バックトス

セッターがトスする方向を見ずに背面のスパイカーに上げるトスがバックトスです。背面を見ずにトスを上げるためには繰り返しの練習で、トスを上げる高さ・タイミングを身体で覚えこまなければなりません。

構えはオープントスとほぼ同じで、ひざを曲げ重心を落とし、ひじも軽く曲げます。ボールインパクト時に身体を反らせ、手首を後方に向け身体全体を伸ばす感じで後方にボールを送り出します。

バックトスを行うフォームはオープントスのフォームと同じフォームを取ることが重要です。そうすることで相手にはオープンかバックか悟られずにトスを上げることができます。ボールを受ける際に後方で受けようとすると早めにバックトスと悟られるので気をつけましょう。

オープントスとバックトスを使い分けることにより、相手には2択が迫られ、その分守備を薄くすることができますので、自在に使い分けられるようにしましょう。



いろいろな状況で上げるトスが考えられますが、
最近のトレンドは低めのトスで速さを出すようです。

男子のブラジル代表が世界に広めたパイプ攻撃が有名です。

いきなりパイプ攻撃をやろうとするとハードルが高いので、
高めに上げるバックアタックのトスをご紹介します。



バックアタックはセンターの位置やライトの位置で打つことが多いと思いますが、
どこで打つにしてもコツはあります。

「コートのセンターラインとアタックラインの間」にトスを上げるイメージです。

バックアタックだからといって、後ろへ上げるイメージではありません。

アタッカーはアタックラインぎりぎりから前へと踏み切りましょう。
アタックラインを踏む不安があると前へジャンプすることができずに
トスと合わないことになってしまいます。

・・・とは言ってもVリーグの選手でない限り、前へジャンプして打つのは
難しいものです。

そこでセッターはトスをアタックライン寄りへ上げるように調整します。


バックアタックはなるべく前で打ったほうが効果的です。
しかし、トスを前に上げ過ぎてもアタッカーが打ち切れなければ意味がありません。

打ちやすいようにアタックライン寄りに。
でも、イメージは「コートのセンターラインとアタックラインの間」で。


高さがないとバックアタックは打つこと自体が難しいですが、
攻撃の枚数が1枚増えることのメリットは大きいです。


打てるようになってきたら、トスを低くしていきましょう。

速攻やレフトやライトからの平行があると低いバックアタックが生きてきます。


前衛にセッターがいるときは、バックアタックを入れて3人で攻撃できますし、
後衛にセッターがいるときは、バックアタックを入れると4人で攻撃できます。


是非マスターして使ってみてください。

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最終更新:2010年09月25日 12:24
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