「ようこそ、我が
研究所へ、私(わたくし)が所長のパルギート・ギラファです。」
この奇妙な男が所長らしい。
「帝国の将軍から直々に命を受けてくるとは、よほどの高官とお見受けいたします、どうぞ心行くまで捜査を・・・。」
こちらの言葉には興味を抱かずどんどん言葉を並べて行く。
「この生物兵器の新たな可能性を皇帝陛下にも是非お見せしたかったのですが・・・残念です。」
話が脱線し始めた、これはまずい。
「で、では早速その「生物兵器」というものを見せて頂きたいのですが。」
マークが冷静(?)に対応する。
「分かりました、私がご案内いたしましょう。」
パルギートと名乗った男はゆっくりと高級そうな椅子から立ち上がるとおもむろに机の引き出しから鍵を取り出した。
「すみませんね、データベースにアクセスするためにはこの鍵が必要なもので。」
「流石に実物をお見せするのは危険なので・・・。」
「こちらへ、サーバールームで詳細データをお渡しします。」
パルギートは部屋を出た。
「で、どうやってデータを盗むの?」
ゲルトルートが心配そうな表情をした。
「安心しろ、手は既に打ってある。」
マークはそう言って軽く笑うとそのまま部屋を出た。
「成程、オルトロスか。」
最終更新:2011年08月08日 09:14