懺悔のコーナーその6(女王様に聞いてみました。)

エミリ♪ 「じゃあ、座談会の続きいきましょうか?」
はるか♪ 「いつの間に座談会になったんだよ?」
エミリ♪ 「気にしない。気にしない。」
はるか♪ 「わざわざ地獄から出向いてるんだよ。お茶ぐらい出ないのかい?」
エミリ♪ 「お茶菓子はクリスマスケーキの残りでいいですか?まだ、たくさんあるから。」
はるか♪ 「ケーキはもういいよ。さすがに食べ過ぎた。」
エミリ♪ 「じゃあ、おせんべい。」
はるか♪ 「ありがと。」ボリボリ
エミリ♪ 「で、お話の続きですけど、あなたの使用した武器に非難が集中していますが。」ボリボリ
はるか♪ 「ヒューイのこと?」ボリボリ
エミリ♪ 「それも含めてその他もろもろ。」ボリボリ
はるか♪ 「アウトレンジは攻撃の基本なんだよね。」
エミリ♪ 「そうですね。」
はるか♪ 「敵の射程外から、自分だけ攻撃する。眠らせて、ずっと俺のターン。敵の攻撃封じて自分だけ殴る。これ基本ね。」
エミリ♪ 「でも兵器を使うのはルール違反だって。」
はるか♪ 「ルールなんてないもん。強いていえば、あたしがルールブックだよね。」
エミリ♪ 「ここは、はるかっか♪ワールドですよってことですか。」
はるか♪ 「そ。ここでは、あたしがネ申だからね。それに・・・・。」
エミリ♪ 「はい。」
はるか♪ 「あたしは単騎で突っ込んでるんだから、それくらいハンデもらわないとね。」
エミリ♪ 「ハンデというより、アドバンテージ大きすぎだと思いますけど・・・・。」
はるか♪ 「たとえば、あたしが M1-エイブラムス で突っ込んだとするじゃん。」
エミリ♪ 「今度は戦車ですか・・・・。」
はるか♪ 「地上兵器だと向こうにメタグロスとか出されて大爆発で共倒れとかされそうじゃんか。だから戦車じゃなくて航空機使うわな。」
エミリ♪ 「武器の選択の問題じゃないと思うんですけど・・・・。」
はるか♪ 「じゃあ、 AK-47 持って突っ込んでたらよかったわけ?素手で勝てるわけないじゃん。」
エミリ♪ 「だから、武器の選択の問題じゃないって・・・。」
はるか♪ 「そんなことしたら、あたしR団に捕まって、辱めを受けて、身も心もボロボロにされてたんだ。ぐすん。」
エミリ♪ 「また、泣き出す前に、次、行きましょう。」(どうせ嘘泣きでしょうけど。)

エミリ♪ 「えっと、事案全体をどういうふうに見てたのかってことですけど。」
はるか♪ 「それって、あたしが私怨と復讐でR団を壊滅しようとしてたっていうところ?」
エミリ♪ 「そんな風にR団側にとられてるみたいですね。」
はるか♪ 「それはない。ない。」
エミリ♪ 「そうですよね。」
はるか♪ 「あたしは降りかかってきた火の粉を払っただけ。」
エミリ♪ 「手段がよくなかったみたいですね。」
はるか♪ 「情報、資金、物資を封鎖して、内部分裂させて、自滅させるのが一番こっちの損害が少なくてすむからね。」
エミリ♪ 「ちょっとやりすぎちゃっただけですよね。」
はるか♪ 「確かにちょっと趣味に走っちゃったよね。あたしドSだし・・・・。」
エミリ♪ 「心まで折ることないのに・・・・。」
はるか♪ 「自分のポケモンを連れ去られたぐらいで壊滅しなきゃならない理由ないし。実際みんな帰ってきてるんだし。」
エミリ♪ 「でも、略奪、強姦されたって言ってたよね。」
はるか♪ 「あれは半分はプロパガンダだよ。事実は今となっては闇の中だけど。」
エミリ♪ 「あなたが実はジョウト征服を目論んでいて、まずは目障りなR団をこの機に始末しようとしたってことはない?」
はるか♪ 「そうだとするとあたしがとった戦略は上策じゃないよね。」
エミリ♪ 「たとえばどんな戦略がある?」
はるか♪ 「ジョウトの他の勢力がわからないけど、まずそいつと手をくんで、そいつをR団にぶつける。」
エミリ♪ 「確かにこの時期に両軍の消耗は、他の第3勢力が漁夫の利を得るだけですものね。」
はるか♪ 「だから、女王様は臆病で非力な女王様なんだよ。自分の保身と自分のポケモンを守ることしか考えてない。」

エミリ♪ 「ウオッカ♪は、もともとR団の子だったんですか?それともあなたが送り込んだ子?」
はるか♪ 「どっちでもいい。」
エミリ♪ 「まあ、内通してたことは間違いないですからね。」
はるか♪ 「はい。」
エミリ♪ 「R団幹部テロ事件の犯人ってウオッカ♪ですよね。少なくとも最重要容疑者ですよね。」
はるか♪ 「そうだよね。」
エミリ♪ 「ウオッカ♪は、どうして自分が疑われるようなことをしたんですか?」
はるか♪ 「あの時点では、もう逐電するつもりだったんじゃね。」
エミリ♪ 「でもウオッカ♪は、あなたからすればよくやってくれたんじゃないですか?」
はるか♪ 「ウオッカ♪には、悪役なりにもっといい思いできるエピソードを用意してあげたかったんだけど・・・。」
エミリ♪ 「でもストーリー的に難しかったかな?」
はるか♪ 「中ボスだからね。あまりかっこよくやられるのもなんだし。」

エミリ♪ 「食中毒事件でおくう♪ちゃんが食事に混ぜたものは何?」
はるか♪ 「あとでおくう♪に聞いたんだけど・・・。」
エミリ♪ 「何?何?」
はるか♪ 「ウエロクの靴下だって。」
エミリ♪ 「この事実が明らかになれば、また、R団が内部分裂しそうね。」

エミリ♪ 「本作品のテーマを聞きましょうか。」
はるか♪ 「あたし的には、ずっと同じテーマで書いてたよ。」
エミリ♪ 「何ですか?」
はるか♪ 「絆だね。トレーナーとポケモンたちの。」
エミリ♪ 「なるほどね。」
はるか♪ 「アニメみたいに、ポケモンがトレーナーを絶対的に信じてるってのもいいんだけど、あたしは違う視点で書いた。」
エミリ♪ 「どんな風に?」
はるか♪ 「ポケモンは妄信的にトレーナーについていくんじゃなくて、自分なりに考えてパートナーとしてトレーナーを見てるってこと。」
エミリ♪ 「たとえば?」
はるか♪ 「あたしのポケモンなら、たとえばイ♪は深く考えずに妄信的に女王様に従ってるけど、チョキン♪は自分なりに考えてる。」
エミリ♪ 「自分なりに考えて、女王様についてきてるってことですね。」
はるか♪ 「ヤマメ♪みたいに理由もなしに反発してる子もいるしね。」
エミリ♪ 「R団のポケモンも同じですね。」
はるか♪ 「うん。団長の行動を一部批判的に見てる子もいるけど、結局みんな団長を慕ってる。」
エミリ♪ 「成長譚じゃないけど、このお話でいっそうみんなの絆が深まればいいのにね。」
はるか♪ 「あと隠れテーマがあるんだけど。」
エミリ♪ 「何?」
はるか♪ 「あえて語らない。隠れテーマっていうより一貫して前面に押し出してるんで、考えてみてほしい。」

(2009.12.27)

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最終更新:2009年12月27日 22:32