絹旗 「関係者と連絡とれました。超おkだそうですよ」
婚后 「まあ。吉報ですわね」
白井 「どんな方なんですの?」
絹旗 「今年卒業した人ですね。超OBってヤツです。
なんでも、その分野じゃ知らない人がいない超有名な研究者だそうですよ」
白井 「まあ、そんなすごい人が」
婚后 「さすが長点上機学園、人材レベルはトップクラスですわね」
絹旗 「その手のご多分に漏れず、超少々変わり者ですけどね」
白井 「いつだって、天才と変人は表裏一体ですの」
絹旗 「Level5も超変人しかいませんもんね」
白井 「お、お姉様は例外ですの!」ウガー
婚后 「それにしても、そんなすごい方とどうやってお知り合いに?」
絹旗 「前に研究所で撃たれたり超殴ったりした仲です」フンス
白井 「撃たれたり?」
婚后 「殴ったり?」
絹旗 「最終的には超気絶させて持って帰りましたけど」
白井 「」
婚后 「いったいどういう……あ、いえ、詮索は無粋ですわね」
絹旗 「いや、超かまいませんよ。元々私が研究所でかくれんぼを」
婚后 「と、ともかく! 日程は決まっておりますか?」
絹旗 「えー、これからが超いいところなのに……」
白井 「武勇伝を語られても困りますの」
婚后 「それで、いつ頃に訪問すればよろしいのですか?」
婚后 「超明日です」
白井 「あ、明日ですの!?」
絹旗 「まあ……先方の指定ですし」
婚后 「急ではございますが、仕方ございませんわね」
絹旗 「ところで、長点上機学園ってどこにあるんですか?」
白井 「学校案内によりますと……第18学区ですの」
婚后 「霧ヶ丘の、さらに向こう側になりますわね」
絹旗 「だー、超遠いじゃないですか!」
白井 「これならまだ近いほうかと」
婚后 「隣の学区ですものね」
絹旗 「超イヤですよ! この間だって満員バスでムギュムギュされましたし!」
白井 「たしかに、あれはちょっとこたえましたの……」
絹旗 「痴漢にもあいましたし! 超ムカついたんで手首を折ってやりました」
白井 「ちょっと待て」
婚后 「まあ、痴漢ですか!? なんと恐ろしい……」
白井 「いえ、あの」
絹旗 「この絹旗サマの身体に手を出したんですから、超当然の報いです」フンス
白井 「やりすぎでs」
婚后 「そう考えると、バスも怖いですわね……」
絹旗 「私に超考えがあります」
白井 「ユリコー、ほらー、ねこじゃらしですのー」ピョコピョコ
ユリコ 「ノシ・ω・)ノシ」
婚后 「考えですか?」
絹旗 「浜面! 浜面はおるか!」パンパン
<ダダダダダ
浜面 「これに!……ってなにやらしてんだぁ!?」
絹旗 「うわぁ……ここまでノリがいいと逆に引いちゃいます」
浜面 「ひっでぇ!」
絹旗 「それより浜面。久々に車運転したくないですか?」
浜面 「……おい、何やらせるつもりだよ」
絹旗 「超簡単なお仕事ですよ」ニコニコ
~翌日早朝 キャンピングカー車内~
ブロロロロ...
白井 「まさか、この車の出番がまたあるなんて」
婚后 「浜面さんにはちゃんとお礼をしないといけませんわね」
絹旗 「」スピー
婚后 「絹旗さん、制服で横になってはシワになりますわよ」ユサユサ
白井 「といいますか、この布切れはなんなんですの」
婚后 「ただでさえ短いスカートを更に詰めるなんて……」
絹旗 「」ゴロン
白井 「あぁぁ、なんと無防備な……見てられませんの」
婚后 「まったく、仕方ございませんわね」ファサッ
絹旗 「」スピー
~第18学区 長点上機学園前~
絹旗 「ええと……」
婚后 「ここで待ち合わせなのですか?」
絹旗 「はい、学校前に来い、と」
白井 「……あの、あそこに異彩を放つ方がおられるのですが、もしや」
婚后 「ゴシックロリータ+白衣とは、前衛的ですわね」
絹旗 「あ、いたいた。あの人ですよ。おーい」ノシ
ゴツッ ゴツッ ゴツッ...
布束 「予想してたよりも早い到着ね。驚いたわ」
絹旗 「遅刻前提みたいな言い方しないでください」
白井 (大きいお姉様を超える眼力ですの)
婚后 「本日は宜しくお願い致します、ええと……」ペコリ
布束 「丁寧で好感が持てるわね。布束砥信よ」
白井 「よろしくお願い致しますの」
絹旗 「超よろしく」
布束 「Well 集まったようだし、行きましょうか」
:
:
:
婚后 「ここがあの長点上機学園……」
絹旗 「思ってたよりも全然超普通ですね」
布束 「何を期待していたのかしら?」
絹旗 「もっとこう、エリートエリートしたところをですね」
布束 「……あなたの言動は、たまに理解に苦しむわね」
白井 「ですが生徒の方がまとってる空気は何か違いますの」
婚后 「それは、ここにはレベルの高い能力者ばかりが」
布束 「Negative, その限りではないわ」
白井 「と、申されますと?」
布束 「……あなた達、常盤台ね? あそこは入学資格に強度があったはず」
婚后 「はい、最低でも Level3 はございませんと」
布束 「ならピンとこないかもしれないわね。ここは Level0 でも入れるのよ」
絹旗 「超マジですか」
布束 「一芸入試とでもいうのかしら?」
婚后 「聞いたことがございますわね。突出した才があれば入学を認められると」
絹旗 「じゃ、あなたはその一芸とやらで入ったんですか?」
布束 「No」ポンポン
絹旗 「わ、ちょ、なんですか。人の頭に」
布束 「これが私の能力」
白井 「え?」
布束 「"寿命中断"<Critical>。触れた相手の寿命を強制的に終わらせる力よ」
絹旗 「」
白井 「え、あの」
婚后 「いくらなんでも……!」
絹旗 「ブラフですよねハッタリですよね!?」
布束 「あなたは私に恨まれる覚えはない? Even if 逆恨みであったとしても」
絹旗 「う、あ……」
白井 「それぐらいにしてくださいまし! 悪戯にしては悪質ですの!」
布束 「……そうね。度が過ぎたわ。行きましょう」
絹旗 (ちょ、ここでやめるんですかぁ! ある意味で一番悪質です!!)
白井 「あの、絹旗さん、なんともございませんの?」
絹旗 「ど、どうせ超ブラフですよ! 実際なんともないです!」
布束 「どうかしら? あなたは既に私の術中にあるとは思わない?」
絹旗 「超思いません!」ウガー
婚后 (なかなか扱いづらい方ですわね……)
~長点上機学園 図書館~
白井 「これはすごい規模ですの」
婚后 「天井近くまで本棚が続いてるなんて」
布束 「蔵書量ではトップクラスよ。Because 研究者や教授の論文もあるからね」
絹旗 「……お? これも論文ですか?」
つ【ネコに能力は使えるか】
布束 「それは霧ヶ丘女学院の磯塩教諭が発表した論文ね」
婚后 「まあ、霧ヶ丘の……」
白井 「ネコに能力とは、興味深いテーマですの」
絹旗 「うちのユリコも能力を使えるかもしれませんね」
布束 「Then それはどうかしら?」
白井 「と、申されますと?」
布束 「その論文、ネコに能力は使えないと結論付けているの」
絹旗 「なんだ……超面白くないですね」
布束 「But その論文が絶対に正しいという保証もないわ」
白井 「可能性はあるかもしれませんの」
絹旗 「その方が夢があるじゃないですか」
布束 「人生を賭けて研究をしてみたら? もしかしたら有り余る物を手にするかもしれないわよ?」
絹旗 「いや、いいですよ。そこまでしなくても」
婚后 「動物に能力……突飛な発想かもしれませんが、面白そうですわね」
白井 (そういえば、同じような主張をしてたあの人も霧ヶ丘でしたの……もしや教え子?)
~その頃 きぬはた荘 リビング~
結標 「っくしゅん」
番外個体 「おんや? 淡希、また風邪かい?」
結標 「もう風邪は御免よ」
~長点上機学園 グラウンド~
ヒュゴォォン
絹旗 「……今、何か通り過ぎませんでした?」
白井 「? 風が吹いたような気がしましたが」
婚后 「気のせいではないですか?」
絹旗 「??」
布束 「……Maybe 第7位の彼ね」
白井 「第7位……あの、暑苦しい殿方ですの?」
布束 「あら、知っているの?」
婚后 「ええ、まあ、色々とございまして……」
布束 「あなたたちも大変ね。アレに関わってしまうなんて」
絹旗 「何気にヒドイこと言ってますね」
白井 「で、ですが、悪い人ではございませんでしたの」
婚后 「そ、そうですわね、ちょっと人の話を聞かないぐらいで」
布束 「So それが問題なんじゃない。話が通じない人間ほど厄介な生き物はないわ」
絹旗 (仲悪いんですかね)
布束 「いっつもそう。話があるって言ってるのに右から左にすりぬけて……」ブツブツ
白井 (……おや?)
婚后 (これはもしや……?)
絹旗 (超分かりやすいですね)
布束 「さあ、あんなバカの話はお終い。次行くわよ」
白井 「あの、もしよろしければ第7位さんにご挨拶をしたいのですが」
布束 「却 下」ピシャリ
婚后 (当確ですわね)
絹旗 (超当確ですね)
絹旗 「あの、超第7位ってどんな人なんですか?」
布束 「ただの根性バカよ」
婚后 「シンプルかつ的確な表現ですわね」
布束 「But 忌々しいことに、この学校の第一位なんだけどね」
白井 「ここも、霧ヶ丘のように能力のみでランク付けされますの?」
絹旗 「白井さん、遠回しに"第7位はお馬鹿"って言ってますよ」
布束 「いいえ。ここのランクは学力、能力、その他諸々考慮されるわよ」
婚后 「と、いうことは」
布束 「……普通の勉強はできるのよ、あの男。念動力学だけは苦手らしいけど」
白井 「さすが Level5 ですの」
絹旗 「でも超変わり者でしたよね」
布束 「ただのバカよ。強い人がいればケンカふっかけて、不良がいれば殲滅して」
婚后 「褒めるのかけなすのか、どっちかにしてくださいな」
白井 (お相手はあれ、当人はこれじゃ障害なんてレベルじゃございませんの)
布束 「Nevertheless いつも無傷で帰ってくるけどね。そうでなければ張り倒してるわ」
絹旗 「まあ、あの人はちょっとやそっとじゃ……え、帰ってくる?」
白井 「どちらに帰ってきますの?」
布束 「……喋りすぎたわ。私らしくないわね。次行くわよ」
絹旗 「えー、超ケチです」
布束 「"寿命中断"!!」カッ
絹旗 「」
白井 「え? 絹旗さん? 絹旗さん!?」
婚后 「な、なんということを……!」
布束 「だから言ったじゃない。私の術中にあるって」
白井 「BADEND ですの……」
婚后 「こんな結末が許されるのですか!?」
絹旗 「死んでませんから! 超びっくりしただけですから!」
布束 「生き返ったところで、いい加減に次いきましょう」
~長点上機学園 食堂~
白井 「やっぱり食堂は見ておきますのね」
絹旗 「そりゃ、ご飯が美味しいかどうかは超重要ですから」
婚后 「仰るとおりではありますが……」
布束 「……」ハァ
白井 「どうしましたの、ってアレは……」
<うん、今日も根性でメシがうまい!
絹旗 「超7位ですね」
婚后 「まあ、よく食べる方ですのね」
白井 「折角ですし、ご挨拶していきますの」
布束 「ちょ、ちょっと待ちなさい」
削板 「やっぱ根性のもとは肉だよな」ガツガツ
絹旗 「超お久しぶりです」シュタッ
削板 「んお!? お前はあの時のおチビじゃないか!」
絹旗 「だ、誰が超チビですか!」
削板 「超は言っとらん!」
白井 「お久しぶりですの、第7位さん」
婚后 「お邪魔しております」
削板 「おお、お前たちは! そうかそうか、リベンジマッチという訳だな!」
絹旗 「は?」
削板 「根性あるヤツは大好きだぜ! 食後の運動にも丁度いいしな!」
白井 「い、いえ、わたくし達は」
布束 「落ち着け」ガゴォォン
削板 「ぬぉぉ!?」
婚后 「布束さん何を!?」
削板 「何すんだ、痛いだろうが!」
絹旗 「ああ、そうだ。こういう人でした」
布束 「Usual また肉ばっかり食べて」
削板 「肉こそが根性だからな!」
布束 「」ハァ
白井 「余計かもしれませんが、バランスよく食べた方が」
削板 「魚も食ってるぞ!」
婚后 「そうではなく、野菜だとか」
削板 「野菜もあるだろ、ほら」
絹旗 「じゃがバターを野菜と言い張るんですか」
布束 「言ったでしょ、こいつには何言っても無駄なの。丁度いいわ、私たちも食事にしましょう」
:
:
:
削板 「そうかそうか、見学に来てたのか!」
婚后 「はい、今後の参考になれば、と」
削板 「で、ここはどうだ? 俺としてはメシがうまくてお勧めなんだがな」
白井 「設備も整ってますし、さすがトップ高ですの」
絹旗 「家から遠いのは超問題ですけどね」
布束 「慣れの問題よ」
削板 「しかし、なるほど。こういう理由だったのか」ウンウン
絹旗 「何がですか」
削板 「いや、こいつがな。朝早くから"学校に行ってくる"ていうもんだからよ」
布束 「」
削板 「なんで卒業生のお前が? と思ったんだが、なるほど、案内だったんだな」
白井 「え? あれ? お二人は同じ屋根の下に?」
削板 「ん? なんかおかしかったか?」
布束 「"寿命中断"!」カッ
削板 「」
絹旗 「」
白井 「お、お二人とも!?」
婚后 「なんということでしょう……」
絹旗 「いやだから違いますって!」
削板 「お前それやめろよ! お前の目でそれやられるとビビるんだよ!」
布束 「Because 余計なこと言うからよ!」
白井 (結局"寿命中断"はブラフなのかはっきりしませんの)
婚后 (あまりこの話題に持っていかない方がよさそうですわね)
絹旗 「ていうか、今のは超巻き添えじゃないですか! 超7位のせいです!」
削板 「俺かよ!」
布束 「他にいないじゃない」
削板 「すいませんでした」
~数時間後 長点上機学園 校門~
婚后 「本日はありがとうございました」
布束 「参考になったのなら嬉しいわね」
白井 「他の学校に行った時も思いましたが、やはり自分の目でみるのは大事ですの」
絹旗 「そういえば、根性さんはどこいったんですか?」
布束 「さあ?」
婚后 「ご挨拶しておきたかったのですが」
布束 「よろしく伝えておくわよ」
<プップー
絹旗 「お、ようやく迎えが来ましたか」
白井 「それでは、今日はありがとうございましたの」
婚后 「また機会がございましたら、よろしくお願い致します」
布束 「Well 気をつけてね」
布束 「行ったわね……さて、あの馬鹿探さないとね」
~同日夕方 きぬはた荘 リビング~
ユリコ 「フモー」
結標 「ちょ、ユリコ! どこに頭突っ込んでんのよ!」
ユリコ 「」ゴロゴロ
結標 「貴女、女の子でしょ! 白井さんじゃあるまいし」ヒョイ
ユリコ 「(・ω・)?」
白井 「わたくしがどうかしましたの?」
結標 「あ、おかえりなさい」
婚后 「ただいま戻りました」
絹旗 「ただいまです」
結標 「絹旗さんも、制服に慣れてきたみたいね」
絹旗 「えぇ、超不本意ながら」
白井 「不本意の理由が分かりかねますの」
結標 「ところで、リビングに置きっぱなしになってたパンフ。貴女達のでしょ?」つ□
婚后 「あら、これは失礼致しました」
結標 「次はこの学校見に行くの?」
白井 「はい、その予定なのですが……」
絹旗 「あいにくとコネがないですね。ここは超スニーキングミッションで」
白井 「ダメですの!」
結標 (ここってたしか、小萌とか土御門がいるところよね)
結標 「私の知り合いでよければ、話してみるけど?」
白井 「え、よろしいんですの?」
結標 「ちょうど、ここの生徒にも教師にも知り合いがいるからね」
絹旗 「では生徒のほうでお願いします」
結標 「えっ?(小萌ならこういう話にはルパンダイブすると思ってたのに)」
婚后 「生徒のほうが、気が楽なんだそうですよ?」クスクス
結標 「うーん……(ますます小萌が適任じゃない)」
白井 「こういうのもなんですが、お願いしてよろしいですの?」
結標 「ま、言いだしっぺの法則ってヤツよね。連絡してみるわ」
絹旗 「超ありがとうございます! お礼に超B級映画の半券を」
結標 「いらない。それで、希望の日程とかある?」
白井 「そうですの……ええと、では明後日か明明後日ぐらいで」
婚后 「ユリコ! おやめなさいな!」
ユリコ 「フモー」
~同日深夜 きぬはた荘 結標個室~
結標 「ええと、土御門は……"グループ01"でいい、のよね?」カチカチ
Prrカチャ
土御門 『結標か? 仕事ならないぞ』
結標 (よかった、正解)
結標 「仕事なんて期待してないわよ。数ヶ月まともな案件よこさないクセにさ」
土御門 『なら何の用だ。言っておくが、暇つぶしのお喋りならご免だぞ』
結標 「それも期待してないわね。トークの相手ならもっと上等なのがいるもの」
土御門 『それで結構。他に用件があるならシンプルに済ませてくれないか?』
結標 「貴方のとこの学校を見学したいっていう女子中学生がいるんだけどさ。案内を」
土御門 『で? 何時にどこに行けばいいんだ?』
結標 「うっわぁ……」
土御門 『おお? なーに引いてるんだ、あわきん』
結標 「貴方、妹一筋なんじゃないの? なに食いついてるのよ」
土御門 『それはそれ。これはこれ』キリッ
結標 「まあ、いいけど……明後日か明明後日でどう?」
土御門 『っにゃー、実に魅力的なお誘いなんだがな。ちょいとその日は外せないんだぜい』
結標 「あら、残念ね」
土御門 『可愛い可愛い妹とだな、』
結標 「聞いてないわよ。やっぱり歪みないわね、貴方は」
土御門 『子曰、妹此正義』
結標 (こいつに任せて大丈夫なの? 心配になってきたわ……)
土御門 『まあまあ、これで終わらせるのもなんだから、代理は用意しておくぜい』
結標 「じゃあそのまま向かわせちゃっていいのね?」
土御門 『問題ないようにセッティングはしておくから、安心するにゃー』
結標 「……一応言っておくけど、マトモな人間にしてよ?」
土御門 『心配いらないぜい。ロリに危害を加えるヤツはロリ失格だ』
結標 「意味分かんない」
土御門 『つまり、あわきんの言うマトモな人間を寄越すってことだにゃー』
結標 「頼むわよ。身内を預けるんだから」
土御門 『お姉さん気取りか? お前さんもやっと義妹のよさが 「じゃあね、バイバイ」ピッ
結標 「大丈夫なのかしら……ま、あの子たちなら自分の身ぐらい護れるでしょ」
~当日 とある高校前~
絹旗 「という訳で超来てみましたが……」
白井 「それらしき方はいらっしゃいませんの」キョロキョロ
婚后 「結標さんは現地合流と仰ってましたが」
絹旗 「待ち合わせの時間より早く来てしまいましたし、ひとまず待ちましょうか」
白井 「それにしても、ここは……なんと言いますか」
婚后 「長点上機や霧ヶ丘と空気が違いますわね」
絹旗 「まったりしてていいじゃないですか」
<お、常盤台の制服3人娘! てことはお嬢ちゃんらが今日のお客様やな!
3人 「!?」
青ピ 「いやぁ~、ボクとしたことが。女の子を待たせてしまうなんて紳士失格やわぁ」ポリポリ
白井 (この殿方が今日の案内人ですの?)ヒソヒソ
婚后 (こう言ってはなんですが、軽薄そうな方ですわね)ヒソヒソ
絹旗 (なんか浜面と同じ匂いがします)ヒソヒソ
青ピ 「あぁ、美少女たちがボクを見てヒソヒソ話なんて、たまらんシチュやわぁ」クネクネ
3人 「……」
青ピ 「その蔑むような視線も高ポイントやで! 要チェックや!」クネクネ
絹旗 (あの、この人であってるんですよね?)
白井 (なんか不安になってきましたの)
婚后 (念のため確認してみますわ)
婚后 「あの、失礼ですけれども、どちら様で?」
青ピ 「ん~、適当に青髪とか、そんな感じで呼んでくれてかまへんよ」
絹旗 (本名を名乗らないとか、超怪しすぎです)
白井 「わたくしたち、今日は結標さんという方のご紹介で伺ったのですが」
青ピ 「むすじめ? ボクはつっちーから案内してやれ言われて、ここに来たんやけど」
白井 「……」
絹旗 「……」
婚后 「……」
青ピ 「ちょ、その怪しい人を見るような目はヤメテ!」
絹旗 「私たちからすれば、現時点では超怪しい人ですよ」
青ピ 「困ったなー、どうすれば信用してもらえるん?」
婚后 「……少々お待ち頂けますか? 結標さんに確認してみますので」カチカチ
:
:
:
絹旗 「で、整理すると。結標さんは知り合いの土御門さんに連絡して」
婚后 「土御門さんが、貴方様を寄越したということですわね」
青ピ 「いやぁ、ようやく分かってもらえたみたいで嬉しいわ」
白井 「それにしても、あの土御門さんのお兄様のご学友だなんて……世間は狭いですの」
青ピ 「ほな改めて、今日はよろしく」
婚后 「よろしくお願い致します」ペコリ
白井 「よろしくお願いしますの」
絹旗 「超よろしく」
青ピ 「お嬢様3人のエスコート役なんて、天にも昇る気持ちやわぁ」クネクネ
絹旗 「……」
白井 「……」
婚后 「……」
青ピ 「その汚物を見るような目も最早快感やでぇ」クネクネ
絹旗 (大丈夫なんですか……)
白井 (先行き不安ですの……)
婚后 (何かありましたら、結標さんの責任ですわよ……)
~とある高校 校舎内~
青ピ 「んー、でも正直言うと意外なんよ」
白井 「何がですの?」
青ピ 「ここな、せいぜい Level2 の生徒しかおらん底辺校や。
常盤台のお嬢様方のレベルにはあってないと思うけどなぁ」
絹旗 「なるほど。全体的にまったりした空気が流れてるのはそのせいですか」
婚后 「霧ヶ丘や長点上機と比べると、どこかゆったりしてますわね」
青ピ 「あんなエリート校と比べたら、向こうさんに失礼やで」ケラケラ
絹旗 「でも私的には超ポイント高いですよ。家からも近いですし」
青ピ 「お! お嬢ちゃんみたいな器量良しが来るならボクは何度でも留年するで!」
絹旗 「やっぱさっきのナシで」
青ピ 「あぁ、もう、ツンツンしたところがたまらんわぁ」クネクネ
白井 (ドMほど相手にしづらい人種もおりませんの)
婚后 「それにしても、よくて Level2 というのも……なんと言いますか……」
青ピ 「あー、誤解のないように言っておくとな。センセー方が無能って訳じゃあれへんよ。
あくまでも、生徒にそういう連中が多いってだけの話や」
婚后 「す、すみません! なんだか失礼なことを言ってしまって……」
青ピ 「ええよええよ、ここにいる奴らはんなこと気にせんで生きとるから」
絹旗 「おお、超心が広いじゃないですか」
青ピ 「惚れちゃう? ボクに惚れちゃう?」
絹旗 「それとこれとは超別です」
青ピ 「これが話にきくツンデレってヤツやね!」
絹旗 「だーもう! いい加減にしないと超殴りますよ!」ウガー
青ピ 「どんと来い!」キリッ
絹旗 (駄目だこりゃ……)
白井 (ここまでフリーダムな人も久々に拝見しましたの)
:
:
:
青ピ 「おんや? あの見覚えのある人影は」
吹寄 「あら、貴方が土曜日に学校にいるということは、補修かしら?」
青ピ 「いやー、残念ながら違うんよね」
吹寄 「補修を残念がるなんて、貴方ぐらいよ……そちらの方たちは」
絹旗 「」ペコリ
婚后 「お邪魔しております」
白井 「進学の参考にと、見学をさせて頂いておりますの」
青ピ 「で、ボクはその案内役ってワケや」フンス
吹寄 「見学? わざわざこんなところまで……あたしは吹寄、こいつと同じクラスよ」
青ピ 「聞いて驚け、なんと吹寄さんは学園都市第6位の超スゴイお人なんやで!」
吹寄 「」
絹旗 「なっ……」
白井 「第6位!」
婚后 「そんなすごい方が……!」
吹寄 「貴様というヤツは……」プルプル
青ピ 「え? あれ? なんかマズかったん?」
吹寄 「自分の胸に手をあてて考えてみろぉ!」
青ピ 「ちょっと待って! タイム! 今のなし! ノーカンノーカン! それシャレになれへん!」
吹寄 「問答無用!!」ドグシャァ
青ピ 「ごっ、がァァああああああああッ!!」
<ドンガラゴシャァァン
白井 「」ポカーン
婚后 「あ、あの巨体を一撃で……」
絹旗 「超ノーバウンドですっ飛んでいきましたよ」
白井 「これが、第6位の力ですの」ガクブル
吹寄 「あなたたちも! 簡単に騙されないで!」
絹旗 「もしかして肉体変化とかそういう系ですか? だとしたらその凶悪なバストも超納得です」
吹寄 「これは天然モノよ! って、何言わせてるの!」
青ピ 「いやー、今のはきいたで」パンパン
絹旗 「げっ、超ピンピンしてます」
吹寄 「まったく、貴様はいつもいつもそうやって調子に乗って……」ハァ
白井 (この方たち、何気にすごいのでは……)
青ピ 「そういう吹寄サンはなんで学校におるん?」
吹寄 「小萌先生に頼まれてたものがあって。それを届けにきてたのよ」
青ピ 「なんやて! なんでボクを呼んでくれへんかったん!?」
吹寄 「なぜ呼ぶ必要がある……ねえ、あなたたち」
婚后 「はい?」
吹寄 「この男に変なことされてない? 何かあったら、あたしで良ければすぐに言って」
青ピ 「そんなボクみたいな紳士つかまえて何言うとんの」
絹旗 「さっきから超言い寄られて困ってます」
吹寄 「」ビキッ
青ピ 「」
婚后 「ええと、あながち間違いでもございませんわね」
白井 「言われてみれば、絹旗さんにだけ妙に親切なような……」
青ピ 「そ、それはないで! ボクは落下系ヒロインのみならず」
吹寄 「貴様というヤツは! こんな小さな子にまで手を出して!」ガシッ
絹旗 (小さな子って……)
青ピ 「やめて! ボクまだ死にとうない!」
吹寄 「黙れこのド変態!」
<ゴッゴッゴッゴッゴッゴッゴッ
<あbbbbbbbb
白井 「……マシンガンヘッドバッドですの」
絹旗 「真の武器は超デコでしたか」
婚后 「あれはさぞ痛いでしょうね……」
:
:
:
青ピ 「」プスプス
吹寄 「今後は己の行動をきちんと鑑みることね」
絹旗 (この人、ホントに第6位だったりするんじゃないですか)
吹寄 「……え、えーと、あなたたち見学に来てたのよね?」
白井 「は、はい」
吹寄 「あたしの過失で案内人がダウンしてしまったから、お詫びも兼ねてここからはあたしが案内するわ」
婚后 「よろしいのですか?」
吹寄 「ええ。ちょっとした用事で学校に来ただけだし、その用事も済んだしね」
絹旗 「では、超お願いします」
吹寄 「改めて、吹寄制理っていうの。よろしくね」
婚后 「よろしくお願い致します」ペコリ
白井 「お手数おかけいたしますの」
絹旗 「あの、この残骸はどうします?」
青ピ 「」
絹旗 「起きてくださいよ、風邪ひきますよ」フミフミ
白井 「絹旗さん、流石に踏むのはあんまりですの」
青ピ 「ふ、踏まんといて。あ、いや、もっと踏んで」
絹旗 「うわぁ、超キモイです」
青ピ 「ふふふ、4人の美少女に見下ろされながら踏まれるなんてご褒美やで」
吹寄 「こいつ、ここまで重症だったかしら……」
婚后 「どちらにしても、放置は可哀想ですわ」
絹旗 「そうですよ。どうせ放置プレイと超解釈するんですし」
吹寄 「……しょうがないわね」ハァ
白井 「では、及ばずながらわたくしが」
吹寄 「ああ、いいわよ。気にしないで」ガシッ ズルズル
青ピ 「んがっ、ご、が、ほっ」
婚后 「あ、あの、運ぶならもう少し穏便に」
白井 「左足を持ち上げて引きずるのは、色々ぶつかったりこすったりしてますので……」
絹旗 「青い人、なんていうか、扱いヒドイですね」
青ピ 「ははは、これぐらいでへこたれるボクじゃあれへんで」
吹寄 「さーて、どこから行きましょうか」
絹旗 「あ、では食堂でお願いします」
白井 「やはり絹旗さん的にそこは重要ですのね」
~とある高校 食堂~
青ピ 「さーて、何にするん?」
絹旗 「復活早すぎやしませんか……?」
婚后 「すごいタフネスですのね」
白井 「ある種、風紀委員にほしい人材ですの」
吹寄 「こいつは風紀を乱す側だと思うけど」
青ピ 「あれ? みんなは何も食べへんの?」
絹旗 「……お腹超ペコペコなんですけど、お金ないんですぅ……」
青ピ 「あー、そうなん? じゃ、どないしy」
絹旗 「」ウルウル ジー
青ピ 「ここはボクが全員分だしたるで! 好きなだけ食べてや!」フンス
吹寄 (絹旗さんだっけ? 恐ろしい子ね……)
白井 「あっ、わ、わたくしは自分の分ぐらいは出せますので」
婚后 「お、同じくですわ」
最終更新:2011年04月02日 00:27