刹那「拝啓、マリナ・イスマイール殿。俺はガンダムだ、と」
アムロ「今日も刹那はマリナさんと文通か」
ロラン「あの刹那が毎日飽きずによく続けられますね」
アムロ「その割には最近返事が来ていないようだが。刹那の奴、何か失礼なことでもしたんじゃないだろうな」
ロラン「そう言えばそうですね」
セレーネ「あの貧乏姫さまのことだからね、あまりの飢えっぷりに手紙食べてたりして」
アムロ「まさか。せいぜい手紙を買う金がないってとこだろ」
ロラン「ですよね。今度会ったらそれとなく聞いてみますよ」


マリナ「(私はヤギ私はヤギ私はヤギ私はヤギ私はヤギ私はヤギ私はヤギ……)」
モシャモシャ←刹那の手紙
シーリン「マリナ様、こっちもマヨネーズかけたら意外といけますよ」
マリナ「メェー」


272 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/04/13(日) 23:22:14 ID:???
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我々はマリナが何故このような暴挙に及んだのかという疑問を解決するため、
マリナの故郷であるアザディスタンに向かった。
「まだ地球圏にこんなところがあったのか」
思わず口に出てしまった言葉を同行した真のガンダムに失礼だと咎められた。
小人が住むような小さな家、ツギハギだらけの服を着るテロリストたち、そして
彼らは余所者で身なりのいい我々を監視する様に見詰めている。
太陽エネルギーだの、GN炉だの、国連大使の援助だので浮かれていた我々は改めて
アザディスタンの現状を噛み締めていた。
ボロ屑のような王宮に居たのは行き遅れた侍女一人
我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに「姫が申し訳ありません」と
我々に何度も土下座して詫びた。我々はこの時初めてマリナを許そうと思った。
誰が悪い訳ではない、アザディスタンの貧しさが全て悪かったのだ。
我々はマリナの侍女から貰った在庫の『マリナちゃんポスター』を手に、
打ちひしがれながら自宅へと帰路についた

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最終更新:2013年09月14日 22:14