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3月10日
午前1時30分。学園都市中に不思議な音楽が鳴り響いた。

午前2時
土御門元春は寮から飛び出した。5人の少年と3人の少女を探して。

第1章「集まる超能力者 Accelarator_comes」
午前2時00分5秒
ドカーン
突然上条の部屋のドアが開いた。
「かみや~~ん!!起きろ!!」
「はい??? 土御門???」
「そうだにゃー。今からここに客を連れてくるぜい」
上条は寝ぼけてる頭をフル回転しながら言う。
「一応聞いておくがトンデモ魔術師とかじゃないだろうな??」
「それならまだマシぜよ。そういえばかみやんは常盤台の超電磁砲と知り合いだよな?今すぐこの部屋に呼んでほしいぜよ」
ふざけた口調はいつものままだが明らかに土御門はあわてている。
「御坂を?なんでだ」
「ついでに心理掌握もつれてきてもらうにゃー。たのんだぜい」
「ちょっと待て。なんだよその心理掌握って??」
「超電磁砲に言えばわかるにゃー」
土御門は言いたいことを告げて走り去っていった。
「なんだかよく分からないけど不幸だぁぁァァァァあああああアアアアアアアアアア」

(まぁ困った人を見ると男でも助けてしまう上条さんってなんなんでしょう)
上条は美琴に電話をかける。
「ちょっとアンタ!何でこんな夜中にいきなり電話掛けて来るのよ」
「す、すいません。怒ってますよ、ね?」
「い、いや別に怒ってはいないわよ。ただびっくりしただけ」
明らかに語尾が小さくなっていく美琴。
「で、アンタ。こんな時間に電話掛けてきて、重要な用事があるんでしょ?」
「ああ。実は今から俺の部屋に来てほしいんだよ」
「ちょ、っちょっとアンタなに言ってんのよ!!」
「だから来てほしい。あとメンタルアウトって人も一緒に。結構大変なことになってるらしいから」
「ああそう。仕方ないわね。分かったわ。でもくだらないことだったら至近距離からレールガンぶっ放つわよ!!」
そういって通話は終わった。
(土御門め、もしくだらないことだったらあいつを盾にしてやる)
「はぁ~。にしてもレベル5ってのは変な奴が多いよなぁ」
「ソイツは悪ったナァ」
上条が振り向くとそこには学園都市最強、一方通行が立っていた。
「あの~いまいち状況がつかめないんですけど????」


第2章
上条と一方通行は睨み合っていた。
そして一歩通行が静寂を切った。
「なんでここにテメェがいるッ」
「いやいや。それはこっちの台詞だから。ここは正真正銘上条さんの部屋ですよ?」
「ハァ?打ち止めを助けたいならここに来いって土御門のヤロォが言ってから来たンだよ」
「打ち止めに何かあったのか?」
「アア。夜中まで大騒ぎしてると思ったら突然意識を失ったンだよッ」
「へぇ~夜中にねぇ。何をしていたんでしょうねぇ」
上条は言ってから(しまった!!)と思う。打ちとめが遊んでとせがんできてそれを無視して寝ようとしている光景は目に浮かんだのだが面白そうなのでからかってみた。
その時上条は忘れていた。相手が学園都市最強の超能力者ということを。
「テメェ死にてェのか??遺書を書く時間くらいは待ってやるよ」
「待たなくていいです。というか殺さないで下さい。・・・ほんとすいません」
しかしそんな言葉で一方通行は許すわけもなく時計を投げつけてきた。勿論ベクトル操作をして当たったら死ぬようなとんでもないスピードで。
時計は上条へ音速を超えて襲ったが上条は右手を前に出して立っている。
時計は上条の右手に触れた瞬間にスピードがなくなり床に落ちた。
「あっ、あっぶねぇ。なにすんだよ。お前が最強なのは十分知ってるから。・・・・・・ほんっとすいません」
「なめてンのか最弱!!」
ドカーン
「なにをやっている!喧嘩なんてやめろ!男として恥ずかしくないのか!!」
「あの~。何の用事があって上条さんの部屋のドアを破壊してくれたのでしょうか??」
「誰だよテメェ。俺に指図すンのか?」
「自己紹介を遅れてすまない。俺の名は削板軍覇。通り名はナンバーセブン。名の通り学園都市の第7位だ。ちなみに好きな言葉は根性。」
「で、その削板さんが俺に何の用ですか。 この最強をつれて帰ってくれるのか? って第7位? もしやもしもやもしかして、、レベル5ですか??」
「ほォ。ソイツは奇遇だな。俺もレベル5なンだよ。」
険悪なムードになりかけた一方通行の前に上条は立って削板に尋ねる。
「もしかして土御門って奴に呼ばれたのか」
「その通りだ。人助けと聞いて黙ってはいられるか」
「一方通行。打ち止めを助けるためだ。ここは我慢しろ」
「テメェには言われたくネェが・・・仕方ネェ」
難をとりあえず乗り切った上条は削板に破壊されたドアを見るために玄関に向かう。
「はぁ。不幸だ、、、」
外から状況を確認していると左から声をかけられた。
「ちょっとアンタ。今度はどんなトラブルに巻き込まれてるのよ」
「御坂?悪いなこんな時間に。」
美琴のほうを向くと常盤台の制服を着た2人の少女がいた。
(あれが土御門がいってた心理掌握さんか。)
「あの~こんばんは。すみません。こんな時間に」
「誰なんですの御坂さん。こんな時間に私に用事だなんて」
「これは上条当麻ってやつよ。」
「・・・・・・あの~紹介それだけですか?」
「そうに決まってんでしょ!早く中に入れなさいよっ。蓮杖さんもいるし」
正直部屋にレベル5が二人いるのにそこにレベル5とお嬢様を入れるか迷う上条。
「ほんとに入るんですか、御坂さん。殿方の部屋に」
「大丈夫よ。コイツにそんな勇気ないから」
それを聞くと蓮杖が上条に向き直る。
「自己紹介が遅れて申し訳ありませんわ。私は常盤台中学2年の蓮杖早紀と申します。」
「そうそう。知ってると思うけど蓮杖さんはレベル5で第5位よ」
「蓮杖さんですか。って今なんと仰いました?御坂さん」
「だから蓮杖さんは第5位って」
上条は考える。今部屋にいるのは学園都市第1位の一方通行、同第7位の削板軍覇。そして目の前にいるのは第3位の御坂美琴、第5位の蓮杖早紀。
「非常に言いづらいのですが今実は俺の部屋にレベル5が2人ほどいまして~」
「分かってるわよっ!あたしと蓮杖さんでしょ」
しかし3人がいるのは玄関の外だ。
「いやー・・・・・・不幸だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!」



第3章
「何一人で叫んでんのよっ。さっさと入れなさい。じゃないと帰るわよ!」
「わかったよ、ただ覚悟はしておけ」
「やっぱアンタ変なことを、蓮杖さんもいるんだからなんかしたらほんとに殺すわよ」
「大丈夫、そういうことじゃないから・・・」
「やっぱり私は寮の方に戻りたいのですが・・・」
「仕方ないわね、蓮杖さん、行きましょう」
美琴と蓮杖、上条は部屋に入った。

上条が美琴や蓮杖と話している頃土御門はとある少年と話していた。
少年の名は美作泰斗。長点上機学園の1年生である。
身長は175センチくらい。あとは想像にお任せします。(口調は古泉一樹的で)
「たのむ!力をかしてほしい」
「なんですか。出来れば事情を説明していただきたいのですが。」
「言いたいが今はまだ何も掴めてない。ただ今分かるものだけ見せてやる」
土御門は美作を率いて路地裏に入る。そこには幾十人ものスキルアウトが倒れていた。
「学園都市全体でこの現象が起きてるぜよ。今230万人が昏睡状態にある。だがなぜかレベル5だけが残っている。それだけぜよ」
「このままでは学園都市が滅びるということですね。信じましょう。僕はどうすればいいのでしょう」
「恩に着るぜよ。とりあえず○○高校(上条の学校)の寮にいくぜよ。そこの○○○号室に行ってくれ」
「わかりました。」
シュン
美作は上条の部屋に空間移動した。

美琴と蓮杖は部屋に入った。一方通行と削板がいる部屋に。
「ア、アクセラレータ!?」
「あン?テメェは確か打ち止めの・・・御坂美琴だったよなァ。」
「アンタ、こんなところでなにやってるのよ!!」
「それはコッチの台詞ダァ。俺は呼ばれたんだよォ」
「ストーップ!!これ以上上条さんの部屋を壊されては困るのでやめてください。お願いします。」
間に入る上条は動揺しているが削板と蓮杖はスルーしている。やはりレベル5の精神力は半端ではない。
「とりあえず座ってください。質問は俺にされては困るので土御門にして下さい」
「ということでとりあえず時間を潰しましょう。ト、トランプぐらいならありますけど」
何故か動揺して場を軽くしようと考える上条は4人を誘った。
そして四者四様の答えを返す。
「アンタまさか遊ぶために呼んだんじゃないでしょうね?まぁ、、別に、、やってあげてもいいけど」
「くッだらネェ」
「ふざけておられるなら私は帰りますわよ」
「勝負かぁあああ。燃えてきたぁあああ。本当の男は絶対に勝負から逃げない!!」
一方通行と蓮杖の反応を見て更に動揺する上条。その上条の前に一人の少年が現れる。
シュン
「うわっ!!なんだ!??」
「驚かせてしまってすみません。僕は美作泰斗という者です。実は土御門さんから5人への伝言を頼まれてまして」
「ま、まさかとは思うがその~美作さんはレベル5ですか???」
上条は分かりきっているが敢えて聞く。そして返ってきた答えはもちろん
「はい。一応第6位ってことになっています。」
「へぇ、レベル5が5人も、、これってかなりマズイことが学園都市で起きてるって事でしょ。ほんっとアンタは事件に巻き込まれるわよね」
美琴の顔が徐々に深刻味をましていく。
「一刻を争うことなので早くお話をしたいのですがよろしいでしょうか?」

上条当麻の部屋には5人のレベル5がいる。1位一方通行、3位御坂美琴、5位蓮杖早紀、6位美作泰斗、7位削板軍覇
美作以外の5人はその場にいる理由をうっすら理解し始める。
そして美作が土御門に聞いたことを話し始める。
「実は今学園都市で・・・・・・」

土御門はまだ走っていた。
「あと二人。でもあの二人は厄介ぜよ。・・・んっ、アレイスターへの殺したいと二人は思ってるよにゃー。いけるぜよ!!」
土御門は頷いた。それでも走る。垣根帝督、麦野沈利を探して。



行間1
3月1日
上条の部屋にレベル5が集まる約10日ほど前の話だ。
学園都市統括理事会はとある勢力によって分裂した。
正確にはとある勢力との戦いの中統括理事たちが統括理事長のアレイスター=クロウリーの下を離れていった。
そしてアレイスターに残ったのは最早ほとんど権力のない理事長の名と数名の一般的な研究員だった。
「認めない。私は認めない」
アレイスターはとある計画の練っていた
「実行は3月10日未明1時30分」


統括理事会直属の暗部組織は総括理事会の衰弱により解散した。
「グループ」「アイテム」「スクール」その他色々
3月2日、それを聞いた少年は言った。
「チッ、せっかく能力が使えるまで回復したのによ。まぁ一般人がこれ以上俺みたいなクソに殺されなくなるならそれはそれでいいか」
リハビリを終えようやく退院した垣根帝督は、実は内心今までにないくらい清々しい気分だった。

垣根が退院した次の日。
「原子崩し」麦野沈利は病院で目をさました。
(今は・・・いつ?)
「やっと起きたね。今は3月3日だよ」
麦野の前ににはカエルのような医者、人呼んで冥土帰し(ヘブンキャンセラー)がいた。
「からかってんの」
「別にからかってないよ。君は半年くらい前に君は酷い状況で浜面っていう男の子にここに連れてこられたんだよ」
そういって冥土帰しは麦野に時計を見せる。
「浜面っ!?あのクズはどこにいるの!」
「君の命の恩人だよ。そんな怒ることはないんじゃないかな?あ~そうそうフレンダって子も無事で今は普通に暮らしているよ」
「あの裏切り者がっ!!」
「裏切りものもなにもないよ。もう「アイテム」はなくなったんだよ。「グループ」も「スクール」も」
「嘘、、でしょ」
「ほんとだよ、統括理事会が力を失ったんだ。もう君の怒りの矛先はどこにもないよ。これから先普通に生きてみたら?」
「普通に??」
「そうだよ。ああっ、そういえばこれは君にあげよう。浜面って子が起きたら最初にこれをだべさせてやれって言ってたんでね」
麦野は冥土帰しの持っているものを見る。彼はシャケ弁当を持っていた。
(普通に?私は普通にできるわけがない)
色々と麦野は考えたが結局シャケ弁当を受け取った。
(普通に・・・か)


第4章
「実は今学園都市で230万人が原因不明の昏睡状態に陥っています。逆に言うと残っているのはそこの~上条さんでしたっけ?」
「ああ、上条当麻だ」
「上条さんと土御門さん、そして僕たちレベル5だけなんです」
「ほォ。アレイスターのヤロォの最後の悪あがきカァ?」
「「???」」
蓮杖、削板は何故そこに統括理事長の名前が出てくるのかを理解していない。
「僕も土御門さんから聞いただけなんでよく分かりませんが危機的状況にあることには変わりないと思います」
「じゃあ俺たちはどうすればいいんだ?」
「それは人助けをするってことだよなー!!燃えてきた!!!!!」
「うっセェんだよ第7位」
「話を続けますがここは土御門さんの戻るのを待ったほうが賢明かと」


その頃垣根は一人の青年と出会った。身長は長身の垣根よりも更に高い。
「ほぉ。未元物質か。こんなとこで出会えるとはなぁ」
「なんだ??お前」
「おおっとーいきなり失礼だなぁ。まあいいや。いきなりだけど俺の能力を教えてやろうか?・・・「多重能力」だ」
青年はレベル5を前にして一歩も動かない。それどころか余裕の笑みを浮かべている。
「ハハッ。面白いギャグだな。・・・・・・だったら学園都市2位の俺を倒してみろよ」
「やる気かぁ?レベル5。じゃあ実力を見せてみろよ!!」
垣根は背中から6枚の白い羽を出す。
手始めに垣根は手に黒い物体を生み出す。それを手から投げた瞬間、石は音速を超え青年に向かう。
「一発で死ぬなよ。面白くねえ」
しかし石は垣根の後ろに空間移動させられる。垣根は防御体勢をとる。
(あの時間で11次元に置き換えることは不可能なはず、何故だ)
青年は言う「絶対等速」
垣根は音速で0,1秒、未元物質によって自ら生み出した物質に引きずられた。
生身の人間なら確実に死んでいるが垣根は立ち上がる。
「その程度か、多重能力ってのは」
かなりのダメージを受けている垣根だが無理をして言う。
それを青年は簡単に受け流す。
「勘違いされちゃ困るなぁ。まだ完全じゃないから」
「言い訳か?」
「一つだけ言えるのは今の俺でも判定は絶対能力者(レベル6)ってことだ」
「笑わせるな。その程度で絶対能力者なら俺は完全能力者かあ。ハハハッ」
「俺は明日の正午には完全体になる。今の俺は230万人分の演算能力を譲渡してもらってる途中だ。演算能力が無くなった人ってのは死ぬらしいけど俺には関係ないし」
「譲渡だと?」
「ああ。それだけの処理能力と情報を俺の頭に叩き込んでんだよ。今でも7人のレベル5の能力を使いこなせるんだけどな」
「だったらさっきのは「即席座標」って奴か」
「大正解。超能力者程度の馬鹿でよくわかったなぁ。」
「なんだと?お前みたいな野郎には馬鹿とは言われたくねぇな」
「うるせえなぁ。雑魚は寝てろ」
青年は心理掌握と同じ能力を使う。そして誰にでも心の底にある触れられたくないものに触れる。
恐らく相手が蓮杖早紀であれば難なく受け流せたと思うが、その能力は比較にならないほど強いものだった。
「う、っ、う、、、、うあああああああああああああああああああああああ」
「これが絶対能力者だ。俺の名前は不乱。覚えとけ。死ななきゃな」
それを聞いて垣根は意識を失った。


2時50分
土御門は倒れている垣根を見つけた。
着衣は引き摺られたせいでボロボロで全身からびっしょりと汗を掻いている。
「嘘、だろ。第2位が」
(これは精神的攻撃か?これは心理掌握のとこに連れてったほうがよさそうだにゃ)


第5章
上条と超能力者5人は部屋で退屈していた。
まず5人の頭には学園都市の頂点のレベル5がこんなに必要なのかという誰でも考えるようなことを口には出さないが考えている。
そして上条は近いに将来にどのような不幸と巡り合うかを心配していた。
そして3時ちょうど
上条の部屋に集めた張本人が来た。
「おそくなってすまないにゃー」
それを聞いた瞬間に一方通行は立ち上がって玄関に向かった。
「土御門ォ。テメェは何を考えて5人の超能力者をここで待たせてるんだァ・・・??」
一方通行は言い切ったあとに土御門が背中にしょっている人物を見つける。
「コイツはあのメルヘン野郎カァ。死ンだンじゃなかったのかァ」
「ああ、こいつは「未元物質」垣根帝督だ。もう能力も完全に取り戻した」
一方通行は一つの疑問と出会う。何故完全なのに気を失っているのかという疑問と。
「あとで説明するにゃ。とりあえずこいつを起こさないと、、おーいカミやーん」
「なんだよ、土御門。何故俺の部屋にこんな人を呼び・・・お前が背負っているのはだれだ??」
「とりあえずこいつをベッドに寝かせてから説明するにゃ。手伝ってくれい」
上条と土御門は二人で垣根をベッドまで運んで座った。
土御門は蓮杖の方を向き真面目に話し始める。最初だけ。
「貴方が「心理掌握」蓮杖早紀さんですよね。俺は土御門元春っていうんだにゃ」
「にゃ??そうです。私が蓮杖でございます。」
「じゃあこいつを起こしてほしいにゃ。精神的攻撃を受けて倒れてんだぜい」
土御門と蓮杖が話している間に他の5人。正確には散々騒いだ挙句寝てしまった削板を除く4人は更に増えたことについて困惑している。
「誰なのよっ、あの男」
「上条さんも初対面なので俺に聞かないで下さい」
「アイツは学園都市第2位の「未元物質」垣根帝督だッ。なんで意識が無いのかは俺にもわからネェ」
「あれが第2位の。それにしてもレベル5を全員集めるのですかね?あとは第4位でしょうか?」
一方蓮杖は垣根に対して能力を行使していた。不乱の能力も完全ではなかったおかげでなんとか垣根の精神的ダメージを消すことが出来たようだ。
「ック!はぁはぁはぁ。ここは、どこだ?」
「やっとおきたにゃ」
「お前は「グループ」の土御門か?」
「俺だけじゃないぜよ。一方通行、その他レベル5が4人、それに幻想殺しもいるぜよ」
垣根は驚愕する。
「なにが起こってるんだ?それにここはどこだ?」
「それはこっちが聞きたいぜよ。なんであんな所で倒れてたのにゃ?あとここは幻想殺しの部屋ぜよ。」
「確か「不乱」とかいってる自称絶対能力者と戦ってやられたんだよ。俺の未元物質が簡単に空間移動させられたんだ!」
「それを全員の前で詳しく説明してほしいぜよ。こっちも今分かってることを話す」
「それがいいようだな。悔しいが俺一人では歯が立たなかったんだ」
「役者も集まったとこでそろそろ現状確認と作戦を考えるぜよ」
土御門以外いまいち事態を理解していなかったが危ない状況ということは全員が理解していたため素直に従った。
上条は削板を起こして全員で輪になる。
「じゃあ垣根。あったことを言うぜよ。」
7人は真剣に垣根の話を聞こうとする。
垣根は話し始めた。


第6章
垣根はあった事を話した。
そして土御門も230万人のことを話した。
話している最中に垣根が一方通行を見つけ一悶着あったのはまた別の話。
「なんだァ?その自称絶対能力者って奴。ふざけてんのかァ」
「だが未元物質を倒したのは事実ぜよ」
その時土御門の携帯が鳴った。土御門は出る。
「もしもし。だれかにゃー?こんな時間に電話してくるのは」
『俺は不乱ってんだ。覚えとけ。にしても高位の電撃使いは便利だなぁ。簡単にお前の番号が分かったからなあ』
「で、不乱。なんの用なのかにゃー??」
土御門は敢えて名前を出した。そのおかげで7人が集まってきて2人の会話を聞く。
『そういえばそこに学園都市の第4位はいるか?』
「原子崩し?いないにゃー」
『麦野とかいう女じゃねえよ。「未元物質」垣根帝督だ!』
「垣根は2位のはずだぜい」
『知らねえのか?お前。あぁそうだ。最近出来た絶対能力者の判定基準って知ってるか?』
「知らないにゃ。そもそも到達できるのは一方通行だけじゃなかったのかにゃー?」
『基準は2つ。まず超能力者に対して圧倒的な戦闘力差で勝てること。そして普通のカリキュラムじゃ絶対に生まれない能力を持っていることだ』
「お前の事はだいたい分かったぜよ。ついでにお前がやってることの目的ってなんなのか教えてほしいぜよ」
『いいぜ。俺の任務は科学側の上条勢力の処分。依頼主はアレイスターだ。かなり貴様らに恨みがあるみたいだしな』
「そうなのか。それで学園都市で230万人も倒れているのは関係あるのかにゃ」
『ああ。俺を絶対能力者にして上条勢力を倒し、魔術側と再び戦うためだ。事実230万人よりも絶対能力者1人の方が勝つ可能性は高いって演算の結果だからな』
「上等だにゃ。こっちには幻想殺しもいるんだぜい。」
『それも承知済みだ。一つだけ教えてやるが230万人を救うには俺を倒すしかないからな。あと絶対能力者のこと嘘だと思うなら「書庫」でも見るんだな』
「アドバイスをくれて感謝してるぜい」
『他人を救うために自分から殺されにくるか?それともおとなしく降参するか?せいぜい悩むんだな』
プープー
電話は切れた。
8人は不乱の丁寧な説明を聞いたおかげで現状を理解していた。
そこに上条は提案をする
「とりあえず『書庫』をみてみようぜ。不乱がいってることも信用できないしさ。御坂、ハッキングできるだろ?」
「う、うん。やってみる」
美琴はPDAを上条の部屋の電話に繋ぎ集中する。
「できたわ」
8人はPDAの小さな画面を見る。そして願う。嘘であってほしいと。
美琴は学園都市の高位能力者の覧を開いた。
そこには全員が驚く記載があった

絶対能力者(レベル6)該当者1名
第1位:不乱『多重能力』
超能力者(レベル5)該当者7名
第2位:削板軍覇『念動砲弾』
第3位:一方通行『一方通行』
第4位:垣根帝督『未元物質』
第5位:御坂美琴『超電磁砲』
第6位:麦野沈利『原子崩し』
第7位:蓮杖早紀『心理掌握』
第8位:美作泰斗『即席座標』

※削板軍覇はカリキュラムで習得することが不可能な能力を所持しレベル5相当の戦闘力があり絶対能力者への進化の可能性があるため第2位に昇格。
※一方通行は過去に進化計画で失敗しているため第3位に格付。絶対能力者への進化は不可能ではないが可能性は低い。
※上条当麻は習得不能な能力ではあるが能力の汎用性が非常に低いため無能力者(レベル0)判定。成長次第では絶対能力者への進化の可能性がある。


8人は驚く場所が多すぎてどこに驚いていいのかが分からない。
「はっはっは~。ついに努力が実ってここまできたぜ。超能力者のなかじゃ第1位だ~~~。」
削板が後ろに波が出てきてもおかしくないポーズをとっているのだが他はそれどころじゃない。
(なんで俺があんな熱血野郎の下なんだァ)
(不乱って野郎!絶対にやり返す。1位だろうが4位だろうが関係ねえ)
(え、5位?今まであんまり意識してなかったけどなんかとっても不愉快ね。それに絶対能力者なんてどうやって倒すのよっ!)
(私が7位?蓮杖家の恥ですわ~~~)
(絶対能力者をこのメンバーで倒せるんでしょうか。しかし倒さないと230万人が・・・)
(俺が絶対能力者?無理ですよ~。こんなところになんで上条さんの名前があるんでしょう?不幸だぁぁぁぁぁあああああああああ)
(正攻法では絶対勝てないにゃー)
美作と土御門以外は序列に驚いている。
美琴は後半で真面目に考え始めている。
それ以外は本当に自分たちの事で頭がいっぱいのようだ。
「皆さん落ち着きましょう。序列なんてまた不乱を倒せば戻りますよ」
「美作の言うとおりだにゃー。たくさんの人の命も懸かってるしとりあえず落ち着くんだぜい」
再び作戦会議に戻る。
「今は一刻を争ってるにゃ。それにカミやんはじめ俺たち上条勢力は狙われてるにゃ」
「第3位・・・クッ。仕方ねェな。今はとりあえずやめとくが後で覚えてろよッ。削板」
「分かりましたわ。私事で230万人の命を忘れかけていましたわ。お恥ずかしいです」
「そうね。学園都市の人みんなだもんね」
今話した3人の以外も土御門を見る。
「とりあえずここは役割分担をするにゃ」
土御門は紙を取り出して役割分担を書き始めた。


第7章
「とりあえず俺と蓮杖さんは最後列の高台にいるにゃ。蓮杖さんには心理攻撃をされないように他の精神をコントロールしてほしいぜよ。俺は指示を出すぜい」
「「なん(ン)でお前(テメェ)だけ楽な役割なん(ン)だ(ァ)」」
一方通行と上条の見事なコンビネーションだったが
「この根性無しがぁぁぁぁああ。男なら自ら進んで戦うだろう!!」
「3人ともやめるにゃ」
土御門は続ける
「美作には情報通達を頼みたいにゃ。恐らく電話は使えないんだぜい」
「分かりました。出来る限りのことをやってみます」
「あと機会があったら『原子崩し』をさがしてほしいにゃ」
「分かりました」
「で残りは不乱と戦ってほしいにゃ」
「「「「「うわっ!適当だ」」」」」
「ただ2人と3人に別れてほしいにゃ」
「たしかにそれは必要ですね」
いつの間にかまとめ役になっている美作はさておき別れ方を決める
戦力や能力の種類から土御門が考えた結果以下のようになった

A上条、一方
B垣根、削板、美琴

それは現状のベストと考えられるがそれぞれから文句が出る。
「なンで俺がこの最弱と一緒なんだァ」
「知らねーよ。とりあえず従っとこうぜ」
(アイツと違うのか~ってそんなこと考えてる場合じゃない)
「どういう風に別れようと根性さえあれば勝てる!!」
(こいつら心配だな。こんなの第2位と第5位ねえ)
全員はとりあえず納得して作戦会議に戻る。
「とりあえず不乱とかいうクソ野郎をどうやって探すんだァ」
「それは大丈夫だにゃ。こっちが出て行けば向こうも勝手に出てくるぜよ」
「確かにそうだな。俺たちが狙いなら俺と御坂と一方通行とお前を狙ってくるだろう」
上条の言葉を最後に8人は立ち上がる。
それぞれの思いを胸に。
(俺はともかく関係ない人たちをまきこむのはは許さねぇ)
(ラストオーダァー。死ぬンじゃねェぞ)
(今まで散々無関係の奴を殺しちまったが今度は俺が救う番だ。4位だろうと1位だろうと関係ねえ)
(とりあえずやるしかないわね。それにアイツの為にもなるし)
(230万人の命のためなら自分も犠牲にできますわ!)
(やるしかありませんね。皆さんやる気みたいですし)
(根性だぁぁあ。それさえあれば絶対能力者も目じゃないぜぇええ)
(やっと皆がやる気になってくれたぜよ)
ついに8人は上条の部屋を出る。全員が不乱を倒し人を救うという意思を胸に

その時既に5時。タイムリミットはあと31時間。

「動き出したか。何を勘違いしてるか分からんが俺は後31時間逃げ切ってからお前等を殺せばいいんだよ。別に今でも負けないけどな」
そう、上条たちは一つの大きなミスに気が付いていなかった。


第8章
5時30分
上条、美琴、一方通行、垣根、削板は未だ不乱を見つけられずにいた。
美作の空間移動で探せば効率はいいのだがいくら超能力者の『即席座標』とはいっても限界があるため温存をしたほうがいいとの土御門の意見から5人は不乱を探している。
「ったく。どこにいるのかしら」
「おい垣根。『未元物質』で相手を探せないのか?」
「それは無理だな。周りの人を巻き込んじまう。死人は出したくねえからな」
「根性で捜せばすぐに見つかるから安心しろ」
「「「「誰がするかっ!!」」」」
午前6時
上条たちは不乱を捜し続けるが一向に見つからない。
そして早朝の大通りの真ん中を歩いている。
当初は自分から出てくると考えていたため一方通行が我慢できなくなった。
「いつになったらあの不乱って奴は出てくンだァ」
「よんだかな?第3位」
「アアン。テメェいつの間に出てきたッ」
「今。おいおい第3位。1位に対してそんな口の利き方していいと思ってんのか」
一方通行と不乱の距離は10mメートル。その他4人とは20メートル。
「悪かったなァ。テメェみたいな三下には言葉で喋るだけもったいねェな」
一方通行は素早くポケットから銃を抜き出した。
久しぶりとはいえ確実に頭を仕留める自信があった。
弾丸は不乱頭目掛け一直線に飛んだ。
しかし不乱の頭を射抜くことはなかった。
不乱は何もしなかったが皮膚に触れた瞬間に弾の移動方向が変わり美琴に向かった。
美琴は砂鉄で盾を創ろうとしたがここはアスファルト。超電磁砲を撃とうにもコインを取り出す時間はない。
電撃で溶かすにも距離がなく自分にかかってしまうためにもうどうしようもない。
絶望しかけた時に隣にいた上条が右手を美琴の前に出した。
弾丸は右手に当たった瞬間に勢いがなくなる。
「どうだ。俺の反射は。『一方通行』も便利だなぁ。反射角まで調整できればなおいいねぇ」
「そンだけで勝ったと思うなよ。まだ始まったばかりじゃねェか」
「生憎だけど今は君たちと戦ってる場合じゃないんだ。流石に俺でもこれ以上増えられたら困るから『原子崩し』を捜しに行くんでね」
「ここじゃ殺さねェってことかァ。せめてダメージでも与えてきゃテメェも楽なんじゃねェかァ」
「後に楽しみは取っとくほうだから心配すんな。ちゃんと殺してやるよ。あと俺『空間移動』ってのが苦手で他人を飛ばせねえんだよ。お前等を学園都市のいろんなとこに飛ばすってのが出来ねえんだ。だから後でだけど5人まとめて相手にしてやるよ」
そう言って不乱はまたどこかに消えていった。
「クソったれがァ」
「落ち着けよ。5人なら勝てるだろ。それに俺の『未元物質』なら反射は破れるはずだ」
だんだんと5人もまとまりつつある。
「御坂。大丈夫か。当たらなかったとは思うんだけど」
「大丈夫。ありがと。またアンタに借りを作っちゃったわね」
「いいってことよ」
「流石だああ。上条当麻!!その根性を賞して俺は真の男としてお前を認めてやる」
「はあ。ありがとう」
なんだかんだでまとまってきてはいるが肝心の不乱には全くダメージを与えていない。恐らく戦い続けていたら確実に敗北していただろう。
上条は土御門に電話をかける。
上条は戦闘の事と不乱の言ったことを土御門に伝える。
『それは一刻も早く麦野沈利を捜した方がいいぜよ。あれを敵に回すと更に苦労するにゃ』
「そいつってどんな奴だ」
『垣根にでも訊くぜよ』
そういって電話を切った。
「土御門は次は麦野とやらを捜せって言ってたが」
「もう捜すのは面倒なんだけど。アンタの友達はそんなに人捜しが好きなの?」
「それが一番なんだろ。それに上条さんも面倒です」
「あの女か。協力してくれるかどうか」
「とりあえず5人離れるのはよくないだろ。また不乱に襲撃されたら今度は確実に死ぬ」
「面倒くせェなァ。まァ仕方ねェか」
6時10分
5人はまた歩き始める。今度は麦野沈利を捜して。


第9章
7時30分
5人はタイムリミットが迫ってきているもののやはり空腹には勝てないためコンビニに来た。店員は勿論誰もいないため無料で拝借しているのは言うまでもない。
最初は削板が大騒ぎしたが
「貴様らぁああ。根性が足りとらん!コンビニを荒らすなんて」
「「「「じゃあお前食うな」」」」
「根性も空腹には勝てん。修行が足りないか」
なんだかんだで削板も食べているわけだ。
一方通行は缶コーヒーとサンドウィッチ。垣根は鶏肉弁当。上条はおにぎり。美琴はパン、と各々が好きなものを食べているのだが削板はあれだけ文句を言ったのにも関わらず色々な物に齧り付いている。そして削板が次の照準をシャケ弁当に合わせた時に自動ドアが開いた。

7時20分
麦野沈利は自分の部屋で目を覚ました。
(あれー?ねちゃった。コンビニのシャケ弁当がなくなる前に買いに行くか)
麦野は一番に近くにあるコンビニへ向かう。
退院してから誰とも会っていなく少し喋りたいと思い周りを見回すが誰もいない。知り合いどころか街を歩く人すら誰一人いない。
しかしまだ寝ぼけている麦野はシャケ弁当のことばかり気にかかり「今日は休日」と判断し何も考えずにコンビニへ入る。
そこで最後のシャケ弁当へ向かう削板を視界に捕らえる。
(なにっ!?)
麦野は自分が愛してやまないシャケ弁当へと走る。だが削板が一歩勝った。
このコンビニのシャケ弁当がどうしてもほしい麦野は名前を名乗ればビビッてわたすと思い、名を名乗る。
「ねえ。その弁当くれない?ああ、私の名前は麦野沈利。学園都市の第4位なんだけど・・・」
「俺の名前は削板軍覇だ。学園都市の第2位で好きな言葉は根性。ところで第4位って言ったけど第6位じゃないか?」
削板は自分たちが探している麦野沈利ということにまだ気がついていない。というより忘れている。
しかしサンドウィッチを食べ終えた一方通行がようやく麦野を発見する。
「なんで俺達以外が意識あるんだァ?」
その声で全員が麦野を見る。
「お前素粒子工学研究所のやつか。『アイテム』も解散したんだよな」
「てことはこの人が第6位の麦野さんでせうか?」
上条は尋ねるが麦野はまだ昔の精神が抜けきれておらず垣根を攻撃しようとする。
だが上条が麦野に触れ能力が使えなくなる。麦野は諦めて冷静になるが1つの疑問が生まれた。
「どうしてレベル5が4人もいるの?」
もうその質問はされることを予想していた一同は詳細や現状を説明する。
麦野は聞いて(何故協力しなければならないっ!?)そう思ったが3つの声が聞こえ頭に3人の少女が浮かぶ。
(「わーー麦野愛してるー!」)そう言われていたが自分が切り裂いて殺しかけた少女。金髪蒼眼の少女、フレンダ。
(「超気になります。要チェック」)それなりに仲が良かったが見捨てて敵にやられてしまった12歳くらいの超が口癖の少女、絹旗最愛。
(「南南西から信号が来てる」)いつも一緒にファミレスで食事をしていたが、自分の為に自分が殺そうとした少女、滝壺理后。
今は彼女らが昏睡状態にある。せっかく光の下に戻ったのに今度はこのままほっておけば死んでしまう。
麦野は決心する。彼女達を殺そうとした自分の罪滅ぼしにはならないかもしれないが彼女らを救う。
「さっさと不乱とやらを倒して終わりにするわよ」
「昨日の敵は今日の友ってか?」
「ワクワクするじゃねェかァ。2位から8位までで1位を倒しにいくなんてよォ」
元々暗部組織の一員であった一方通行と垣根は麦野の心境も分かっているようだ。

これでようやくレベル5が7人揃った。
しかし時間は既に8時
タイムリミットまで残り28時間。


第10章
午前11時
やはりいつまでたっても不乱は見つからない。そして探していても埒が明かないと判断した土御門は一度全員を集める。
場所は柵川中学校内、風紀委員177支部。コンピュータを使って情報を集めるのには風紀委員の設備は大変役に立つ。
9人は中に入るがそこには驚愕の光景が広がっていた。
最近の凶悪な能力者の事件について調べていたであろう風紀委員が魘されながら倒れている。
「黒子っ!?初春さん。固法さんも」
「とりあえずおちつくにゃー。この人たちはベッドで寝かせとけば大丈夫だぜい」
「御坂。大丈夫だ。俺達が幻想を壊してやればいいんだ」
「ありがと」
「やっぱり嘘じゃねェみたいだな」
実際に倒れているのを見て今まで以上に深刻味を帯びてくる。
「防犯カメラに映る所にはいないと考えられますし不乱について調べてみるのが先決かと」
「美作のいうとおりだにゃ」
美作と土御門の言葉を聴いて美琴はパソコンに触れる。
(レベル6、不乱、演算譲渡・・・これかっ!)
「うそっ!?Sランクセキュリティーがかかってる。『絶対能力者進化実験』もAランクだったのに」
「なんとかにゃらないかにゃー?」
「いまやってるわ・・・・・・断片的な情報なら出せたけど後は私の能力でも無理ね」
「どんな情報だったんだ?」
美琴は分かったことを伝える。

不乱の元々のオリジナルの能力は『能力崩壊』(AIMブレイカー)
能力でAIMジャマーを作り出すことができる
そして相手に強制的に能力を使わせることが出来る
しかしその能力には制限がある(しかし制限の詳細までは出せなかった)

「これくらいね」
「それって滅茶苦茶強くないでせうか?」
「テメェには関係ねェだろう」
「でも厄介だな。向こうは能力を使えるんだろ。『未元物質』も出せなきゃ意味がねえしな」
それぞれが恐れるのには理由がある。能力を使えないこともあるのだがそれよりももっと重大な問題が。
AIMジャマーとは能力を使えなくするだけでなく使おうとしたもの体を崩壊させる。『能力崩壊』で能力を使わせされれば確実に大きなダメージを受け高い確率で死に追いやられる。
それが一同を弱気にさせている。
だが、ここで230万人を見捨てる訳にもいかない。
「根性があればなんとかなる。やればできるさ」
「「「「「「「「そうだな」」」」」」」」
そしてまた不乱を探そうと外に出る。
午前11時30分
9人が外に出るとそこには不乱が立っていた。
「まってたよ。そろそろ殺してもいい頃かと思ったから。少しは楽しませてくれよ。ようやく『能力崩壊』が使えるようになったんだからなぁ」
最終更新:2010年07月28日 23:14