J-30 咎人は不気味なファンファーレで耳を塞ぐ。 - 粉SPIEL＠Wiki

「ふむ、繋がらんか。」

ある事を頼むために携帯の電話帳を片っ端から漁ってみたものの一向につながる気配が無い。

「教官はどうだろうな？」

試しに掛けてみた。

「・・・・？・・・？」

繋がった、これで一安心だ。

「よう、俺だ。」

「・・？・・・・・・・・・？」

「俺も島にいるんだよ、安心できる状況ではないけどな。」

「・、・・・・・・・・・・・・？」

「安心しろ、俺は大丈夫だ。」

「・・・・・・、・、・・・・・？」

「ちょっと頼みたい事がある、駄目なら他を当たるが？」

「・・、・・・、・・・・・・・・？」

「今から写真を送る、そいつに今から持っていくものを渡してくれ、俺は手が離せないからな。」

「・・・・、・・・・・・・・・・・・・。」

電話が切れた、相変わらず身勝手な奴だ。

俺は立ち上がると高校に向かって歩きだした。

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