肩こり、項頸部から僧帽筋エリアの諸筋に生じる主観的に詰まったような、こわばった感じや不快感・こり感・重苦しさや痛みにいたる症候の総称。

主な原因は筋肉が硬くなり、局所に循環障害が起こる、それによって酸素や栄養分が末端まで届かず、疲労物質が蓄積しこれが刺激となって肩こりを起こすと考えられている。

(一部wikipedia先生から抜粋)

だがこの男の場合はもっと別のところに原因があるような気がしてならない。

まあ当たりまえだろう、腕に鎖を巻いて且つそれを振り回しているのだから。

そりゃ腕も疲れるだろう、と。

「・・・。」

凍った人間は銃で撃てば簡単に砕け散る。

つまり桜上水の「近付いたものを凍らせる」という能力はこういう多人数を相手にするのに都合がよい、ということである。

まあ俺は近づいても凍る心配はないのだが。

「流石、「ダイヤモンドダスト」のマスター、といったところか。」

「何だ?俺の事を運転手だとでも思っていたのか?」

「さあな。」

「で、そろそろ言ってくれてもいいんじゃないか?」

「何をだ?」

「わざわざ俺を連れてモールまで来たって事は何か理由があるんだろう?」

「まあ、無いってわけじゃあないな。」

俺はとある店舗の前で立ち止まった。

「機械が壊れてなけりゃいいが。」

そう言いつつ店に入ってゆく。

後ろで桜上水が叫んでいるが気にしないことにしよう。

「おいこら来夏!風呂入るためだけに俺を引っ張り出したのか!」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年05月21日 09:47