少女と大神官
オシリア 「・・・・・・・・・・・・・・。うう~ん。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉ。気が付いたかな?」
オシリア 「え?あなたは誰?」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉ。ワシは
R団の大神官
カシコジマじゃ。」
オシリア 「ここはどこ?」
カシコジマ 「安心せい。ワシの家じゃ。」
オシリア 「私どうしてここにいるの?」
カシコジマ 「
ドトウが運んで来たんじゃよ。」
オシリア 「そうだった。私、ローブをまとった
ルカリオに襲われて・・・。それで
ドトウさんに助けを求めて。そのあと覚えてない。」
カシコジマ 「貧血で倒れたみたいじゃな。」
オシリア 「そうなんだ。」
カシコジマ 「しかし、ローブをまとっていたのによく
ルカリオじゃとわかったのう?」
オシリア 「だって鼻先が見えてたんだもん。あの鼻どう見てもゾロリ先生だったし。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉ。間抜けな
ルカリオじゃのう。」
オシリア 「そういえば、ローブに「ぼくは
ルカリオの
レーゼ♪だよ」ってドイツ語で書いてあったと思う。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉ。これは愉快じゃ。」
オシリア 「でも、私また襲われないかな?」
カシコジマ 「ワシは
ドトウにお前さんの世話をするよう頼まれたんじゃ。安心せい。ここは安全じゃ。」
オシリア 「ありがとうございます。」
カシコジマ 「ほれ。これでも飲め。ホットレモネードじゃ。」
オシリア 「わ~。ありがとうございます。」
カシコジマ 「蜂蜜入りじゃぞ。飲めば落ち着くぞい。」
オシリア 「ふーふー。わ~。甘くておいしい。でも炭酸ジュースで割ったやつがよかったな。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。レモンスカッシュじゃったら、温めると気が抜けてしまうぞい。」
オシリア 「レモンスカッシュじゃないもん。レモネードを炭酸ジュースで割ったやつだよ。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。近頃の若いもんのギャグはシュールすぎてよくわからんのう。」
オシリア 「ギャグじゃないもん。」
リプレ 「う、う~ん。」
オシリア 「あ!
リプレ。」
カシコジマ 「その子もお目覚めのようじゃな。まーお嬢さん、あんたは、ホットウーロン茶でも飲も・・・ぐほぇ」
リプレ 「気安く触らないでよ!あんたのこと信用したわけじゃないからねっ!」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。これはデジャブじゃな。ふぉふぉふぉふぉ。」
オシリア 「
リプレ!ダメじゃん。私たち
カシコジマさんのお世話になってるんだから。」
リプレ 「あ!ごめんなさい。私、寝ぼけちゃったみたい・・・・。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。ワシはかまわんよ。気にせんでよいよい。」
リプレ 「あれ?おじいちゃん。一人称変わってない?口調も変。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。万物は流転するものじゃよ。些細なことじゃ。気にせんでよいよい。」
リプレ 「それに何かちょっと前より老け込んじゃってるし・・・・。」
カシコジマ 「これ、何を言うか。こう見えてもまだまだ精力絶倫じゃよ。」
リプレ 「あんたこそ言うに事欠いて何を言う!このセクハラじじいめ!」
オシリア 「?」
オシリア 「ふぉふぉふぉふぉ。やりすぎるとまた叱られかねんのう。これくらいにしておこうかの。ふぉふぉふぉふぉ。」
ピロピロリン!チンチロリン!
オシリア 「あ!この着歌。
オペラオーさんからのメールだ!」
リプレ 「何だって?」
オシリア 「え~と。今週末にORIGINの懇親会をします。
オシリアちゃんと
リプレも参加しませんか?だって。どうしよう。」
リプレ 「私は行きたい。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。行ってきなされ。ずっと、ここにいても退屈じゃろう。」
オシリア 「うん。じゃあ参加しますって返事しよ。」
リプレ 「やった~♪楽しみ。」
オシリア 「ねえ。おじいちゃんは
R団の大神官なんでしょ?
R団って何を企んでいるの?」
カシコジマ 「何も企んでなどおりゃせんよ。な~んにも。」
オシリア 「でも、
R団内部で最近不穏な動きがあるんでしょ?
R団では何が起こっているの?」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。原因は
団長じゃよ。
ロンシャン様に異変が起こっておる。」
オシリア 「え?
R団の
団長に異変って?」
カシコジマ 「ふむ。ご乱心召されたようじゃな。ワシは一連の異変の原因は
ロンシャン様にあると睨んでおるんじゃ。」
オシリア 「え?どういうことですか?」
カシコジマ 「詳しくはわからぬ。ワシはそれを確かめようと思っておる。」
オシリア 「どうやってですか?」
カシコジマ 「実は今度の休みに
R団武闘大会があるのじゃ。ワシはその大会に出場し、
団長と拳を交え、真意を聞き出そうと思っておる。」
オシリア 「何か武闘大会とは全然関係がないような気が・・・・・。」
カシコジマ 「あの男もこの混乱の時期に武闘大会を開催するとは、つくづく間抜けか、はたまた何かを企んでおるのか?」
リプレ 「じいちゃん大丈夫なのかよ?年甲斐もなく武闘大会なんか出場して?」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉふぉ。侮るでない。ワシはまだまだ精力絶倫じゃて。若いもんにはまだまだ負けんわ。ふぉふぉふぉふぉふぉ。」
リプレ 「結局、オチはそっちかよ・・・・。」
オシリア 「?」
ピロピロリン!チンチロリン!
オシリア 「あ!また
オペラオーさんからのメールだ!えっと懇親会の日は
サムソンさんが迎えてに来てくれるんだって。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。楽しんでおいで。ワシは翌日が武闘大会じゃから遠慮しておくよ。」
オシリア 「そうなんだ。ねえ。私武闘大会の日
カシコジマさんの応援に行ってもいい?」
カシコジマ 「もちろんかまわんよ。かわいこちゃんに応援してもらえるとなるとワシも元気百倍じゃな。ふぉふぉふぉふぉふぉ。」
オシリア 「がんばってね。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。がんばるぞい。」
カシコジマ 「おっとうっかり聞き流してしまうところじゃったぞい。あんたドイツ語がわかるのかい?」
オシリア 「だってお父さんが在ミュンヘン総領事だったから、私ドイツに住んでたことあるんだもん。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。帰国子女か。で、ドイツ語でどう書いてあったのぞい?」
オシリア 「Ich bin Rethe♪ von LUCARIO.Es besitzt die Fähigkeit, die Aura aller Dinge zu spüren. Es versteht die menschliche Sprache.」
カシコジマ 「ふぉふぉ。あってるのかどうかも全然わからんぞい。」
オシリア 「私は
ルカリオの
レーゼ♪です。すべてのものの波動を感じとる能力をもっています。人間の言葉がわかります。って意味だよ。」
カシコジマ 「ふぉふぉふぉふぉ。大したもんじゃな。しかし、また後付設定って叱られるぞい。ふぉふぉふぉふぉふぉ。」
(2009.11.25)
最終更新:2009年11月29日 13:50