「ここが理科室か、まあ正式には「化学実験室」なんだけどな。」
俺はマークと理科室の前に来ていた。
「ここにゾンビが居るらしいな、ドアを開けてみるか」
俺はショットガンを構えるとマークはドアを恐る恐る開けた。
「・・・誰か居るのか?」
中に居るのは長髪で白衣を着た血まみれの女性だった。
「あら?何か用?」
「何か用って・・・ゾンビはどうした?」
「どうしたって・・・片付けたわよ、全部。」
机をベッド代わりにするように彼女は寝転んだ。
「片付けた?どうやって?」
「さあね、秘密ってヤツ?」
その時、窓からハインツとヘルムートが入ってきた。
「ガーランド?さっきの音はアンタ?」
「いや違う、俺はゾンビが居るって聞いたんだが・・・」
「あらそう、で、そこのお嬢さんは誰?」
ハインツが聞いた。
「はじめまして、ゲルトルート・マクシミリアよ、よろしく。」
ゲルトルートは少し頭を下げるとこっちの方を向いて言った。
「ねえ、ちょっとPCが欲しいの、一緒にPCのあるところまで案内してくれない?」
「PC?何に使うんだ?」
ゲルトルートは怪しそうに笑った
「フフフ、秘密よ、ヒ・ミ・ツ。」
最終更新:2011年02月22日 16:13