校庭のゾンビは数が多い。
だがそれをものともせず俺とヴォルフは弾を撃ち続けていた。
「ゾンビといえどこの程度か、つまらん。」
俺はシュヴァルベを構え、後ろにいたゾンビの頭に照準を合わせた。
「俺の背後に立つにはまだ早い、出直してきな。」
トリガーを引くとゾンビの頭は吹き飛んだ。
「ヴォルフ!」
「はい隊長!」
ヴォルフはサーベルを抜いた。
「目標は校門だ、あそこを閉鎖出来ない事には終わらん。」
俺は無線機を取るとマルセイユの無線と周波数を合わせた。
「マルセイユ!ハインツ!俺の位置から校門にかけてのゾンビを狙撃しろ!」
「了解!」
マルセイユが対戦車ライフルを構え、引き金を引いた。
弾丸の着弾と同時に砂埃が舞い、周囲のゾンビが少しよろめく。
「ナイス!」
サムズアップをマルセイユに向けた。
同じくマルセイユもサムズアップを上に掲げた。
「さて、そろそろ行きますか・・・。」
「bullet dancer!start up!!」
高くジャンプしてシュヴァルベを構える。
「お、来ました!隊長の十八番!「バレットダンサー」!」
ヴォルフが後退した。
シュヴァルベにスラッグを込め、銃口を地面に向ける
トリガーを引いて地面にスラッグを打ちこみ魔法陣を広域に展開する。
魔法陣の中に入ったゾンビを拘束、そのまま動かない的にした。
そして魔法陣の中心に着地するとショットガンに弾丸を込める。
「喰らいな・・・これがバレットダンサーだ。」
散弾を二丁のショットガンから放つ。
打つ、撃つ、引き金を引く。
どちらの弾丸も打ち尽くすとショットガンを上に放り投げる。
「トリガーリンク、オン!」
シュヴァルベにスラッグを込め、ショットガン二丁を銃身の両側に装着する。
「メッサーシュミットシュヴァルベ!モードジ・オーガ!」
ショットガンにもスラッグを込めると高くジャンプする。
「これでトドメだ!」
魔法陣に向けて銃を構え、シュヴァルベのトリガーを引く。
シュヴァルベと二丁のショットガンから同時にスラッグが放たれ、それが魔法陣に当たると同時に魔法陣は消え、ゾンビが捕縛を解かれ、地面に次々と倒れて行く。
反動を利用して空中で一回転し、地面に着地した。
「決まった・・・。」
「隊長!後ろ後ろ!ゾンビまだいっぱい居ますよ~!」
最終更新:2011年06月24日 16:57