戦力、と言われて少し悩んだ。
まず私は学校を離れられないだろう。
今まで離れていた分もしもの時のために学校にいなければいけない。
まあ
科学部と生存者達の協力もあって学校の中は安全だろうからもしもの時はなさそうだが。
有沢は実力があるはずだ、現にゾンビの群れに飛び込んで生存者を助けているのだからな。
教官については考える必要もないだろう。
有沢の傍にいるあの少女はどうだろうか。
オルトロスの連中は賛同してくれるだろうか。
ゲルトルートは向かうのか。
色々考え、或る程度の行動方針は決まった。
とりあえずオルトロスに協力を仰いでみよう。
ゲルトルートにも話すことにした。
有沢は強制はしないが一応誘ってみる。
「では早速・・・。」
私は職員室を出ると真っ先に理科室へ向かったのだった。
最終更新:2011年05月08日 13:14