫様、見てはいけません!」
フェルシー「い、いやいやいや!あれは魔法のとりもちッスから!なんか変なものじゃないッスからね皆さん!?」
ラスタル「とは言われてもだな」
セルゲイ「乙女のような姿をしたガンダムに、あんな白濁した半固体を浴びせられた光景を見せられしまっては」
ラカン「ナニカを想像するなという方が無理がある」
フェルシー「だからただのとりもちなんだってばあ!」
シロー「すまないみんな、下がってくれ!あとは俺たち警察が引き受ける」
フェルシー「あ、よかったいつもの警察の人!助けてよ皆なにか誤解しちゃって…」
エレドア「しっかし今回はまた派手にやったなあ!さすが魔法のJKぶっかけフェルシーの名は伊達じゃねえな」
フェルシー「え?な…ぶ、ぶっかけ?」
エレドア「うん、ぶっかけ。この町に来た時からそう名乗ってたろ?」
ミケル「ち、違いますよ!この子の名前はブラスターフェルシーですよ!」
エレドア「ええっ!そうなのか?!署内じゃみんなそう呼んでるからてっきり…」
カレン「まあ、現場に現れては、誰彼構わず白いのをぶっかけてりゃ、そりゃあねえ」
ミネバ「え?あの可愛い服を着た魔法少女のお姉ちゃん、ぶっかけフェルシーというのか?」
マリーダ「ひ、姫様!そんな言葉、口に出してはいけません!」
フェルシー「ち、違うッスから」
シロー「え?」
フェルシー「私は!そういうエロい感じの魔法少女じゃないッスから~~~~~~~~!!!」
その後、アスティカシア高専
ペトラ「フェルシー!どうしたのフェルシー帰ってくるなり部屋に閉じこもって!?」
フェルシー「うう…私、もう絶対あの町には行けないッス……」
こうして魔法のJKブラスターフェルシーは大恥をかいてアスティカシア高専に逃げ帰った。
がんばれフェルシー!世界中の人々が君の活躍を待っているぞ!
負けるなフェルシー!ああいうのは大体エロいと感じる方がエロいので君は悪くないぞ!
ファイトだフェルシー!このネタ書くために調べたけど、実はとりもちが白くてネバネバしてるイメージはドラ〇もんの影響っぽいぞ!
恥ずかしさを勇気に変えて、再び立ち上がれ魔法のJKブラスターフェルシー!
地球寮
アリヤ「え?私が魔法少女に?いや(株)ガンの仕事が忙しいから普通にムリだね」
赤い彗星のひと「これで48敗目…日登町では少女はもちろん熟女やおっさんまで喜んで魔法少女になってくれたというのに…これも時代か」
最終更新:2025年04月17日 17:08