ブロックのハンドシグナル事例
サイドブロッカーの基準位置
ブロッカーがストレートコースを閉めるのか、クロスコースを閉めるのか。ブロックがどのような範囲のスパイクコースを抑えようとしているかがわかると、レシーバーの位置、意識は変わってくる。アタッカーの特徴やブロツカーとの相対関係で跳ぶ位置は変化するだろうが、参考にしてほしい。
クイックに対するフロントリードの基準
リードブロックでは、相手クイッカーがどのような種類のクイックに踏み込んでくるかを判断したら、ベースポジションから直ちにレディポジションに移動して、クイッカー対してフロントリードしなければならない。相手が打ってきそうなコースに立ってワンタッチを取る準備をするわけである。フロントリードの基本的な考え方は、相手がもっとも早いタイミングで打ち込めるコースにポジション移動することだ。下の4つの図は各クイックに対するフロントリードの基準位置である。
柔軟性をもつ
サイドブロッカーの跳ぶ位置
サイドブロッカーはクロスを閉めるサインを出していても、状況によっては、ストレートコースに跳ばなければならない場合もある。たとえば、アンテナの外にトスが流れたようなときである。フォーメーションがどうあれ、そういった状況に柔軟に対応できるようにしなければならない。
フロントリードする位置
フロントリードする位置も、相手クイッカーの助走方向や得意とするコースによっては変更してもよい。
ライトからのBクイックなら、アタッカーはターンのほうが打ちやすいから、ブロッカーはクロスではなくターンにフロントリードする場合もある(図1)。
逆にセンターからCクイックに入ってきたなら、クロスにフロントリードすることを考えてみる(図2)。
フロントリードするブロッカーはどの方向にブロックを跳ぶかを、ハンドシグナルで明確に伝えなければならない。