他者組一覧

概要

ゲスト参戦の概念はシリーズ3作目の『X』からで当時はコナミスネークと、セガソニックの2人を指していた。

第4弾(4・5作目)の『for』ではソニックに加え、カプコンおよびカプコンUSAのロックマンリュウバンダイナムコパックマン、DLCにて参戦したスクウェア・エニックスクラウド、プラチナゲームズのBAYONETTAシリーズよりベヨネッタ(下述参照)が参戦(スネークは参戦出来ず) 。

最新作の『SP』で他社組の第一弾だったスネークが10年ぶりにスマブラに復帰しそれに加え、同じくコナミの悪魔城ドラキュラよりドラキュラ退治の一族『ベルモンド家』からシモンリヒターの2人が新規参戦。そしてストリートファイターより、格闘ゲームにおける元祖ダッシュファイターとも言えるケンの参戦が決まった。

さらにDLCで新たにペルソナ5ジョーカードラゴンクエストシリーズのバンジョーとカズーイの大冒険バンジョー&カズーイ餓狼伝説テリーMinecraftスティーブ(+アレックスゾンビエンダーマン)が加わり、Minecraftはインディーゲームから初参戦を果たし、そしてFF7からクラウドに続きセフィロスが参戦した。

パックマン以降バンナム作品のファイターが新規で現れる事が中々無かった中、参戦が難しいと思われていた鉄拳シリーズからカズヤがとうとう参戦した。

スマブラSP最後のDLCファイターとしてキングダムハーツシリーズからソラが電撃参戦。特にウォルト・ディズニー・カンパニーに版権がある事で一番参戦が困難と言われたキャラクターであったが、困難を乗り越えついに参戦を果たした。

参戦キャラ

「SP」のファイター番号順に表記。☆はDLCとしての参戦。
^No ^ファイター ^出典作品 ^会社名 ^X ^for ^SP
^31 スネーク メタルギアシリーズ コナミ ×
^38 ソニック ソニックシリーズ セガ
^46 ロックマン ロックマンシリーズ カプコン ×
^55 パックマン パックマンシリーズ バンダイナムコ ×
^60 リュウ ストリートファイターシリーズ カプコン(カプコンUSA) ×
^60' ケン ストリートファイターシリーズ カプコン(カプコンUSA) × ×
^61 クラウド ファイナルファンタジーⅦ スクウェア・エニックス ×
^63 ベヨネッタ BAYONETTAシリーズ セガ(プラチナゲームズ任天堂) ×
^66 シモン 悪魔城ドラキュラシリーズ コナミ × ×
^66' リヒター 悪魔城ドラキュラシリーズ コナミ × ×
^71 ジョーカー ペルソナ5 セガ(ATLUS) × ×
^72 勇者※1 ドラゴンクエストⅪ スクウェア・エニックス × ×
^73 バンジョー&カズーイ バンジョーとカズーイの大冒険 Microsoft(レア社、任天堂) × ×
^74 テリー 餓狼伝説シリーズ SNK × ×
^77 スティーブ/アレックス※1 Minecraft Microsoft(Mojang) × ×
^78 セフィロス ファイナルファンタジーVII スクウェア・エニックス × ×
^81 カズヤ 鉄拳シリーズ バンダイナムコ × ×
^82 ソラ キングダム ハーツシリーズ ディズニー(スクウェア・エニックス) × ×

^コナミ ^セガ ^カプコン ^バンナム ^スクエニ ^マイクロソフト ^SNK ^ディズニー ^合計
**3** **3** **3** **2** **3** **2** **1** **1** **17**

※1:カラーバリエーションとして他キャラも登場している。

ちなみに『for』から参戦しているシュルク、『SP』に参戦したホムラ / ヒカリは他社ハードから作品の発売歴があるゼノシリーズのキャラクターだが、他社ハードで発売された作品には登場しておらず、スマブラでは『ゼノブレイドシリーズ』のみを持って任天堂作品として扱われている。

また『SP』に参戦したベレト/ベレスの参戦元であるファイアーエムブレム風花雪月は開発にコーエーテクモも関わっているが、作品自体はこれまでのシリーズと同様に任天堂インテリジェントシステムズのみが版権を保有しており、コーエーテクモはクレジットされていない。

上記ファイター以外のアシストフィギュア・コスチューム・スピリッツ・ステージギミック・背景等で登場する他社キャラクターは分割記事「**他社組の一覧**」を参照。

他社組枠のきっかけ

話は『DX』の頃に遡る。当時、桜井政博氏にコナミ在籍(当時)の小島秀夫氏から「スマブラにスネークを参戦させてほしい」との打診があった事がきっかけもしくは遠因だったとされる。この時は諸々の事情で実現はできなかったが、『X』でようやく実現。これが後に『for』からの本格的なクロスオーバー参戦にまで繋がっているのである。

『X』の頃に明かされた参戦条件が「任天堂のゲーム機で発売され、そのハードに貢献した作品」であり、スネークはメタルギアシリーズが任天堂のゲーム機では3本だけであったが採用を果たしている。実は『DX』で最も参戦が望まれていたのがソニックだった事も明かされている。

『for』ではそれに加え「将来新作の可能性があるシリーズタイトル」「世界的に著名なゲームタイトル・キャラクター」の参戦が見られる。例外として、DLCでスクウェア・エニックスから途中参戦したクラウドに関しては、2つの条件を当てはまらずに参戦が出来たが、その先駆けだったスネークは諸事情があったらしく不参戦に終わっていた。

『SP』では基準などは現時点では不明だが、シモンとリヒターが参戦出来たのは、前作の『for』で行なったスマブラ投稿拳で、ユーザーの人気が多かったものから厳選して参戦出来たとのこと。

ソラは参戦要望が特に高いキャラクターだったが、まさかの**ディズニー**でありソラはディズニー社に版権がある為、そのしがらみにより極めて困難とこれまで目されてきた。

参戦要望のアンケート投票が行われたが、投票結果によって各メーカーに迷惑がかかる危険があるとの事で非公開だった事も明かされている。

関連イラスト

スマブラX

[pixivimage:5370675][pixivimage:29455032]

スマブラfor

[pixivimage:49183004][pixivimage:44163715]
『for』関連のイラストでは、ロックマン、ソニック、パックマンの3人が任天堂を代表するキャラクターであるマリオとセットで描かれたものが多い。

スマブラSP

[pixivimage:74125026][pixivimage:77683392]
[pixivimage:76981912][pixivimage:77104601]

アシストフィギュア

『X』や『for』でもファイターが登場している作品のキャラがアシストフィギュアとして登場していたが、『SP』では大幅に増加。ファイターとして誰も参戦してない作品のキャラや、インディーゲーム出身のキャラも加わり、その幅の広さに定評がある。

『SP』ではファイターとは異なり任天堂キャラとは分けて扱われ、並び方はシリーズ1作目の発売順(サイボーグ忍者は『メタルギアソリッド』シリーズに準拠)>シリーズ内のキャラの初出順となっている。本項の並び順もそれに準じる。

メインアシスト

^アシストキャラ ^出典作品 ^X ^for ^SP
エレキマン ロックマンシリーズ × ×
ワイリーカプセル × ×
ゼロ ロックマンXシリーズ × ×
リオレウス モンスターハンターシリーズ × ×
※『勝ちあがり乱闘』や『灯火の星』のボスキャラとしても登場。

^アシストキャラ ^出典作品 ^X ^for ^SP
ボンバーマン ボンバーマン × ×
アルカード 悪魔城ドラキュラシリーズ × ×
サイボーグ忍者 メタルギアソリッド ×
※元々はハドソンの看板作品であったが、吸収合併されてコナミが版権を持ったことで登場が叶った。日本国内ではあまり知られていないが、実は『ボンバーマンGB』の海外版では何故かワリオがプレイヤーキャラになっていた為、任天堂とのコラボは初めてではない。

^アシストキャラ ^出典作品 ^X ^for ^SP
ナックルズ ソニックシリーズ × ×
シャドウ
アキラ バーチャファイターシリーズ × ×

^アシストキャラ ^出典作品 ^会社名 ^X ^for ^SP
モンスターズ パックマンシリーズ バンダイナムコ ×
ガイル ストリートファイターシリーズ カプコンUSA × ×
  • セガ/任天堂|×|×|○|
ショベルナイト※1 Shovel Knight ヨットクラブゲームズ※2 × ×
※1:インディーゲームからの参戦。
※2:該当作品は他社開発だが、3DS・Wii U・Switch版での発売元は任天堂となっている。

準アシスト

『X』以降全作品に登場しているDr.ライトは、SFCシムシティのオリジナルキャラクター。なお、シムシティシリーズは本来はマクシス社(現在はエレクトロニックアーツ)よりリリースされているが、SFC版は任天堂からの発売である。

『SP』に登場している不来方夕莉は他社ハードから作品の発売歴がある『』シリーズのキャラクターだが、『月蝕の仮面』以降は任天堂が発売元として担当しているため、スマブラでも『濡鴉ノ巫女』に準じて任天堂作品として扱われている。

^アシストキャラ ^出典作品 ^開発・作品発売企業名 ^X ^for ^SP
Dr.ライト シムシティ マクシスエレクトロニック・アーツ
不来方夕莉 零~濡鴉ノ巫女~ コーエーテクモテクモ × ×

CPU専用キャラクター

^キャラクター ^出典作品
リオレウス モンスターハンターシリーズ
ドラキュラ伯爵 悪魔城ドラキュラシリーズ

コスチューム

ファイター以外ではMiiファイター用のコスチュームがあり、『for』では他版権とのコラボコスチュームも主にDLCで存在している。『SP』では一旦すべて削除され、オリジナルのものと任天堂作品出典のものに限定されていたが、Ver.3.0.0アップデートにて一部コラボコスチュームを改めて販売。一部例外を除いて基本的に「帽子+服」の衣装セット(表記略)。それ以外のもののみ括弧で追記。

^コラボコスチューム ^出典作品 ^for ^SP
ペルソナ3主人公 ペルソナシリーズ ×
ペルソナ4主人公 ×
モルガナ(帽子) ×
クマ(帽子) ×

^コラボコスチューム ^出典作品 ^for ^SP
ナコルル サムライスピリッツ ×
リョウ・サカザキ 龍虎の拳 ×
八神庵 THE KING OF FIGHTERS ×

^コラボコスチューム ^出典作品 ^for ^SP
ブルース ロックマンシリーズ
エックス ロックマンXシリーズ
ゼロ
ロックマン.EXE ロックマンエグゼシリーズ
ハンター(ヘルム+メイル) モンスターハンターシリーズ
レウス(ヘルム+メイル)
アイルー(帽子) ×
アーサー(服) 魔界村 ×
ダンテ デビルメイクライシリーズ ×

^コラボコスチューム ^出典作品 ^for ^SP
ゴエモン がんばれゴエモンシリーズ ×
ボンバーマン ボンバーマン ×

^コラボコスチューム ^出典作品 ^for ^SP
アキラ バーチャファイターシリーズ
ジャッキー
テイルス ソニックシリーズ
ナックルズ

^コラボコスチューム ^出典作品 ^for ^SP
チョコボ(帽子) ファイナルファンタジーシリーズ
ジーノ スーパーマリオRPG
ベロニカ ドラゴンクエストシリーズ ×
ロト(兜+鎧) ×
ぶとうか ×
スライム(帽子) ×
バレット(服) ファイナルファンタジー7 ×
ティファ(服) ×
エアリス(服) ×
※合併前のスクウェア時代に任天堂と共同開発した作品のキャラ。なお、スピリットにおけるシリーズマークは、他のマリオシリーズと同じキノコマークとなっている。

^コラボコスチューム ^出典作品 ^for ^SP
平八 鉄拳シリーズ
ロイド テイルズオブシリーズ
ギル バビロニアンキャッスルサーガシリーズ
※当時参戦予定だったのだが、技術上難関だっため、Miiコスチュームとしての登場となった。ちなみに、カズヤのホームステージである三島道場にも、本人が出演している。

^コラボコスチューム ^出典作品 ^for ^SP
アルタイル アサシンクリード ×
ラビッツ レイマンシリーズ、ラビッツシリーズ ×

^コラボコスチューム ^出典作品 ^for ^SP
クリーパー※2 Minecraft ×
ブタ※2 ×
ダイヤそうび ×

^コラボコスチューム ^出典作品 ^会社名 ^for ^SP
サンズ※1 ※2 ※3 UNDERTALE トビー・フォックス※4 ×
カップヘッド※1 ※2 ※3 Cuphead StudioMDHR ×
Vaultボーイ※2 Falloutシリーズ Interplay ×
トラヴィス ノーモア★ヒーローズ マーベラスGHM ×
シャンティ※3 Shantaeシリーズ WayForward Technologies※5 ×
ドラゴンボーン The Elder Scrolls V: Skyrim Bethesda Softworks ×
主人公(ドゥームスレイヤー)※2 DOOM id Software ×
※1:インディーゲームからのコスチューム登場。
※2:帽子がマスクタイプになっているため完全に顔が隠れ、さながら本人参戦のような状態である。
※3:各原作からのBGM1曲(「MEGALOVANIA」「烈花の如く」「(Neo) Burning Town」)も付属する。
※4:厳密には会社名ではなく、『UNDERTALE』の制作者個人。
※5:1作目はカプコンUSAから発売。スマブラのクレジットでは制作者のBOZON.名義。

スピリッツ

『SP』における新たな収集要素「スピリッツ」にも他社キャラクターが多数登場している。
『Shovel Knight』や『モンスターハンター』などアシストフィギュアで登場している作品に加え、スピリットでのみキャラクターが登場している作品も存在する。
『ファイナルファンタジー』シリーズのスピリットは当初は一切収録されておらず、クラウドのファイタースピリットも原作絵を用いていなかったが、2020年12月に、セフィロスの参戦と同時に原作絵を用いたスピリッツボードが用意された。また、クラウドのスピリットもスマブラオリジナルのデザインから原作絵に変更された。

期間限定の他社・他作品スピリットも存在しており、一定の期間のみスピリッツボードで戦う事が可能。全てが全て特にずば抜けた限定のみの効果を持っているワケではないが中には使い方次第で強力となるものも。

期間限定配信**

メインスピリッツ***

^配信期間      ^出典作品    ^会社名 ^スピリット
2019年9月27日〜10月2日 デモンエクスマキナ マーベラス バレットウォーカー(准将)、クローステール(グリーフ)、ハイライン(ガンズ・エンプレス)、レディアントグリーム
2019年10月25日〜10月30日 テトリステトリス99 ELORG Iテトリミノ、Tテトリミノ、Sテトリミノ&Zテトリミノ、Lテトリミノ&Jテトリミノ、Oテトリミノ
2019年11月29日~12月4日 バイオハザードシリーズ カプコン ウェスカークリスレオン(バイオハザード)ジル
2020年1月24日〜1月29日 熱血硬派くにおくん アークシステムワークス くにお、りゅういち&りゅうじ、りき、ごうだ
2020年2月14日〜2月19日 cuphead StudioMDHR Entertainment カップヘッドマグマン、デビル(Cuphead)、キングダイス
2020年2月28日〜3月3日※1 warframe Digital Extremes Lotus、Natah※2
2020年4月24日〜4月29日 聖剣伝説3 スクウェア・エニックス デュラン&アンジェラケヴィンシャルロットホークアイリース
2020年7月10日〜7月15日 OCTOPATH_TRAVELER スクウェア・エニックス アーフェン&テリオントレサ&サイラスハンイット&オフィーリアオルベリク&プリムロゼ
2021年2月21日〜3月3日 ブレイブリーデフォルトⅡ スクウェア・エニックス セス&グローリアエルヴィス&アデル
※1イベント「染まらない強さ! 黒色のスピリッツ」より。
※2Lotusの超化スピリット

準スピリッツ***

^配信期間      ^出典作品    ^開発・作品発売企業名 ^スピリット
2021年1月8日〜1月13日 ゼルダ無双 厄災の黙示録 コーエーテクモ インパ

ステージギミック、背景

ファイター、アシストのみならずこんなところにもゲスト出演。ファンサービスの一種か。
^キャラ名 ^出典作品      ^ステージ名     
メタルギアREX/メタルギアRAY/月光 メタルギアシリーズ シャドーモセス島
テイルス/ナックルズ・ザ・エキドゥナ※1/シルバー・ザ・ヘッジホッグ ソニックシリーズ グリーンヒルゾーン
リッキー/ポッキー/フリッキー/ロッキー/クッキー/ペッキー/ピッキー ウィンディヒル
イエローデビル ロックマンシリーズ ワイリー城
モンスター パックマンシリーズ パックメイズ
妖精/妖精のママ/ミズパックマン パックランド
イフリート/ラムウ/オーディーン/リヴァイアサン/バハムート零式 ファイナルファンタジー7 ミッドガル
インスパイアド/フォルティトゥード ベヨネッタ アンブラの時計塔
メディウサ/ミイラ男/フランケンシュタイン&ノミ男/死神デス様/カーミラ/狼男/ドラキュラくん※2 悪魔城ドラキュラシリーズ ドラキュラ城
心の怪盗団スカル・坂本竜司/パンサー・高巻杏/フォックス・喜多川祐介/クイーン・新島真/ノワール・奥村春 ペルソナ5 メメントス
スライム/ヨッチ族/ミミック ドラゴンクエストⅪ 天空の祭壇
グランチルダ/マンボ・ジャンボ/ボトルズ/チューティー/ジンジョー/バズボム バンジョーとカズーイの大冒険 クルクルやま
アンディ・ボガード/ジョー・ヒガシ/タン・フー・ルー/ビリー・カーン/ギース・ハワード/ブルー・マリー/ロック・ハワード/キム・カッファン/山崎竜二/リョウ・サカザキ/キング/ユリ・サカザキ/麻宮アテナ/草薙京/八神庵/大門五郎/チャン・コーハン/チョイ・ボンゲ/ラルフ・ジョーンズ/クラーク・スティル SNKゲーム全般※3 KOFスタジアム
村人/ヒツジ/ウシ/ニワトリ/ゾンビ/スケルトン/クモ/エンダーマン Minecraft マインクラフトワールド
※1:「SP」のグリーンヒルゾーンにおいて、アシストとして登場できないように設定されている。
※2:直接の登場ではなく落雷の際にシルエットの姿で出てくる。
※3:「餓狼伝説」、「龍虎の拳」、「KOF」などと言った様々なSNK作品のキャラが登場するが、SNKファンにはお馴染みの不知火舞はスマブラにおける大人の事情により登場しない。

音楽・楽曲

ファイターならびにアシストフィギュアだけではなく、曲だけ参戦というのもある。最も参戦作品のシリーズ曲という形なのだが、異例なのはパックマンのナムコメドレーや、マニアックなのではベヨネッタのアフターバーナーアレンジ、ドラキュラシリーズなのに月風魔伝の「行け!月風魔」といったものがある。

逆に、スクエニからの参戦作品である「ファイナルファンタジー」シリーズと「ドラゴンクエスト」シリーズのアレンジBGMは、最初は一切収録されておらず権利上何かしらの制約を窺わせていたが、FF7のBGMは2020年12月のセフィロス参戦と同時にアレンジ曲が3曲追加された。なお、ドラゴンクエストⅢとIVはオリジナルのファミコン音源ではない。ただし、既存とはいえ参加コンポーザーにすぎやま氏(スギヤマ工房)が加わった時点でスマブラSPの収録楽曲でほとんどのゲーム業界での著名作曲家が集った事になる。なお、ドラゴンクエストシリーズはFF7よりは多く、参戦した勇者達の原作のフィールド曲と戦闘曲で構成されている。

また、Miiファイターとして登場するサンズは**Toby Fox氏によるアレンジBGMが収録**されており、他のMiiファイターとは別格の扱いを受ける。カップヘッドとシャンティにも同様に楽曲が各1曲付属だが、こちらは出典元の曲からそのままとなっている。

「餓狼伝説」シリーズは選曲候補の時点で餓狼伝説にとどまらない「SNK作品ベストセレクション」という状態であり、650円のDLCファイターになんと**50曲**ものBGMが付属されている。これはシリーズ別で3番目の多さである。ちなみにこの50曲は桜井氏が**絞りに絞って**SNK側にリストを提示したのだが、そこから契約の関係でかなり絞られると思っていた所SNK側が全部**OK!**したとの事。SNKの懐の深さが窺える。

ファイターとしてではないが、「アシストフィギュア」・「スピリッツ」・「Miiファイターのコスチューム」の形でインディーゲームからのゲストが登場した事からSPではゲームキャラクターの祭典の意味合いが強くなった。ファイターパス2におけるDLCファイターの内訳は任天堂側からのリクエストに則っているらしく、「Minecraft」を任天堂側から桜井氏に依頼してきた時はゲームシステムの都合上かなり無茶なリクエストだったという。ただし、Mojangとは**約5年前からスマブラ参戦について話し合った事があるとの事。**

スマブラからの招待状

スネーク参戦の際に『スマブラ出場の招待状』なるものがある設定があり、どんなものかは映像化されていなかったが、『for』の第1弾PVではむらびとの自宅ポストに届いている。この設定は『SP』のしずえの参戦でも届いていた。なお、スマブラからの招待状は他社組の中では実はスネークに直接ではなくキャンベル大佐のところに届いていた事が判明している。この当時他社組で唯一招待状が届いたファイターだった。スネーク以外はというと…大抵大乱闘の舞台に乗り込んで来るのがほとんどで、招待状が必ず送られるのかは怪しいものである。

招待状がどんなものなのかはスマブラXの頃はわからなかったが、むらびととしずえに届いたものから察するにスマブラマークが刻印された蝋で封じた封筒…すなわち、**どうぶつの森の手紙と同じデザインのもの**が届いている事が判明した。

この時、KOF94と95に出てくる招待状とシチュエーションとしてもそっくりだったのも密かに話題になったが**テリー参戦の際にKOF招待状ネタに被せており**、参戦決定PVではSNKのキャラたちが招待状を巡って取り合いをしていた。

[pixivimage:76655461:s]

ジョーカーに至っては前代未聞の**「こちらから直接招待状を頂きに参上する」**という(設定での)参戦であった。どうやらこの招待状はスマブラ世界ではお宝というべきものらしく、これが来るのは**栄誉ある事**らしい。

[pixivimage:88004545:s]

そしてホムラ/ヒカリは既に誰からか受け取っており、彼女を探していたレックスを驚かせていた。

[pixivimage:88002298:s]

ちなみにこの招待状だが、**一体誰がどのような経路で出しているのかは不明。**

……だったが、2019年9月5日のニンテンドーダイレクトでついに判明。その人物とは「**S**」なる謎の主催者であった。

ちなみに任天堂キャラクターでは先述の通り「むらびと」と「しずえ」、SPからは「ミェンミェン」と「ベレト/ベレス」ぐらいにしか招待状の描写がない。少なくとも「むらびと」と「しずえ」は郵便経由で届いている様子(前者は自宅ポスト、後者は配達員のぺりおから受け取っている)。「ベレト/ベレス」はスネークと同様に何故か代理人(?)が受け取り、「ミェンミェン」は戦いの中で招待状を勝ち取っていた。なお、ファイターパスのシリアルコードが書かれているカードは、この招待状のデザインとなっている。

ただし、これは「S」とされている人物が書いたプロットにはなく参戦映像の制作スタッフがこっそりと入れたもので正式な「S」はスマブラの「S」という説もある。なお、その肝心のS氏は内輪ネタ(楽屋オチ)になるのもどうかと考えていたらしい。

そしてこの招待状が「マイニンテンドー」において大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL レターセットとして**グッズ化された。**

出演・共演

任天堂キャラが他社作品に出演した例


非公式(?)


BGM関連

  • FF4のBGM三種 ⇒ スーパーマリオRPG:「バトル2」「勝利のファンファーレ」「プレリュード」がクリスタラー戦でマリオ風アレンジが使われた。**史上初の任天堂作品でファイナルファンタジーの楽曲が使われた作品。**なお、クリスタラーはファイナルファンタジーシリーズでは**一度も登場した事がない。**

任天堂キャラと他社キャラでの共演がされたゲーム作品


参戦作品の動向

他社組の参戦作品でその後動きがいくつかあった。
  • ロックマン:8年ほど新作が途絶えていたが、「3DS/WiiU」の後に待望の新作「ロックマン11」が発売された。テーマがスマブラのアイコンと同じく「歯車」になっている。やはりスマブラ参戦によって「11」の製作の後押しの一つとなっていた模様。「11」でのロックマンの細部デザインがスマブラでのロックマンとほぼ共通しているところからも伺える。ロックマンのamiiboに対応。
  • パックマン:Switchで「ナムコミュージアム」が発売、初代のアーケード版を収録。ナムコットコレクションにおいて**ファミコン版パックマンチャンピオンシップエディションが登場。**
  • リュウ:Switchで「ウルトラストリートファイターⅡ」が発売。
  • クラウド:これまで一度も任天堂のゲーム機に出てなかった「ファイナルファンタジー7」のリマスター版が2019年にSwitchで発売された。地味ではあるが、過去の任天堂とスクウェアの経緯を知る者にとっては感慨深い物となっている。
  • シモン:「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」が2019年5月に発売された。初代悪魔城ドラキュラのROM版が収録。
  • ジョーカー:「ペルソナ5 スクランブル ザ・ファントムストライカーズ」がSwitchでも発売された。なお、スマブラSPをプレイしたSwitch本体で起動すると追加される特別コンテンツがある。
  • 勇者:「ドラゴンクエストXI S」がSwitchで発売。
  • テリー:SNK枠で言うならば新生「SAMURAI SPIRITS」がSwitchでもリリースされる事となった。アケアカNEOGEOも「餓狼伝説シリーズ」を含めいくつか配信されている。
  • ソラ:「キングダムハーツシリーズ」がSwitchで発売。

余談


クロスオーバーの前例

実のところ、こういった同業他社作品が複数集まるゲームは「ロボットアニメ」くくりとなる『スーパーロボット大戦シリーズ』ぐらいでしか大成したものはなく、ゲームメーカー単位での話となると同じ会社(グループ企業)内クロスオーバーぐらいで、コナミの『ワイワイワールド』、旧ハドソンの『ドリームミックスTV』、カプコンの『○○○ VS CAPCOM』、SNKの『THE KING OF FIGHTERS』といった片手で数えるぐらいしか無かった。当然、任天堂は『スマブラ』が社内クロスオーバーは初となったのである。また、違う会社の作品同士での複数クロスオーバーは『プロジェクトクロスゾーン2』がおそらくそれまで上回っていたが、『スマブラSP』の時点で凌駕してしまった。

実は『ゼルダの伝説 夢をみる島』でゼルダシリーズ以外の任天堂キャラクターが登場した事はある。

その他

ジョーカーの出典は『ペルソナ5』であるが、実のところ当初は任天堂ハードでは発売されていなかった。おそらく『ペルソナQ2』からの参戦という意味も込めていると思われる。

また、製作担当のバンダイナムコスタジオがコナミのキャラクターをスマブラの形で手掛けるのは恐らくゲーム史上初めてだと思われる。

Minecraft」の参戦によってブロック生成や**全ステージに素材掘削要素**を導入する為に、開発側はかなり苦心したようである。

関連タグ

スマブラ関連

^作品 ^参戦キャラクター
^X スネークソニック
^for ロックマンパックマン
^for(DLC) リュウクラウドベヨネッタ
^SP ケンシモン(リヒター)
^SP(DLC) ジョーカー勇者バンジョー&カズーイテリースティーブ/アレックスセフィロスカズヤソラ


会社関連


ゴールドサァド新次元ゲイムネプテューヌVⅡに登場する少女達でモチーフが似てると言われ、共通点も多数。

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最終更新:2021年10月27日 09:01
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