概要
パックマン以降バンナム作品のファイターが新規で現れる事が中々無かった中、参戦が難しいと思われていた
鉄拳シリーズから
カズヤがとうとう参戦した。
参戦キャラ
「SP」のファイター番号順に表記。☆はDLCとしての参戦。
^コナミ |
^セガ |
^カプコン |
^バンナム |
^スクエニ |
^マイクロソフト |
^SNK |
^ディズニー |
^合計 |
**3** |
**3** |
**3** |
**2** |
**3** |
**2** |
**1** |
**1** |
**17** |
※1:カラーバリエーションとして他キャラも登場している。
ちなみに『for』から参戦している
シュルク、『SP』に参戦した
ホムラ /
ヒカリは他社ハードから作品の発売歴がある
ゼノシリーズのキャラクターだが、他社ハードで発売された作品には登場しておらず、スマブラでは『
ゼノブレイドシリーズ』のみを持って任天堂作品として扱われている。
上記ファイター以外のアシストフィギュア・コスチューム・スピリッツ・ステージギミック・背景等で登場する他社キャラクターは分割記事「**
他社組の一覧**」を参照。
他社組枠のきっかけ
話は『
DX』の頃に遡る。当時、
桜井政博氏にコナミ在籍(当時)の
小島秀夫氏から「スマブラにスネークを参戦させてほしい」との打診があった事がきっかけもしくは遠因だったとされる。この時は諸々の事情で実現はできなかったが、『X』でようやく実現。これが後に『for』からの本格的なクロスオーバー参戦にまで繋がっているのである。
『X』の頃に明かされた参戦条件が「任天堂のゲーム機で発売され、そのハードに貢献した作品」であり、スネークはメタルギアシリーズが任天堂のゲーム機では3本だけであったが採用を果たしている。実は『DX』で最も参戦が望まれていたのがソニックだった事も明かされている。
『for』ではそれに加え「将来新作の可能性があるシリーズタイトル」「世界的に著名なゲームタイトル・キャラクター」の参戦が見られる。例外として、DLCでスクウェア・エニックスから途中参戦したクラウドに関しては、2つの条件を当てはまらずに参戦が出来たが、その先駆けだったスネークは諸事情があったらしく不参戦に終わっていた。
『SP』では基準などは現時点では不明だが、シモンとリヒターが参戦出来たのは、前作の『for』で行なったスマブラ投稿拳で、ユーザーの人気が多かったものから厳選して参戦出来たとのこと。
ソラは参戦要望が特に高いキャラクターだったが、まさかの**ディズニー**でありソラはディズニー社に版権がある為、そのしがらみにより極めて困難とこれまで目されてきた。
参戦要望のアンケート投票が行われたが、投票結果によって各メーカーに迷惑がかかる危険があるとの事で非公開だった事も明かされている。
関連イラスト
スマブラX
[pixivimage:5370675][pixivimage:29455032]
スマブラfor
[pixivimage:49183004][pixivimage:44163715]
『for』関連のイラストでは、ロックマン、ソニック、パックマンの3人が任天堂を代表するキャラクターであるマリオとセットで描かれたものが多い。
スマブラSP
[pixivimage:74125026][pixivimage:77683392]
[pixivimage:76981912][pixivimage:77104601]
アシストフィギュア
『X』や『for』でもファイターが登場している作品のキャラが
アシストフィギュアとして登場していたが、『SP』では大幅に増加。ファイターとして誰も参戦してない作品のキャラや、インディーゲーム出身のキャラも加わり、その幅の広さに定評がある。
『SP』ではファイターとは異なり任天堂キャラとは分けて扱われ、並び方はシリーズ1作目の発売順(サイボーグ忍者は『メタルギアソリッド』シリーズに準拠)>シリーズ内のキャラの初出順となっている。本項の並び順もそれに準じる。
メインアシスト
※『勝ちあがり乱闘』や『
灯火の星』のボスキャラとしても登場。
※元々は
ハドソンの看板作品であったが、吸収合併されてコナミが版権を持ったことで登場が叶った。日本国内ではあまり知られていないが、実は『ボンバーマンGB』の海外版では何故か
ワリオがプレイヤーキャラになっていた為、任天堂とのコラボは初めてではない。
※1:インディーゲームからの参戦。
※2:該当作品は他社開発だが、3DS・Wii U・Switch版での発売元は任天堂となっている。
準アシスト
『X』以降全作品に登場しているDr.ライトは、
SFC版
シムシティのオリジナルキャラクター。なお、シムシティシリーズは本来はマクシス社(現在はエレクトロニックアーツ)よりリリースされているが、SFC版は任天堂からの発売である。
『SP』に登場している
不来方夕莉は他社ハードから作品の発売歴がある『
零』シリーズのキャラクターだが、『
月蝕の仮面』以降は任天堂が発売元として担当しているため、スマブラでも『濡鴉ノ巫女』に準じて任天堂作品として扱われている。
CPU専用キャラクター
^キャラクター |
^出典作品 |
リオレウス |
モンスターハンターシリーズ |
ドラキュラ伯爵 |
悪魔城ドラキュラシリーズ |
コスチューム
ファイター以外では
Miiファイター用のコスチュームがあり、『for』では他版権とのコラボコスチュームも主にDLCで存在している。『SP』では一旦すべて削除され、オリジナルのものと任天堂作品出典のものに限定されていたが、Ver.3.0.0アップデートにて一部コラボコスチュームを改めて販売。一部例外を除いて基本的に「帽子+服」の衣装セット(表記略)。それ以外のもののみ括弧で追記。
※合併前のスクウェア時代に任天堂と共同開発した作品のキャラ。なお、スピリットにおけるシリーズマークは、他のマリオシリーズと同じキノコマークとなっている。
※当時参戦予定だったのだが、技術上難関だっため、Miiコスチュームとしての登場となった。ちなみに、カズヤのホームステージである三島道場にも、本人が出演している。
^コラボコスチューム |
^出典作品 |
^for |
^SP |
クリーパー※2 |
Minecraft |
× |
☆ |
ブタ※2 |
〃 |
× |
☆ |
ダイヤそうび |
〃 |
× |
☆ |
※1:インディーゲームからのコスチューム登場。
※2:帽子がマスクタイプになっているため完全に顔が隠れ、さながら本人参戦のような状態である。
※3:各原作からのBGM1曲(「MEGALOVANIA」「烈花の如く」「(Neo) Burning Town」)も付属する。
※4:厳密には会社名ではなく、『UNDERTALE』の制作者個人。
※5:1作目はカプコンUSAから発売。スマブラのクレジットでは制作者のBOZON.名義。
『SP』における新たな収集要素「スピリッツ」にも他社キャラクターが多数登場している。
『Shovel Knight』や『モンスターハンター』などアシストフィギュアで登場している作品に加え、スピリットでのみキャラクターが登場している作品も存在する。
『ファイナルファンタジー』シリーズのスピリットは当初は一切収録されておらず、クラウドのファイタースピリットも原作絵を用いていなかったが、2020年12月に、セフィロスの参戦と同時に原作絵を用いたスピリッツボードが用意された。また、クラウドのスピリットもスマブラオリジナルのデザインから原作絵に変更された。
期間限定の他社・他作品スピリットも存在しており、一定の期間のみスピリッツボードで戦う事が可能。全てが全て特にずば抜けた限定のみの効果を持っているワケではないが中には使い方次第で強力となるものも。
期間限定配信**
メインスピリッツ***
※1イベント「染まらない強さ! 黒色のスピリッツ」より。
※2Lotusの超化スピリット
準スピリッツ***
ステージギミック、背景
ファイター、アシストのみならずこんなところにもゲスト出演。ファンサービスの一種か。
※1:「SP」のグリーンヒルゾーンにおいて、アシストとして登場できないように設定されている。
※2:直接の登場ではなく落雷の際にシルエットの姿で出てくる。
※3:「
餓狼伝説」、「
龍虎の拳」、「
KOF」などと言った様々なSNK作品のキャラが登場するが、SNKファンにはお馴染みの
不知火舞はスマブラにおける
大人の事情により登場しない。
音楽・楽曲
ファイターならびにアシストフィギュアだけではなく、曲だけ参戦というのもある。最も参戦作品のシリーズ曲という形なのだが、異例なのはパックマンのナムコメドレーや、マニアックなのではベヨネッタの
アフターバーナーアレンジ、ドラキュラシリーズなのに
月風魔伝の「行け!月風魔」といったものがある。
逆に、スクエニからの参戦作品である「ファイナルファンタジー」シリーズと「ドラゴンクエスト」シリーズのアレンジBGMは、最初は一切収録されておらず権利上何かしらの制約を窺わせていたが、FF7のBGMは2020年12月のセフィロス参戦と同時にアレンジ曲が3曲追加された。なお、ドラゴンクエストⅢとIVはオリジナルのファミコン音源ではない。ただし、既存とはいえ参加コンポーザーにすぎやま氏(スギヤマ工房)が加わった時点でスマブラSPの収録楽曲でほとんどのゲーム業界での著名作曲家が集った事になる。なお、ドラゴンクエストシリーズはFF7よりは多く、参戦した勇者達の原作のフィールド曲と戦闘曲で構成されている。
また、Miiファイターとして登場するサンズは**Toby Fox氏によるアレンジBGMが収録**されており、他のMiiファイターとは別格の扱いを受ける。カップヘッドとシャンティにも同様に楽曲が各1曲付属だが、こちらは出典元の曲からそのままとなっている。
「餓狼伝説」シリーズは選曲候補の時点で餓狼伝説にとどまらない「SNK作品ベストセレクション」という状態であり、650円のDLCファイターになんと**50曲**ものBGMが付属されている。これはシリーズ別で3番目の多さである。ちなみにこの50曲は桜井氏が**絞りに絞って**SNK側にリストを提示したのだが、そこから契約の関係でかなり絞られると思っていた所SNK側が全部**OK!**したとの事。SNKの懐の深さが窺える。
ファイターとしてではないが、「アシストフィギュア」・「スピリッツ」・「Miiファイターのコスチューム」の形で
インディーゲームからのゲストが登場した事からSPではゲームキャラクターの祭典の意味合いが強くなった。ファイターパス2におけるDLCファイターの内訳は任天堂側からのリクエストに則っているらしく、「Minecraft」を任天堂側から桜井氏に依頼してきた時はゲームシステムの都合上かなり無茶なリクエストだったという。ただし、Mojangとは**約5年前からスマブラ参戦について話し合った事があるとの事。**
スマブラからの招待状
スネーク参戦の際に『スマブラ出場の招待状』なるものがある設定があり、どんなものかは映像化されていなかったが、『for』の第1弾PVでは
むらびとの自宅ポストに届いている。この設定は『SP』の
しずえの参戦でも届いていた。なお、スマブラからの招待状は他社組の中では実はスネークに直接ではなくキャンベル大佐のところに届いていた事が判明している。この当時他社組で唯一招待状が届いたファイターだった。スネーク以外はというと…大抵大乱闘の舞台に乗り込んで来るのがほとんどで、招待状が必ず送られるのかは怪しいものである。
招待状がどんなものなのかはスマブラXの頃はわからなかったが、むらびととしずえに届いたものから察するにスマブラマークが刻印された蝋で封じた封筒…すなわち、**どうぶつの森の手紙と同じデザインのもの**が届いている事が判明した。
この時、KOF94と95に出てくる招待状とシチュエーションとしてもそっくりだったのも密かに話題になったが**テリー参戦の際にKOF招待状ネタに被せており**、参戦決定PVではSNKのキャラたちが招待状を巡って取り合いをしていた。
[pixivimage:76655461:s]
ジョーカーに至っては前代未聞の**「こちらから直接招待状を頂きに参上する」**という(設定での)参戦であった。どうやらこの招待状はスマブラ世界ではお宝というべきものらしく、これが来るのは**栄誉ある事**らしい。
[pixivimage:88004545:s]
そしてホムラ/ヒカリは既に誰からか受け取っており、彼女を探していた
レックスを驚かせていた。
[pixivimage:88002298:s]
ちなみにこの招待状だが、**一体誰がどのような経路で出しているのかは不明。**
……だったが、2019年9月5日のニンテンドーダイレクトでついに判明。その人物とは「**S**」なる謎の主催者であった。
ちなみに任天堂キャラクターでは先述の通り「むらびと」と「しずえ」、SPからは「
ミェンミェン」と「
ベレト/ベレス」ぐらいにしか招待状の描写がない。少なくとも「むらびと」と「しずえ」は郵便経由で届いている様子(前者は自宅ポスト、後者は配達員のぺりおから受け取っている)。「ベレト/ベレス」はスネークと同様に何故か
代理人(?)が受け取り、「ミェンミェン」は戦いの中で招待状を勝ち取っていた。なお、
ファイターパスのシリアルコードが書かれているカードは、この招待状のデザインとなっている。
ただし、これは
「S」とされている人物が書いたプロットにはなく参戦映像の制作スタッフがこっそりと入れたもので正式な「S」はスマブラの「S」という説もある。なお、その肝心のS氏は
内輪ネタ(楽屋オチ)になるのもどうかと考えていたらしい。
出演・共演
任天堂キャラが他社作品に出演した例
非公式(?)
BGM関連
- FF4のBGM三種 ⇒ スーパーマリオRPG:「バトル2」「勝利のファンファーレ」「プレリュード」がクリスタラー戦でマリオ風アレンジが使われた。**史上初の任天堂作品でファイナルファンタジーの楽曲が使われた作品。**なお、クリスタラーはファイナルファンタジーシリーズでは**一度も登場した事がない。**
任天堂キャラと他社キャラでの共演がされたゲーム作品
参戦作品の動向
他社組の参戦作品でその後動きがいくつかあった。
- ロックマン:8年ほど新作が途絶えていたが、「3DS/WiiU」の後に待望の新作「ロックマン11」が発売された。テーマがスマブラのアイコンと同じく「歯車」になっている。やはりスマブラ参戦によって「11」の製作の後押しの一つとなっていた模様。「11」でのロックマンの細部デザインがスマブラでのロックマンとほぼ共通しているところからも伺える。ロックマンのamiiboに対応。
- パックマン:Switchで「ナムコミュージアム」が発売、初代のアーケード版を収録。ナムコットコレクションにおいて**ファミコン版パックマンチャンピオンシップエディションが登場。**
- リュウ:Switchで「ウルトラストリートファイターⅡ」が発売。
- クラウド:これまで一度も任天堂のゲーム機に出てなかった「ファイナルファンタジー7」のリマスター版が2019年にSwitchで発売された。地味ではあるが、過去の任天堂とスクウェアの経緯を知る者にとっては感慨深い物となっている。
- シモン:「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」が2019年5月に発売された。初代悪魔城ドラキュラのROM版が収録。
- ジョーカー:「ペルソナ5 スクランブル ザ・ファントムストライカーズ」がSwitchでも発売された。なお、スマブラSPをプレイしたSwitch本体で起動すると追加される特別コンテンツがある。
- 勇者:「ドラゴンクエストXI S」がSwitchで発売。
- テリー:SNK枠で言うならば新生「SAMURAI SPIRITS」がSwitchでもリリースされる事となった。アケアカNEOGEOも「餓狼伝説シリーズ」を含めいくつか配信されている。
- ソラ:「キングダムハーツシリーズ」がSwitchで発売。
余談
クロスオーバーの前例
実のところ、こういった同業他社作品が複数集まるゲームは「ロボットアニメ」くくりとなる『
スーパーロボット大戦シリーズ』ぐらいでしか大成したものはなく、ゲームメーカー単位での話となると同じ会社(グループ企業)内クロスオーバーぐらいで、コナミの『
ワイワイワールド』、旧ハドソンの『
ドリームミックスTV』、カプコンの『
○○○ VS CAPCOM』、SNKの『
THE KING OF FIGHTERS』といった片手で数えるぐらいしか無かった。当然、任天堂は『スマブラ』が社内クロスオーバーは初となったのである。また、違う会社の作品同士での複数クロスオーバーは『プロジェクトクロスゾーン2』がおそらくそれまで上回っていたが、『スマブラSP』の時点で凌駕してしまった。
その他
ジョーカーの出典は『ペルソナ5』であるが、実のところ当初は任天堂ハードでは発売されていなかった。おそらく『
ペルソナQ2』からの参戦という意味も込めていると思われる。
また、製作担当のバンダイナムコスタジオがコナミのキャラクターをスマブラの形で手掛けるのは恐らくゲーム史上初めてだと思われる。
「
Minecraft」の参戦によってブロック生成や**全ステージに素材掘削要素**を導入する為に、開発側はかなり苦心したようである。
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最終更新:2021年10月27日 09:01