年が明けて初詣やらなんやらでドタバタしていたが、もとの生活ペースに戻ろうとしているこの日
俺は親戚からのお年玉でPSPを買った。色は黒で最新型のアレ ソフトはモンスターハンターってやつかな
よく分からないが「大人気」と書いてあったし一様糞ゲーでは無いだろう そういえば北校に持っていってよいのだろうか?北校はPSPの持込でいいような感じだし
まぁ岡部らに見つからないようにすればいいか 始業式 新年早々一番ブルーな行事
こーちょーの話をだらだら聞かされるしな 楽しみと言えばあの元気な少女に会えることだろうな などと思いながら北校へハイキングコースを上っていた。
「よう キョン あけおめだな」谷口だここは返事しておくか「ああ谷口 あけおめ」 「そういえば俺ナンパ成功したぜ!まぁお前は涼宮が居るけどな」
ムカつく野郎だ。でもどうせ一週間程度で別れる運命さ谷口よ 「そうですかい・・・」 「じゃあ俺 自慢してくるから先行ってるぞ~」 教室に着くとハルヒが居た。
「ようハルヒ あけおめ~」 するとハルヒは睨んできた。 「キョン! 団長様に向かってその態度は何よ!」 年越し一回目のコイツの言葉はそれかよ・・・やれやれ
「へいへい あけましておめでとうございまーすっ」 「よろしい」 疲れる奴だな その後俺は席に着きPSPを取り出し電源を入れた。
「キョン!あんたもそれ買ったの?」 HIT!・・・・え?あんた・・・も? じゃあハルヒも 「ハルヒお前もPSP買ったのか?」 「そうよ!」
まぁ今話題のゲーム機だしな・・・ 「で ソフトは?」 と俺が言っている間にハルヒはカバンに手を入れてPSPを取り出した。色は白だ 「モンハンよ」
じゃあ通信できるな・・・ 「俺もモンハンだぞ」 「ええ?嘘!じゃあ部活の時通信しましょ! でもハルヒはHRが最大じゃあないのか?
_________________________________________________________________________ 一時完
この後書いてくれたら嬉しいな モンハンを知っていたら だいたいのストーリー ハルヒがモンハンが気に入りSOS団を閉鎖空間に閉じ込める
その閉鎖空間はモンハンと同じ世界だった。 朝比奈がいる未来はMH6などが大人気でモンハンを知っている ---- ---- ちょっと書かせてもらった。
さて、そんな心配は杞憂だったようだ。 授業も終わり、我らがSOS団部室へ向かい、通信を開始した俺達だったが。
「ちょっとキョン!なにやってるのよ! って、あ~~!!」 これで三回死んじまったな・・・。 画面にはクエスト失敗を告げる文字が悲しく映っている。
第一、俺もハルヒも買ったばかりの初心者だったというのに アレは無理があったんじゃないか?
数分前、俺が集会所へ行くとハルヒが既にクエストを受注していたようだった。 えーと、なになに《☆☆☆ 砂に潜む巨大蟹!》
って、☆3かよ!二人とも初心者なんだから、こういうのは一番最初からだな・・・。
「何いってんのよ!こういうのは強いのを倒すからこそ面白いんじゃないの!それにあたしとキョン、二人いるんだからそうそう負けるはずがないわ!」
というハルヒのお言葉により、狩猟へ向かったわけだが・・・。 「もう!なんで死んじゃうのよ! もっとしっかりしないさいよね!」
お前だって一回死んだだろうが。それに、お前の攻撃方法はなんなんだ?あれ。 殆ど溜め切りしか使ってなかったじゃないか。
「うるさいわね!武器といえば威力なのよ威力! あんたみたいな非力な武器は使ってられないわ!」 そう、ハルヒはどんな状況でも溜め切りを使おうとしていたのだ。
おかげで何回も吹っ飛ばされていた。 結局ほとんど攻撃していたのは俺だけだったじゃないか。
まぁ、村長からもらったお金しかなくビンを買えなかったので、非力だったことは否めないが・・・。 ちなみにもうお分かりかとは思うが、俺は弓、ハルヒは大剣だった。
「とにかく!もう一回いくわよっ!」 おいおい、せめてランクを落とすとか、そういう考えはないのか?こいつには。
せめてクエストは変えようぜ?マフモフで砂漠へ行くのはどう考えても無理がある。 なんてことを考えつつハルヒに進言しようとしていると
「おや、二人とも早いですね。 それは何をしているのですか?」 「あら、古泉くん。 モンハンよモンハン!もしかして古泉くんも持ってたりしない!?」
「いえ、残念ながら。結構有名ですから知ってはいますけどね。涼宮さんがしているのは意外でしたが。」 「そう・・・まぁいいわ!ほらキョン!早くきなさい!」
やれやれ・・・結局同じのに挑戦か・・・。 「まぁ、いいじゃないですか。中々優秀な防具が作れますよ、ダイミョウサザミは。」
って、古泉。お前持ってないんじゃなかったのか?それに、なんで小声なんだ。しかも顔が近いぞ。
「おっと、失礼。いや、僕も持っているのですけどね。 あなた達が始めたばかりのようでしたので。明日新しく買ったふりをして持ってこようかと思っていたのですよ。」
なんでわざわざそんなことを・・・。即戦力が入ったほうがハルヒだって喜ぶだろうに。
「涼宮さんはそんなに簡単な勝利は望んでいませんよ。苦労し、試行錯誤して勝つ。その達成感こそが喜びになるのです。」
なんだかよくわからんが・・・。ということは明日からはお前も参加できるのか。 「はい、そういうことになりますね。 どうぞよろしくおねがいします。」
なんだかこのまま行くとSOS団全員でやることになりそうだな・・・。 朝比奈さんがモンハン・・・駄目だ、想像できん。
長門はものすごい技量を発揮しそうだが・・・。 「おっと、始まりますよ。」 ああ、そうだな。やるとするか。 結局、その後三回ほど挑戦したが一度も勝てなかった。
しかし、古泉が言っていたことは本当らしいな。 負け続けて悔しそうにしてはいたものの、閉鎖空間は一度も発生しなかったようだ。
この日、朝比奈さんは普通にお茶をいれてくれていたが、なんだかそわそわしていたようだった。 そしてなにより一大事なのが 「今日は用事がある。」
とだけ言い残して長門が来たとたんに帰っていったのだ。 しかし長門のあのときの顔はこう・・・若干疲労しつつも諦めたような顔だった。
そんなことを思っていたので、部活が終わって早々、俺は長門に電話をかけてみようと・・・ 思ったのだが向こうからかかってきた。
これは宇宙的事件の始まりか・・・と少しばかり緊張して通話ボタンを押すと 「今から26分後、大規模な世界改変が行われる。
情報統合思念体は総力を尽くして対処したが、涼宮ハルヒの勢いはとめられなかった。」 どういうことだ?というか、そんな悠長にしてていいのか?
「今回の世界改変は至って特殊。大きな改変には違いないが、涼宮ハルヒの興味が強くなりすぎたため行われる。よって、その興味が失せていけば次第に解決されると思われる。」
そのとき、俺はピーンときたね。 ハルヒがそこまで興味を持ったもの、そんなもの一つしかない。 だとすれば、俺たちは今からその世界へ放り込まれるわけで。
俺は不安というよりは若干の楽しみを感じていた。 だってそうだろう?男なら一度はファンタジーの世界へといってみたいと思うもんさ。 長門、状況は理解できた。
「そう」 ところで、お前モンスターハンターは知っているか? 「知らない」 だろうな。いいか、モンハンというのはハルヒが興味をもったゲームソフトだ。
「ゲームソフト?」 ああ、コンピ研の時やったものがあるだろう?あれがゲームだ。 そして今から俺たちはその世界へといくんだと思う。
まさか俺が長門に説明する日がくるとはね・・・。 ってことはあれか、色々準備しなきゃいけないのか。砥石とか。 「理解した。ただ、一つ問題がある。」 なんだ?
「今の話を情報統合思念体に報告したところ、一つわかったことがある。」 結論?
「そう、そのモンスターハンターというゲームの内容にそって改変されるとしたら、私の情報制御能力は消滅する。」 それはまた・・・しかし、なんでだ?
「私の能力はそのゲームでいうところのチート行為に値する。」 なるほど。・・・ってことはあれか。長門の力は今回は期待できない、と。
「そうなる。ただ、私自身の能力は低下しない。」 そうか。 なら、大丈夫じゃないか。あれだけの運動神経の持ち主だ。 「そう。」
まぁ、ハルヒが飽きるまでモンハンの世界になるってだけだろ? 今までなら驚きだが、もう余裕を持って対処できるね。
これから数週間、中々に面白い日々が待ってそうだ。 「・・・今から、改変が始まる。」 そうか。よし、どんとこい。 「50秒前」 「20秒」 「3.2.1.」
俺の意識は暗転した。 ・・・雪山? というか、すごく寒いぞ・・・。 そうか、改変されたのか・・・。 でもなんで雪山なんだ・・・? いや、ちょっと待てよ・・・。
ゲーム開始時の雪山なんてイベントは決まってるだろ・・・。 いやいやいや、まずい。非常にまずい。 まぁ、主人公は助かってたんだ。俺も助かる・・・よな?
なるほど、主人公。気持ちがよくわかったぜ。 いきなり頭上が暗くなった・・・。 なんつーか・・・でけえなあ、ティガレックス。 ----
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