銃というのものは日々進化していくもので。
「しかし君みたいな若い子が大丈夫なのかい?」
次々と新しい機能が加えられ。
「大丈夫だ、ゾンビの餌にはならんから安心しておけ。」
汎用性や威力も格段に上昇しつつある。
「トーナメントは4回戦、相手は全員ゾンビだ、後説明してほしい事はあるか?」
だというのに。
「・・・出る本人は掛けられるのか?」
・・・だというのに。
「ああ、いくら掛けるつもりだ?」
「・・・いや、今はいい。」
俺はいつまで「これ」に固執しているのだろうか。
「行くぞ、ブラッドファング。」
『ええ、来夏。』
答えは簡単だ。
「じゃあ、御武運を。」
いくら時代が進んでも、いくら他の銃が強くあろうとも。
ブラッドファングに勝る銃などありはしないのだから。
最終更新:2011年04月19日 20:54