代表的キャラクター
●目次
あ
か
さ
た
な
は
ま
や
ら、わ
ある意味代表的キャラクター
- 初代ゴジラ 大戸島近海で水爆実験により目を覚まし、太平洋上で何隻もの船を撃沈し、大戸島と東京を襲撃した。しかし、東京湾で芹沢博士が開発したオキシジェン・デストロイヤーによって海の酸素を破壊されて死滅するも、オキシジェン・デストロイヤーの秘密を完全に消し去るべく芹沢博士自身もゴジラと共に死滅することになっており、日本の特撮の原点的存在としては山根博士曰く人類に光を当てられて怒るだけで暴れた上、芹沢博士も水爆以上の大量破壊兵器となる恐れを持つオキシジェン・デストロイヤーを開発したことに痛感しており、最終的に一人の科学者と共に死滅するという悲惨な結果に過ぎなかった模様。
- タイムボカンシリーズの三悪 ※**当の本人達は必死**なのだが、**端から見てると喜劇**にしかならない。ただし、アクダマンは命のもとを飲んだことにより最後は急激に若返り過ぎてしまい、オジャママンの最後は乗機アンドロメダマ号を地球衝突コースの大彗星に突入させて一時生死不明に。そしてクリーン悪トリオは実際にコルドーに抹殺されかけている。
- ポケットモンスターのロケット団の3人(ムサシ、コジロウ、ニャース(略してムコニャ)) ※名乗りを上げる通りロケット団に所属しているが、これにはそれぞれの悲しい過去が関係している。また、1度登録を解除された事があったが、後に復帰した。そして現在でも、サトシのピカチュウを捕まえようと必死で頑張っているが、その努力が報われる事はなく、ボスのサカキやその秘書のマトリには散々役立たず扱いされる上でほとんど失敗に終わっている(他の任務は成功を収めることが多い)。
- 浅倉威/仮面ライダー王蛇(仮面ライダー龍騎) 「イライラする」という理由だけで殺人を犯す凶悪犯だが、そうなってしまった背景には、幼少期に両親から弟と比較されながら虐待を受けたことを匂わす描写がある(結果、両親と弟は浅倉の手にかかった)。また、本編とは別世界の小説版では、殺人の動機が「生きている人間は糞尿の臭いがし、殺さないとその臭いが消えないから」というものになっており、そうなった要因は、複数の男と関係を持っていた母親に、汲み取り式便所の底に産み捨てられたという悲惨な出生によるものである(その母親も、生き延びて便所から這い上がってきた浅倉によって死に追いやられた)。人間離れした極悪非道さが目立つ人物だが、親(または周囲)から真っ当な愛を受けずに育ったという観点から見れば、「哀しき悪役」と言えるかもしれない。
- 草加雅人/仮面ライダーカイザ(仮面ライダー555) 本編では味方ライダーでありながら、主人公・乾巧やもう1人の主人公・木場勇治に対して数々の卑劣な行為を行ってきたため悪役として扱われることが多い。しかし一方では幼少期にいじめから救ってきたヒロイン・園田真理に対しては恩を感じており、彼女を傷つける者には敵意を表したり、オルフェノクに殺された仲間の無念を晴らしたいという気持ちを持っているため、善悪問わずそれらの行動は筋が通っており、彼と敵対してきた巧は彼の過去を知った後は終盤において彼に対する評価を改め、彼が悲惨な最期を遂げるとその死を惜しんだ。
- ソニックアドベンチャー2のシャドウ・ザ・ヘッジホッグ 50年前、スペースコロニー・アークでプロフェッサー・ジェラルド・ロボトニックの孫娘・マリアの病を治そうとするが、マリアが実験生命体(人工カオス)の暴走によるアークの閉鎖と研究員の口封じに巻き込まれて死ぬ際に伝えた遺言の「私の代わりに、いつか必ず、あの星に住む全ての人達に・・・」を上手く聞き取れず、その遺言が「全ての人達に復讐を」だと誤解したままコールドスリープし、現代に目覚めてからはDr.エッグマンを利用したりソニックに罪を着せたりして人類抹殺を目論む。だが、マリアの遺言が「全ての人達に幸せになるチャンスを与えてあげて」であったことを理解し、ジェラルドがプログラムに組み込んだアークの地球衝突をソニックと共にカオスコントロールで阻止して人類を守り、力を使い果たして大気圏に落下するという誤解が招いた最期を迎える。・・・と思いきや、エッグマンに救出されてソニックヒーローズにて記憶喪失状態で復活した。
- マリオ&ルイージRPG4のアックーム ※クッパを操っていたつもりが逆に操られ、更には普段失敗しても部下を評価するクッパに弱過ぎとこき下ろされてしまった。
- 俺、誕生!の仮面ライダーガオウ※彼を演じた渡辺裕之は息子の死がきっかけで悪の道に進んだと想定している。
- のび太と竜の騎士の恐竜人とのび太の創世日記の昆虫人 ※両者とも住む場所を人間に奪われてしまい、人間の土地を侵略しようとしているという点ではある意味哀しい種族ではある。
- 金田一少年の事件簿の明智健悟 ※初登場時は傲慢な捜査方法や推理、そして狭量さが目立っていたが、警部時代のスピンオフ明智警部の事件簿にて警察の暗部に触れた結果部下や相棒を失ったのがきっかけで性格が一時的に歪んでしまったことが描かれている。
- のび太のパラレル西遊記のリンレイ(紅孩児) ※三蔵法師の弟子として暗躍して三蔵を妖怪に捕らえさせたが、三蔵には初めから正体を見抜かれていたことで罪悪感を痛感し、孫悟空に成り済ますのび太に父の牛魔王を倒されて全ての妖怪たちが魔力を失った上、母の羅刹女も宙に浮きながら魔力を失ったまま溶岩に落下死したため、両親を失ったことを悲しんでおり、善玉に目覚めた妖怪としては悲劇的な人生を体験していた。
- ゴジラVSモスラのバトラ※最初のうち、人間社会のあらゆる場所を破壊しつくしたが、モスラが加勢した事により改心し、その後モスラと共にゴジラと戦うが、後に、悲劇的な最期を迎える。
- マビノギのルエリ ※その容姿、誰もが信じる勇者でありながら、少年期のマリー・タルラークとの別れを機に恐るべき…**日本人に描けるか**というほど転落し続ける。どれだけ"善"か痛いほど伝わるのに…2015年時の最新ドラマでは目も当てられぬ末路に至っている。
- 閃の軌跡のギリアス・オズボーン ※Ⅱにおける回想では息子を想う父親としての姿が描かれており過去に家族に関する何らかの不幸を背負った事で現在の様な人物に変わったのではないかとファンの間で推測されている。もしそれが事実ならば上記に該当する。
- 龍が如く3の峯義孝 ※周囲の人間が唯一の身内であった「おじさん」以外は自分のことしか頭にない人間ばかりだったせいで人間不信に陥ってしまい、故に「おじさん」以外で自分と初めて向き合ってくれた恩人堂島大吾の危篤が切っ掛けとなり暴走を始めてしまう。そんな自分と同じ境遇でありながら正反対の道を歩むことが出来た桐生に嫉妬するその姿は桐生がもし風間や錦山、由美といったヒマワリの面々と出会えていなかったらこうなってしまっていたかもしれないという桐生のIFというべき存在だったと言える。
- 龍が如く5の黒澤翼 ※彼もまた自身の夢に惑わされた人物と言える。
- セイギ(シャリバン) ※いくら戦っても宇宙にはびこる悪が無くならない現実に失望して悪の道へと堕ちてしまったという点では哀しき悪役だといえるかもしれない。
- キングコング ※自分を見世物にしようとする人間の都合で連れてこられ、好意を抱いた女性と結ばれることなくビルから転落死する。
- ゴジラシリーズのガイガン ※初登場の時点で、すでにキングギドラと同様に操られており、昭和版では最後は必ず逃げ帰ってしまう。しかもファイナルウォーズでは、その様な知能の低さがあだとなり、最後は**うっかり**自分の首を切り落としてしまった。そしてアニゴジ前日譚小説の「プロジェクト・メカゴジラ」ではゴジラに何度も負けてその度何度も改造された結果…
- ジュラシック・ワールドのインドミナス・レックス ※「新たな恐竜を創ってアトラクションの目玉にして儲けよう」という人間のエゴによって生み出されたキメラ恐竜である。しかも長い間外界から隔離されていた上に生きた生物を見た事がないため、**自分が誰なのか分からない**という理由もあり、自分の存在を探るためにあらゆる生き物を虐殺しまくる。自分の存在が知りたくて生き物を徹底的に殺害するなんて、皮肉なものである。
- ウルトラマンメビウスのエンペラ星人 ※母星を失ったために仲間を失い、光があるものに全て恨みを抱くようになりそれで闇で覆いつくそうとしているという点では哀しき悪役とも言えなくない。なお、公式ではないが、ウルトラ大戦争の動画では悲惨な過去があったように描かれているが、恐らく哀しいと言えるのは間違いないだろう。
- ウルトラマンゼロ外伝キラーザビートスターのビートスター ※自分達の宇宙を滅ぼされ、住民も争い始めてしまったために、最期は自分達を滅ぼした宇宙人からも恐怖していたため「私は、怖かった・・・」と言っていることから、哀しき悪役ともいえるかもしれない。
- ウルトラマンのバルタン星人 ※宇宙旅行中に母星が発狂した科学者の核実験で滅亡してしまい、火星には弱点である「スペシウム」が存在するため移住できず、宇宙船の修理のために立ち寄った地球を、新たな移住先として侵略する。作品によっては凶悪宇宙人として描かれることもあるが、平成ウルトラマンシリーズでも母星が滅んだ者もいるため哀しき悪役と言える。
- 仮面ライダードライブのメディック ※長きに渡って悪魔の如き冷酷さを発揮し続けてきたが、終盤において回復能力の副作用(他のロイミュードが人間から吸収した負の感情が逆流する)が原因であり本来は慈悲深い性格だったと判明した。**人間の負の感情を知ってしまったばっかりに冷酷な悪魔に成り果ててしまった**点では、哀れとも言える。
- MOVIE大戦フルスロットルのメガヘクス ※ヘルヘイムの侵略を乗り越える為に母星と自らを機械化し、その結果としてヘルヘイムと同等以上の災厄に成り果ててしまった。**元々は被害者でありながら加害者になってしまう**とは、皮肉以外の何物でも無い。
- 平成ウルトラセブンのバンデラス ※自分の星を救うために、欲望を集めて復活しようとしていたが、自分の星系の生命体がほぼいないと知ってしまっても自分が輝けばまた戻ってくると思ってやっているという点では哀しいと言えるだろう。
- ガンダムSEEDシリーズのアスラン・ザラ ※ナチュラル殲滅を目論む父上に踊らされてるとは知らずに親友のコーディネーターであってナチュラルと共存しているキラ・ヤマトと対峙した上、戦友ニコル・アマルフィをキラに殺されてしまい、続編では父上の本心に痛感しつつザフトに復帰するもギルバート・デュランダル議長の意のままに利用されてるとは知らずにいるため、キラの正論とフリーダムガンダムの撃破によって救われているまで下記のシンと同じように仲間にも恵まれない境遇になりかけてしまう。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINYのシン・アスカ ※家族や想い人の死をきっかけに心を病み、**主人公でありながら『哀しき悪役』と呼ばざるを得ない運命を辿る事になってしまった**。なお機動武闘伝Gガンダムの主人公ドモン・カッシュも似たような立場のキャラだったが、彼の場合レイン・ミカムラという衝突しあいながらも信頼できる身近だった幼馴染がパートナーとして同行していたことやシャッフル同盟やシュバルツ・ブルーダーとの出会いに救われている節があり、シンの場合そのような仲間に恵まれなかった境遇も悲劇に繋がっている。
- ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?のサラマンダー男爵※誕生したころから自分の存在意義に疑問を抱いており、世界を破壊することで砂漠の使徒の王、デューンの内心を知ろうと考えたが、「心」を嫌うデューンの怒りを買い、砂漠の使徒から追放され地球に飛来、キュアアンジェによって封印されるという過去からこの世の全てを憎むようになってしまった。
- Yes!プリキュア5のガマオ ※黒い仮面の効能も知らされず散ったが、パルミエ王国の滅亡を話題に関与していないのならば、自身が楽して幸せになりたいが為にドリームコレットに翻弄された哀れな悪役と言えるかもしれない。また、ブンビーもカワリーノのこの行動を糾弾していた。
- Yes!プリキュア5GoGo!のシビレッタ ※館長に信頼されていたものの、どんな物語を読んでも館長の心を動かすことが出来なかった苛立ちから物語を道具扱いするようになったという点では哀しいとも言えなくはない。
- ドラゴンクエスト8のレオパルド ※たまたま落ちてきた杖を拾ってみただけなのに、その杖に封印されていたラプソーンに操られ魔物と化したことで自らを溺愛していたハワードに「あれはもう別物」と見放された後に主人公に倒され死亡する。
- 手裏剣戦隊ニンニンジャーの十六夜九衛門(本名:牙鬼久右衛門新月) ※実父・牙鬼幻月を復活させる為に悪の限りを尽くしてきたが、心底には**『家族を取り戻したい』**という想いと「師匠が自分を息子の踏み台にしようとした」という誤解が隠されていた。宿命の名の下に、その父に駒扱いされた点では哀れと言える。
- 熱血最強ゴウザウラーの機械神※自分達がいた星が、戦争で滅んで、二度と繰り返さないように生命を否定するようになったという点では、哀しいとも言えなくはない。
- 暗殺教室の榊原蓮※彼だけE組への悪質な嫌がらせをしていないが、立場の関係で学秀以外の五英傑と同じ扱いになっている。
- 暗殺教室の潮田広海※息子である潮田渚への仕打ちは彼女の学生時代にできなかったことの押しつけという許されないことであるが、自身もかつて毒親である両親によって性格を歪められたという点は哀れである。なお、神崎有希子や竹林孝太郎も父と同じ職業になることを強要されたり家族から除け者にされたりとかなり悪質な虐待を受けているが渚と広海のようにピックアップされなかった。
- 仮面ライダーアマゾンズのトンボアマゾン、ハチアマゾン ※本人は人間社会にひっそりと暮らしたいと望んでいたものの、本能のせいで敵対してしまうを得ざるを得ないという点では哀しいともいえる。
- トイ・ストーリー2のプロスペクター ※かつておもちゃ屋で他のおもちゃが売れていく中自分だけ売れ残っていたという過去から博物館に行くことに執着するようになってしまったという点は哀れと言える。
- ズートピアのドーン・ベルウェザー副市長 ※他の一般動物を巻き込んだとはいえ、その動機がセオドア市長にこき使われていたのがきっかけであると言う点では、哀しいともいえるだろう。
- 牙狼GOLDSTORM翔のジンガとアミリ ※外道になった性格の原因をたどれば、自分達の子供を殺されて闇落ちしたという点では哀しいとも言える。
- 白猫プロジェクトのエピタフ※三周年イベントで発覚した過去は確かに哀しき悪役だが、これまでの残忍さと出した被害がやはりイメージとして定着しすぎてしまったため評価が非常に難しい。
- 宇宙戦隊キュウレンジャーのクエルボ※カルト教団じみた目的の為に宇宙を滅茶苦茶にした凶悪犯だが、悪の道に堕ちたのは最も邪悪な存在によるものな上、その存在に最終的に捨て石扱いされて飼い殺しにされた最期は哀しき悪役と言える(クエルボの自我があった点は擁護できないが)。
- テツワン探偵ロボタックのトラボルト※真実を知らなかったとはいえ、自分がトラ型ではなくネコ型だったと知り悪の道に走ってしまったという事情がある点では哀れと言える。但し、最終回で改修され完全なトラ型になれたことで改心している。
- 乖離性ミリオンアーサーのファルサリア※彼女がラスボスとして立ちはだかったのは開発者のプログラムミスによる暴走である。
- ガンダムGのレコンギスタのマスク/ルイン・リーとマニィ・アンバサダ※かつてはベルリの良き先輩であり友人である等関係が良かったが、やがて野心に取り憑かれ、ベルリの事も**「独裁者となる男」**としてその命をつけ狙うようになり、マニィもそんな彼の為に自ら巻き込まれてしまうのだが、そうした暴走のきっかけが自分達の出自故のコンプレックスである事を考えると、哀しいとも言えなくも無い。
- RWBYのホワイトファング※元々は獣人属・ファウナスの団体で、当初は人間との平和的な共生を望んでいたが、人間達の偏見が収まらず、やがてリーダーが変わった事もありテロや略奪行為も辞さない過激派組織となってしまった。また、日本オリジナルの小説版では一部の人間達によって虐げられたファウナスの内の数名が事件後彼らの仲間に加わってしまった模様。
- 夢見崎★体育(天才てれびくんYOU)※他闇のもじ守と比べ、「世界一有名になりたい」という個人的な理由から騒ぎを遊び半分で楽しむ、母親の仕事を手伝わない怠け者、さらにはなまえんじぇるをある理由から逆恨みしておりもじ魔獣化させていたため同情できる要素はひとつもなかったが後に禍禍団にモルモット扱いされていただけの哀れな被害者でもあることが判明した。その後改心し、母親の仕事を手伝うようになり、実家である旅館を宣伝するための善良な動画投稿者になった。
- お東の方(独眼竜政宗)※史実では息子を殺害しようとした悪女(ただし近年の研究では見直されている)だが、本作ではそれらの行動息子を愛しすぎた故の裏返しとして描かれている。
- ベルカ人(エースコンバット)※ベルカ戦争で自国内で七つの核を起爆させて、領土を破壊して以来世界各地の戦争にそのずば抜けた高い先端技術と国家間を混沌に陥れる謀略の数々をばら撒き暗躍する。主人公達に濡れ衣などを着せるところから、同情の余地はないように思えるが、その根底にはかつてその欲望を含んだ手で鉄槌を下した国々に対する復讐心とかつての強国だった頃の栄光と立場を取り戻すという思いがそこにあった。しかし、その思いとは裏腹に立場はよくなるどころか上記の悪行ゆえに悪くなる一方である。彼等もある意味戦争が生んだ加害者であると同時に被害者でもある。
哀しき悪役が比較的多く登場する作品
哀しき悪役を描くことに定評のあるクリエイター、多く担当した演者たち
漫画家
脚本家・演出家
プロデューサー
声優・俳優
関連項目
- この世は偽善者でいっぱいですか? -- 名無しさん (2024-11-21 20:31:34)
最終更新:2025年04月03日 18:54