はるか♪の死、そして蟲の女王としてのはるか♪を見たグラン♪は、状況が飲み込めずにいた。

グラン♪はるか♪様の・・・人格が変わった?一体何故だ・・・まぁ、彼女の暴挙も止められたことだし、結果オーライかな(・・・だが奇妙だな・・・イスズガワが向かったと聞いたのに、どこにもいないじゃないか。IKOMAの気配も消えてしまったし・・・どういうことなんだ?)・・・神滅隊エイリア総員に告ぐ。本日本時刻を以て全作戦を終了。全軍撤兵、本部へと帰還せよ」

はるか♪の暴挙を止め、R団との戦いを終えたグラン♪は、自らの能力で居城である神滅隊エイリアの本部へと戻る。そこにはIKOMAとの戦いで傷ついたバーン♪ガゼル♪が療養していた。

グラン♪「ただいま、今戻ったよ。」
バーン♪「オイ・・・どういうことだ、グラン♪!」
ガゼル♪「別の仲間から聞いたぞ・・・。我らのはるか♪様を裏切り、R団側に付いたそうではないか!」
グラン♪「いきなり何を言うんだい?」
バーン♪「とぼけるな!!モニターで見ていたぞ、アンタがはるか♪様の搭乗していたヘリを、雷で撃墜するのをな!」
ガゼル♪「その後はるか♪様は心配停止・・・その後お亡くなりになったそうだ!貴様、よくもはるか♪様を!!!」

バーン♪ガゼル♪は怒り心頭の表情でグラン♪へと襲い掛かっていった。しかし、療養中の身でリーダーであるグラン♪に敵うはずはなく、グラン♪にあっさり超能力で受け止められる。

グラン♪「キミ達・・・勘違いをしているようだね」
ガゼル♪「何を勘違いする要素がある!」
バーン♪「アンタ以外、誰が殺したって言うんだ!」
グラン♪「モニターだけじゃ分からないこともあるんだよ・・・。確かにボクは彼女のヘリに雷を撃ったさ・・・。正々堂々と戦おうとしない、彼女にね。しかし彼女は脱出し、軽傷のはずだった。そのはるか♪様に本当に手を下したのは・・・ウオッカ♪だ」
バーン♪「何!?」
ガゼル♪「デタラメを言うな、奴はR団の何者かに始末されたと聞く!怨霊がはるか♪様を討ったとでもいうつもりか!!」 ※実際にウオッカ♪を殺そうとしたのはリン♪
グラン♪「生きてたんだよ・・・。そして奴が、はるか♪様にナイフを突き刺してしまったのさ。」
バーン♪「ならどうしてその場でウオッカ♪を殺らなかった!一番の裏切り者じゃないか!」
ガゼル♪「裏切り者は死あるのみだ!」
グラン♪「殺す?ポケモンで本来そんなブラックなことはタブーだよ、そんなに軽々しく口にしないで貰いたいね」
バーン♪「くっ・・・」
ガゼル♪「ならば質問を変えよう・・・何故、奴を見逃した・・・捕まえることはできたはずだ・・・」

バーン♪ガゼル♪は、グラン♪への怒りからはるか♪を失った絶望へと感情を変えた。

グラン♪「その後はボクにも状況がさっぱり飲み込めなくてね・・・。その後、とても信じられないことが起きたのさ」
バーン♪「何だよそれは」
グラン♪「・・・はるか♪様が・・・突然、息を吹き返したんだ」
バーン♪「何だって!?」
ガゼル♪「息を吹き返しただと!?」
グラン♪「そう・・・しかも、彼女の人格は今までの威圧的で急進的な、まさに女王というものではなく・・・情け深く平和的なものになっていた」
バーン♪「おいおい、オレにはさっぱり理解ができないぞ!一体どういう理屈だ!」
ガゼル♪「私にもだ!」
グラン♪「濃厚なのは・・・彼女が二重人格で、あの時にもう1つの人格が覚醒したということだね。ウソだと思うなら直接彼女に聞いてみるといい」
バーン♪はるか♪様の・・・」
ガゼル♪「もう1つの・・・人格・・・」
グラン♪「・・・話は変わるけど、結果的にR団のジョウト征服計画はこれで阻止された。昔のはるか♪様が色々やってくれたからね、R団が戦力を立て直すには相当な時間がかかるはず。後はもう1人のはるか♪様が何とかしてくれるだろう」
バーン♪「いや。まだだ・・・IKOMAへの復讐がまだ終わってねぇ!」
ガゼル♪R団の計画が阻止されたとしても・・・奴への復讐を果たさなければ、私達の気が収まらん!!」
グラン♪「やれやれ・・・(それにしても、イスズガワIKOMAはどこへ行ってしまったんだ・・・。ボクを欺くためにウソを言ったとも思えないな)」

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最終更新:2009年11月18日 17:59