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「アミロペクチン第二章-26話 ~炭鉱町フリュア~」


 我々が暮らしている町、フリュアは北の大陸屈指の炭鉱町である。
近年の産業の急速な発展に伴う鉄需要の急増により石炭の需要も高まっている。
そのため今、フリュアは最盛期を迎えているのである。
国内での人口はエシスシルの首都、リムを越して一位となった。
そして3年前にウェンバスで発明されたトロッコをいち早く使用し、
町から南西約7カナ離れた炭鉱から効率よく石炭を運べるようにもなった。
最近では蒸気機関を利用した運搬も研究されている。
              ◆
 このような現在、急速に発展している町で我々は米粉パンを作っているわけだが
すぐ普及するというわけではない。
まず米粉パンを作らせてくれるパン屋が見つからず苦労した。
米粉パン普及活動エシスシルチームのリーダー、
フェルディナント・ダンツィ・ネーベルさんは土下座をしてまで頼んだという。
 我らがリーダー、ダンツィさんはサトゥール村の南に位置するネーベル村のリーダーである。
彼はその爽やかな風貌からは裏腹にかなりの熱血家であり、
三度の飯より米が好きだという。ちなみに三度の飯は米である。
 米粉パンを作らせてくれるパン屋が見つかっても我々は忙しかった。
米粉パンの材料を調達せねばならぬのだ。以下がその材料である。
  • 米 -ワイン -水 -油 -塩
 米と水ならすぐに調達できた。
さすがフリュア、油も簡単に調達することが可能であった。
塩はエシスシル北部、スンザ村の岩塩が売っていた。
ワインは、ウェンバスから輸入した超高級なトルカシアワインを使いたいところだが
金がないのでスプンタティア産のブドウを使用した安いワインを買った。
 それらを使って今、我々は米粉パンを作っている。


用語
  • トルカシアワイン・・・ウェンバス名産の超高級ワイン。


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最終更新:2011年03月13日 19:19