「ところで有沢さん、貴方は「魔女」がどういうものがご存知ですか?」

「いいえ、知らないわ、教えてくれる?」

「ええ、分かりました、」

「魔女というものはいわゆる魔法というものを極めた女性の事を刺します、男性だと魔術師になりますね。」

「そして魔女は人間としてではなく魔女という一つの種族として扱われるそうです。」

「魔女は契約によって使い魔として人間や魔物を使役するそうなんです。」

「へえ、そうなんですか?」

「ええ、使い魔は魔女の力を得る代わりに、魔女に魔力を渡すんです、それが「使い魔の契約」です。」

「つまり、相互協力、って訳ね。」

「ええ、その通りです。」

(コロン、私は貴方の使い魔なの?)

『契約してないから違うわ、それに貴方を使い魔にしたくない、だって貴方は普通の高校生でしょう?』

(え?考えてる事分かるの?)

『魔女だからね、読もうと思えば貴方の考えくらい読めるわよ。』

「どうかされましたか?」

「いいえ、何でもない。」

ゾンビの抜け殻の山を後目に私達はショッピングモールを歩いていた。

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最終更新:2011年03月06日 16:08