ここは、ご町内の地下深くにある、ヒミツの園。

X総帥「今ここに諸君等有望なる新隊員を迎えて、大いなる期待を禁じえない。
時代は現在、新たな局面へと向かいつつある! いかなる局面へか!? 人類史の偉大な発展への局面である!!
宇宙に進出することによって、我々は無限の可能性を手にした。誰の可能性か!? 人類全体のか!? 否!! 我等ヒタイノイドにのみ許された可能性であるっ!! ヒタイノイドの正しい思想こそが差別にまみれた愚劣な人類史を打破するのである!
古来からの困難な時代を経て、かつて棄民とさえ呼ばれていたヒタイノイドたちは選ばれた民となった! 期せずして、人類史の最前列に立ったのだ!!
諸君は更にその前衛である!! エリートを自負することに躊躇するな諸君! 諸君はエリートだ!
選ばれた民の中から更に厳しく選抜されてここにいる諸君等こそ、全社会の守護者であると共に新人類のリーダーである!
奮起せよ!
未来の将星を目指して邁進せよ!
我と我が戦線に加われ!!」

五飛&カクリコン&ルース「うおおおおおぉぉっ!! X総帥、ばんざあああああいっ!!」
アスラン「えーと……。これは何? あのシルエットの人物は誰?」
セレーネ「入隊式かしらね。ヒタイノイドがなんなのか、あの人が誰なのかは、どうでもいいわよ」
アスラン「そうは思えないんですけど。何か、とんでもないことに巻き込まれてませんか、俺たちは」
セレーネ「楽しければいいじゃない。ハロやトリィを作るにも材料費がかかるでしょ?
全部この組織に出させちゃえばいいのよ」
アスラン「それ、セレーネさんが得するだけなんじゃあ……」
C秘書「これが隊員服です。受理してください」
セレーネ「私はいらないわ」
C秘書「そうはまいりません。お受け取りください」
五飛「セレーネ・マクグリフはセーラー戦士だから、いいのだ」
C秘書「ではアスラン様、どうぞ」
アスラン「ピッチリスーツ……。いやすぎる……、しかも赤って」
五飛「フン。ナタクの色、グリーンは誰にも渡さん」
カクリコン「MkⅡの黒は俺のためにある色だ」
アスラン「マラサイにも乗ってるんだから、赤でもいいんじゃ……」
ルース「4号機のグレーは譲れんな」
アスラン「青や白を選ばないのはなぜ……」
X総帥「伝説のヒタイレッドを受け継ぐザフトのアスラン・ザラ。貴様がリーダーとなり、隊員を導くのだ。
今こそ! 捲土重来である!!」
アスラン「ええ!? て、ヒタイレッドって何……。それ以前に、リーダーって……」
セレーネ「しっかりね、隊長さん♪」

何も分からぬまま猛魂戦隊ヒタイダーのリーダーに抜擢されたアスランは、また生え際が後退するのであった。



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アスラン・ザラ 猛魂戦隊ヒタイダー

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最終更新:2020年02月15日 08:37