志磨珠義

志磨珠義(しま たまよし)とは、大正処女御伽話のキャラクター。アニメ版で演じているのは咲野俊介。
野俊介。

概要

珠彦珠子達5人兄妹の父であり名家志磨家の当主だが、その性格は冷酷非情で、自分の役に立たない人間は全て枷であり邪魔な存在だと豪語し、妻が死亡するほどの激しい自動車事故で奇跡的に生き残ったにもかかわらず、利き腕が使えなくなったというだけで実の息子である珠彦を千葉の山奥にある別荘に追放し廃人寸前まで追い詰めた。なお、劇中の数年前にも実の父である先代当主を同じ場所に追放するという外道ぶりである。また、幼少期の珠子が姉に意地悪されたことを告げようとした際、ろくに話を聞こうとせず使用人に金を渡して「代わりに相手をしろ!」と言ってその場を去る等自分の子供達に一切の愛情を注がず邪険に扱っており、5人の子供達は全て人格破綻者か人間不信になってしまった。更に、長男と長女に縁談が持ち上がった際珍しく珠彦に手紙を送ったが、その内容を要約すると、「二人の縁談をまとめるのにお前のような役立たずの存在を知られるわけにはいかないから、お前を死んだことにした。死人として生きることが役立たずであるお前の最後の家族孝行だと思え。」という人の親とは思えない悪意に満ちた内容だった。更に、関東大震災直後に東京駅の救護所で偶然珠彦と再会した際も「こんなところで何をしている?お前は死んだことにしたと告げたはずだぞ。」と冷酷に言い放ち、親族一の常識人で神戸で医者をしている珠介に反論されても顔色一つ変えず、「珠樹(長男)が被災した。さっさとこんなところを出て私についてこい。」と言い放った。その鬼畜な所業の数々は巷に広まっており、志磨家は陰で羅刹の一族と呼ばれ忌み嫌われている。

以下彼の過去

彼がここまで冷酷な性格になったのは、彼自身の幼少期に理由があった。
元々は善良な心を持っていた珠義は、貧しい家庭に生まれており、僅かな食料を頬張る両親の姿を見た挙げ句、自身をいざとなれば捨てるような発言を聞き、不安にかられていた。
そんな中、雪と言う少女と出会い彼女と交友を深める内に思いを寄せるようになるも、数年後良家に嫁ぐ彼女を見送った際に彼女から別れの言葉を受け取ったと同時に自身の心に「結局は金がすべて」だという概念が生まれ、すべてを受け入れられなくなるという息子珠彦と似た境遇を抱えてしまう。
それを聞いた珠彦は、志磨を継ぐこと諦めることを宣言。
その理由は「継いだ先の未来が必ず自分と同じになるから」との事。
独裁者も同然の自身のやり方に不安を感じた珠彦のこの言葉により、珠義は心か少し穏やかとなった。

昭和オトメ御伽話では既に死亡しており、長女の珠代が当主となっている。ただ、その時点で志磨家は落ち目とまで言われており、珠義の手腕を窺い知れるものとなっている。

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最終更新:2025年08月23日 20:50
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