トスの中でも試合中もっともよく使われるトスがオープントスです。ネットにそって、コートレフト側に大きく山なりに上げます。
レシーバーからのボールの落下地点にすばやく入り込み、トスを上げるレフト側を向き、ネット側の足を一歩前に出して、ひざを軽く曲げて構えます。ひじも軽く曲げ、ボールインパクト時に、ひじ・ひざを伸ばしながら全身のバネを使って、ボールを高く山なりに上げます。
手の動きだけではトスアップを上手にしにくいので、必ず全身のバネを使うように意識してください。
ネットに設置されているアンテナを狙うとコントロールがつけやすいですよ。
「2段トス」とは、レシーブボールが乱れたりして、アタッカーがセッターと
コンビを使えない状況で上げる大きなトスです。
いわゆるオープントスというやつです。
実際の試合では2段トスを上げる場面は思いのほか多いです。
特にセッターやライトプレーヤーからレフトのアタッカーへ上げる場合が
ほとんどではないでしょうか。
Vリーグなどのチームになると、これに限らずどこからでも
オポジットのプレーヤーに上げる場合も多いようです。
中学校や高校では、前述のライト側からレフトのアタッカーへの
2段トスがほとんどでしょう。
・・・というわけで、ライト側からレフトのアタッカーへの2段トスを前提に
進めていきたいと思います。
2段トスは大きく上げます。そこでポイントはコレです。
「ボールの落下点に速く入る」
これにつきるのではないでしょうか。
ボールの落下点に速く入るための方策を1つ。
「トスの前に一回しゃがむ」ことをやってみると良いです。
しゃがんで伸び上がるときにトスをするイメージです。
ひざをしっかり使ってトスできるのでトスが安定しますし、
本当にボールの落下点にしっかり入っていないとトスできません。
ボールの落下点に速く入り、膝を使って、大きくトスを上げます。
月刊バレーボールの今月(7月)号に、
「バレーボールの得点の6~7割がスパイクで決まる。」
とありました。
スパイクを打つためにはしっかりとしたトスが必要になります。
トスはやはり重要です。
2段トスしっかりあげられるようになりましょう!