主人公(桐原珠美/名前変更可)

2年1組副担任。
本編主人公。教師一家に生まれる。意思が強く、責任感のある方だと思われる。教免を取ったものの、就職先がなく、教職浪人だったが、突然月華修学院に採用が決まった。宝生関係者でもなく、中途半端な時期の、空きがない採用で異例のことのため、宝生関係者には注目されている。学院の近くの職員寮に住んでいる。就職早々「ロゴスを知る人」だと言われ、(☆マーク)5人の中の誰かと結婚して欲しい、と頼まれる。何故かはわからないが、ロゴスを解放する力がある。5人を必ず救おうと決意したため、宝生家の運命に巻き込まれていく・・・。


※ロゴスとは・・・江戸中期の呪われた写経(お経を写す)によって、代々受け継がれてきた言葉(=ロゴス)の呪い。本家・分家に関係なく、宝生の名を継いでいるすべての男に、受け継がれる。女には受け継がれない。生まれた瞬間から、死ぬ瞬間まで、ロゴスに縛られており、自然には解放されない。また、自分がどんなロゴスに縛られているのかは、主人公以外わからない。(主人公も時がこなければわからない)ロゴスに呪われたままの人間は、本人、その周りの人間すらも、幸せにはなれない。唯一ロゴスを理解し、解放できるのは、現在は主人公だけ。ロゴスを解放した人に解放された人は、愛情を感じ始めるらしい。

       

      宝生家


宝生 蓮太郎

先代。藤一郎の父。94歳。
事実上宝生グループの最高責任者。もうあまり長くないと思われていたが、ついに主人公と再会する事なくこの世を去った。主人公に(☆マーク)5人の中の誰かと結婚して欲しいと頼んでいた。5人の前で主人公は宝生の運命を変える「ロゴスを知る人」だ、と告げた人。なぜ主人公が「ロゴスを知る人」だと知っていたかはまだ明かされていない。若い頃の連太郎と綾芽が瓜二つ。


宝生 藤一郎

現当主。葵・桔梗・椿・紫陽の父。
物腰の柔らかい品のある初老の男性。穏やかで優しい印象だが女に見境がなく、何人もの女性の人生を狂わせてきた。本妻との間に3人(椿・紫陽・葵)、妾との間にも1人(桔梗)授かった。恐ろしくも娘との間に(綾芽)。そして孫が現在3人(菫・ともゑ・静音)いる。


宝生 椿

宝生家長女(死去)綾芽・静音の母。
女性でありながら、先代の強い要望で宝生家を継いだ。しかし綾芽が8歳の時、現当主誕生日に本家邸宅で自殺。本当は綾芽と心中するつもりだった。綾芽の父親を明かさぬまま死に、一族の中の誰かとの許されない関係により孕んだのではないかと思われていたが、父である藤一郎との間にできた禁忌の子だったと判明した。


宝生 紫陽

宝生家長男。菫・ともゑの父。5月23日生まれ、B型の37歳。
4年前に謎の失踪、その後消息不明だったが、突然主人公の前に姿を現すようになる。城崎優子とは学生の頃から付き合っており、菫とともゑを授かるが、離婚。優子のことは愛していなかった?強い睡眠薬を持ち歩いたりと、謎が多い危険人物。主人公のロゴスを解放する力を目の当たりにしてから、主人公を傷つけようと狙っている?すべてにおいて 本心が読めない人だが、何か目的があるようだ。本家と対立している分家(尾上)に、協力者がいるらしい。謎のクスリ「羽」を持っており、綾芽、ともゑに渡した。何故か宝生家の人間はほとんど紫陽には逆らえない。何か不思議な力を持っているのかもしれない。

※8話より登場。新話数更新まぎわのパラメータの目撃談や『夢』の存在から攻略可の噂が絶えなかったが、27話のロゴス解放によってそれまでの『愛しさ上昇率』『恋グラフ』が出現するというサプライズであった。

 


宝生 葵☆

宝生家次男。月華修学院の理事長。7月30日生まれ、B型の29歳。
素行が悪く父兄からの反発も多いが、本家の後ろ盾に守られている。基本的に誰の言うことも聞かず、そのため誤解を受けやすい。紫陽の元妻、城崎優子に横恋慕していて、学生時代(21)ついに不倫関係を持つ。現在では、優子に対する気持ちはもうないが、優子から全てを奪ってしまった罪ほろぼしとして、関係を続けていた。だが主人公に出会い、初めて(第十五話)別れを切り出した。紫陽には優子以外のことでも、複雑な感情を抱いている。幼い頃は紫陽をとても慕っており、タバコも紫陽の真似で吸い始めた。紫陽には反発する発言をしていても、結局は逆らえない様子。


宝生 桔梗☆

宝生家三男。月華修学院の国語教師。2年1組担任。9月2日生まれ、A型の26歳
戸籍上は本家の三男だが、母親は庭師の娘。母親がロシア人のハーフのため、桔梗本人も金髪・紫の瞳をもつ。8歳のころ母親が死去。6歳の時に本家に引き取られている。花を大切に育てており、物腰が柔らかく、ミステリアスで優しい印象だが、ときおり冷たい発言をする。それは幼少期に妾の子のため、宝生本邸で何かが行われる度に部屋に閉じ込められて、本妻に手を足で何度も踏まれたという悲しく暗い過去など、過去の闇にとらわれたままで宝生家を憎んでいるためのようだ。本当はいつもまわりの人のことを気にかけている優しい人。音楽教師の羽月と、何かしら関係しているらしい。紫陽を恐れているらしく、葵同様逆らえない。


宝生 綾芽☆

宝生家第一後継者。月華修学院2年1組。4月8日生まれ、O型の17歳
成績優秀・スポーツ万能。クラス委員。生まれながらに継承者として育てられた。次期当主という地位のため、宝生の人間は綾芽に逆らえない。だが、女性である母親が継いでいたため、継承権がないと裏で影口を叩かれている。他人に冷たく、口数少なく感情表現が乏しいが、主人公と出会って変わり始める。母親と一緒に逝けなかった事で心にずっと傷を残していて、過去に自殺未遂を何度か起こした。そのため、監視されている。謎のクスリ「羽」を持っていた。今ではだいぶ前向きになり、他人に優しくなった。ロゴスを全て解放できたら、静音を引き取りたいと思っている。が、本編(第十六話)でまた主人公に対して冷たくなり、ショックを受けるととともに心配していたが、本当は優しいままだった。主人公を自分から遠ざけたのは、主人公の祖母ユキノと蓮太郎と恋をして、その後ユキノは心の病でなくなっていたと思っていたため、色々考えた末の態度だった。実は現当主藤一郎の子供。(父と娘の間にできた禁忌の子=近親相姦)


宝生 静音

綾芽の妹。菫の婚約者。13歳
本来中学生のはずだが事件以来、心は四歳のまま成長を止めてしまったため、学校には通っていない。母親の自殺現場にいた血だらけの母親・綾芽を目撃してしまったため、綾芽を見るとパニックを起こしてしまう。そのため、静音は尾上の分家に預けられていて、綾芽とは何年も会えていなかった。とても仲が良い兄妹だったため、静音は綾芽に会いたがっている。優子、菫、ともゑにも懐いている。幼いながらに、菫のことを好きなようだ。紫陽の策略で菫の婚約者に。


宝生 菫☆

宝生家第二継承者。月華修学院2年2組。2月7日生まれ、B型の16歳
読書家で、運動はあまり得意ではない。気が強く言葉がキツイ。ともゑにはお兄さんらしさを見せるが、甘えん坊な一面も。両親が離婚し、双子の弟ともゑとは名字が違う。綾芽に異常なほどのライバル心を抱いており、衝突することも。母親の優子にだいぶ依存している。しっかりしているようで、実は誰かに依存していないとダメなタイプ。11歳の頃に記憶を失っており、ともゑの存在を一度は完璧に忘れてしまっていた。ロゴス解放により昔の記憶が一瞬戻ったり、ともゑに対する記憶があやふやになったり、不安定な状態が続いていた。が、ついにともゑの存在を忘れてしまった。記憶をなくしてからは本来の性格とは違う、非常に晴れ晴れしている無邪気な性格になった。心のどこかではわずかながらに憶えていつつも、本人には無意識ながらともゑを忘れてしまいたい理由があった。それは母である優子と叔父である葵の浮気を知って、多大なショックを受けた事によりともゑの目を傷つけてしまったためだった。



宝生 真佐江

菫の保護者。
分家の人間だが、もっとも本家に近い血筋をもつ。本家(綾芽)への敵対心がむき出しで、真面目で厳格そうな人。失踪した紫陽のかわりに、菫の保護者代わりをしている。ともゑや優子のことをよく思っていない。


城崎 ともゑ☆

菫の双子の弟。月華修学院2年1組。2月7日生まれ、AB型の16歳
勉強嫌いでどちらかというと学生らしくない。人懐っこい女好きな子に見えるが、素直になれずイジワルしたり、急に態度が変わったりと、気性が激しい。両親の離婚で母親の優子に引き取られたが、母親のことはあまり好いていないようで、自宅には帰らず、菫の部屋や女の家で暮らしていた。今は体調不良で入院中。気持ちや本気の愛情は無いのに、OLやキャバ嬢相手に援助交際をしたり、女関係はだらしなかったが、主人公に出会って愛情に対する認識が変わり始め、そういう付き合いはきっぱりやめた。菫が大好きだが、昔の菫のことはさらに溺愛していた。菫が何故記憶を失ったのか知っていたが、ずっと菫をかばって真実を隠していた。11歳の頃に菫によってつけられた、右目に傷がある。謎のクスリ「羽」を使っていた。


城崎 優子

菫・ともゑの母。ニュース番組の人気キャスター。37歳
人気があり、知的でとても美人で仕事も成功している、はたから見たら完璧な人生だが、20歳でともゑ・菫を授かり、学生ながら育ててきたりと、意外に苦労人。元夫、紫陽のことを今も愛している。29歳の頃、義母のいじめやせまってくる女好きの当主、紫陽のひどい仕打ちなど環境に耐えられず、唯一優しくしてくれた葵に逃げ場を求め、不倫関係に。葵の優子への気持ちは今はもうないが、すべてを奪ってしまった罪滅ぼしのため、離婚後も関係はそのままで、優子に逆らえなかった。主人公に出会い、葵から別れを切り出したが、優子は紫陽が戻って来るまでは、葵と別れる気はないと断言していたが・・・。綾芽と主人公は、紫陽と優子の密会現場に偶然遭遇した事から、その発言や紫陽の失踪には色々と裏がありそうだ。


     その他


羽月 真帆

月華修学院の音楽教師。24歳
かわいくて、人懐っこい先生。初対面は好印象で仲良くなりたいな、と主人公は思っていた。だが羽月に強引に誘われた合コンで、ある男(西山)に酔わされ、ホテルに連れ込まれる事件(第五話)が起きた。初めは事故だと思っていたが、仕組まれた事件だったことが発覚。事件に羽月が関わっていた?ことを知った主人公は、羽月と話すことを気まずく思うが、羽月は何もなかったかのように、主人公に話しかけてきた。でも本心では主人公を邪魔に思っているのがちらほら態度にでていて、ついに主人公に衝撃的な発言をする(第十七話)桔梗のことが好きで、結婚を望んでいる?今の所、本編では何も明かされていないが、鍵を握る人物の一人と考えられる。どうやら宝生家を憎んでいる様子。


西山 真治

ホスト。
主人公とは合コンで知り合った。真面目そうな会社員だと思っていたら、正体はガラの悪いホスト。主人公を酔わせてホテルに連れ込み襲おうとした。誰かに依頼された様子。宝生のことを知っていて、羽月のことを真帆、と呼んでいることから羽月とは親しい様だが・・・。


桜沢 響

蓮太郎の秘書兼執事。41歳
いつも蓮太郎に付き添っている。内部事情に詳しい。主人公が宝生家に必要な人だ、と思っている。

キャラクターソングも発売され、『攻略対象に!』と熱望されている。


瀬谷校長

月華修学院の校長先生。
品のある優しい初老の女性。


ユキノ先生

主人公の曾祖母。
早くに亡くなったらしく、意志の強い人だった。先生をしていた。今では宝生グループ最高責任者である蓮太郎と、恋愛関係にあったらしい。その時に祖父を連れて家出をしたようだ。何故か月華修学院の図書館で亡くなった。自殺だ、心の病だ、などとちらほら言われていたが、実際は蓮太郎との心中で蓮太郎だけ生き残ってしまった。

 

橘 悠

宝生グループと勢力を二分する企業の後継ぎ。羽月真帆の異母兄。常に和服で物腰も柔らかいが真意が読めない謎の人物。桔梗を橘に取りこみ、宝生グループ崩壊を目論んでいる?主人公に興味を示し何かと絡んでくる。

23話より登場。花宵書簡対象者。紫陽の例もある事から攻略可か?

 

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年07月04日 03:27